高橋悠治(1938- )

東京生れ、柴田南雄、小倉朗、ヤニス・クセナキスに作曲をまなぶ。1963~66年フランス、ドイツで現代音楽のピアニストとして活動、66~71年アメリカで演奏活動とコンピュータ音楽の研究。72年に帰国し、74~76年武満徹たちと作曲家グループ「トランソニック」 を組織して季刊誌を編集。78~85年「水牛楽団」で世界の抵抗歌をアレンジ・演奏、80~87年月刊ミニコミ『水牛通信』発行。76年から富山妙子と映像と音楽による物語の共作。田中信昭のために合唱音楽をこれまで20曲以上作曲。91~2006年高田和子のために三味線と声のための作品を作曲。1992~2003年フォンテックからCDシリーズ『高橋悠治リアルタイム』。06年から栃尾克樹と、08年から波多野睦美とのコラボレーション。著書として『音の静寂 静寂の音』(平凡社)、富山妙子との共作CD付絵本『けろけろころろ』(福音館)、『きっかけの音楽』『カフカノート』(みすず書房)。

川島素晴(作曲・指揮)(1972- )

東京生まれ。東京藝術大学、同大学院修了、作曲を近藤譲、松下功に師事。1992年秋吉台国際作曲賞、96年ダルムシュタット・クラーニヒシュタイン音楽賞(同賞作曲部門史上日本人唯一の受賞)、97年芥川作曲賞、2009年中島健蔵音楽賞、17年一柳慧コンテンポラリー賞などを受賞。現代音楽などに関する論文やエッセイ、解説などの執筆も多数行っているほか、いずみシンフォニエッタ大阪プログラム・アドバイザーなど、現代音楽の企画・解説に数多く携わり、16年9月にテレビ朝日「タモリ倶楽部」、19年11月から20年9月に同「題名のない音楽会」に4回、20年3月にNHK 「沼にハマってきいてみた」に現代音楽などの解説者として登壇。17年より作品個展シリーズ「川島素晴 works」、20年よりリサイタルシリーズ「川島素晴 plays」を定期開催。アンサンブル東風での指揮活動をはじめ、自作や現代音楽作品を中心に様々な演奏活動に携わっている。(一社)日本作曲家協議会副会長。国立音楽大学および同大学院准教授、東京音楽大学、尚美学園大学各講師。

本條秀慈郎(三弦)

本條秀太郎に師事し本條秀慈郎の名を許される。演出家の蜷川幸雄に演奏を絶賛された。ニューヨーク・タイムズやBBCラジオにとりあげられる。ロンドン・ウィグモアホールにてリサイタルデビュー。坂本龍一への委嘱作品や藤倉大『三味線協奏曲』の演奏を重ねる。東京オペラシティ リサイタルシリーズ「B→C」出演。桐朋学園大学短期大学部卒業。杵屋勝芳壽に師事。現在、同大学講師。ACCフェロー、文化庁芸術祭新人賞、出光音楽賞、京都青山音楽賞青山賞、宇都宮エスペール賞受賞。文化庁文化交流使としてアンサンブル・モデルン、アンサンブル・アンテルコンタンポラン・ソロイスツ、インターナショナル・コンテンポラリー・アンサンブルなどと共演。

西岡まり子(マリンバ)

同志社女子大学、フライブルク音楽大学、バーゼル音楽大学院卒業。平成18年度文化庁新進芸術家研修員。第56回ミュンヘンARD国際音楽コンクール打楽器部門ファイナリストおよび特別賞。バイエルン放送交響楽団と打楽器協奏曲を共演。第44回ダルムシュタット国際現代音楽夏期講習にて奨学生賞を受賞のほか、第1回日本ジュニア管打楽器コンクール第1位、第25回日本管打楽器コンクール入賞、平成21年度平和堂財団芸術奨励賞など受賞歴多数。ソロ、アンサンブル、オーケストラ、オペラ、録音などに参加するほか、Cosmo Projektとして多彩なコラボレーションを主宰。関西打楽器協会理事。
http://www.mariko-nishioka.com

篠田浩美(マリンバ)

東京藝術大学器楽科卒業。ソリストとしてコンチェルトの共演や、多くの作曲家の初演に参加し、ジャンルを問わず活動中。ピアノコンクール、打楽器コンクールで数々の賞を受賞。DTM打ち込み作曲、電子パーカッション、パーティー演奏、さらにはイベントやネット番組の司会など活動の場を広げている。リトミックやワークショップにも精力的で幼児教育にも熱心に取り組む。映画『大仏廻国』の音楽制作。和楽器奏者としても活躍し歌舞伎・邦楽演奏会にも多数出演。千葉商科大学非常勤講師。

ガムラングループ・ランバンサリ

インドネシア中部ジャワのガムランを演奏するグループ。1985年結成以来、自主公演や各種イベントへの出演、学校の芸術鑑賞会、講座開催など幅広い活動を行っている。インドネシア、マレーシア、韓国での公演のほか、TV「題名のない音楽会」「タモリ倶楽部」などに出演。インドネシアの人気女形舞踊家ディディ・ニニ・トウォ、ワヤン人形遣いプルボを招聘し共演。DVD『万華鏡』、CD『浜松市楽器博物館コレクションシリーズ44 ジャワガムラン~インドネシア中部ジャワ 青銅打楽器の輝き』。
http://www.lambangsari.com/

読売日本交響楽団

1962年、クラシック音楽の振興と普及のために読売新聞社、日本テレビ放送網、読売テレビのグループ3社を母体に設立された。創立以来、世界的な指揮者、ソリストと共演を重ねている。現在、常任指揮者をS.ヴァイグレが務め、サントリーホールや東京芸術劇場などで演奏会を多数開催。演奏会などの様子は日本テレビ「読響シンフォニックライブ」で放送されている。2017年にはS.カンブルラン指揮のメシアン『アッシジの聖フランチェスコ』(全曲日本初演)が好評を博し、サントリー音楽賞などを受賞した。
https://yomikyo.or.jp/

鈴木優人(指揮)

東京藝術大学および同大学院修了。オランダ・ハーグ王立音楽院修了。第18回齋藤秀雄メモリアル基金賞、第18回ホテルオークラ音楽賞受賞。バッハ・コレギウム・ジャパン首席指揮者。読売日本交響楽団指揮者/クリエイティヴ・パートナー。アンサンブル・ジェネシス音楽監督。指揮者としてNHK交響楽団、東京交響楽団、読売日本交響楽団などと共演。NHK-FM「古楽の楽しみ」にレギュラー出演。2019年ハルモニア・ムンディよりヴィオラのアントワン・タメスティとの新譜リリース。調布国際音楽祭エグゼクティブ・プロデューサー。
Twitter:@eugenesuzuki
Facebook:@masatosuzukimusic
Instagram:@masatosuzukimusic

東京フィルハーモニー交響楽団

1911年創立。日本のオーケストラとして最古の歴史をもち、メンバー約130名、シンフォニーオーケストラと劇場オーケストラの両機能をあわせもつ。名誉音楽監督チョン・ミョンフン、首席指揮者アンドレア・バッティストーニ、特別客演指揮者ミハイル・プレトニョフ。自主公演のほか、新国立劇場ほかでのオペラ・バレエ演奏、NHKほかにおける放送演奏など、高水準の演奏活動を展開。また、海外公演も積極的に行い、国内外から高い注目を集めている。89年からBunkamuraオーチャードホールとフランチャイズ契約を結んでいる。東京都文京区、千葉県千葉市、長野県軽井沢町、新潟県長岡市と事業提携を結び、各地域との教育的、創造的な文化交流を行っている。
https://www.tpo.or.jp/
Facebook:@TokyoPhilharmonic
Twitter:@tpo1911
Instagram:@tokyophilharmonicorchestra

閉じる