茂木宏文(1988〜 )

千葉県出身。東京音楽大学卒業、同大学院修了。これまでに作曲を池辺晋一郎、糀場富美子、鈴木純明、西村朗、原田敬子、藤原豊、村田昌己に師事。指揮を汐澤安彦、時任康文、野口芳久に師事。2014年『Violin Concerto -波の記憶-』で第3回山響作曲賞21を受賞。15年ヴァレンティノ・ブッキ国際作曲コンクールファイナリスト。15年度奏楽堂日本歌曲コンクール第22回作曲部門(一般の部)第3位および畑中良輔賞受賞。16年度武満徹作曲賞第1位受賞。第27回芥川作曲賞受賞。東京ハッスルコピーより打楽器アンサンブル、オーボエトリオなどの作品が出版されている。現在、東京音楽大学非常勤研究員。東京成徳短期大学非常勤講師。

鈴木治行(1962〜 )

田中賢に作曲の手ほどきを受け、南弘明に対位法を学ぶ。1990年作曲家グループTempus Novum結成。95年『二重の鍵』が第16回入野賞受賞。2005年ガウデアムス音楽週間、06年サンタマリア・ヌオヴァ音楽祭、07年LesInouie(ボルドー)、09年Experimental Intermedia(ニューヨーク)、16年Music From Japanほか、作品は国内外で演奏、放送されている。

稲森安太己(1978〜 )

東京学芸大学およびケルン音楽大学にて作曲を山内雅弘、ミヒャエル・バイル、ヨハネス・シェルホルンに師事。2009年東京学芸大学大学院修了、11年ケルン音楽大学コンツェルトエグザメン課程修了、13年同大学大学院修了。18年ミュンヘン・ビエンナーレにてオペラ『ヴィア・アウス・グラス』が上演される。07年日本音楽コンクール第1位。現在、デトモルト音楽大学およびケルン音楽大学非常勤講師。

北爪裕道(1987〜 )

東京藝術大学大学院作曲専攻修了、並行して桐朋学園大学などで指揮を学ぶ。その後、文化庁新進芸術家海外研修制度、ローム ミュージック ファンデーションなどからの給費を得てパリに滞在。パリ国立高等音楽院作曲科第一・第二課程をともに首席で修了。IRCAM作曲・コンピュータ音楽課程修了。作品は世界各地で高い評価を受け、また指揮者としても新作初演などを多数手がける。現在、東京藝術大学作曲科、桐朋学園大学作曲理論科非常勤講師。

杉山洋一(指揮)

2000年アンサンブル・モデルンを皮切りに、オーケストラ・ミラノ・ムジカ、クラングフォルム・ウィーンを、日本では都響、新日本フィル、東京フィル、東響、仙台フィル、東京混声合唱団を指揮。オペラではカザーレ『チョムスキーとの対話』(ボローニャ)メルキオーレ『碁の名人』初演(ヴェローナ)、『ファルスタッフ』(高松)、『魔笛』(仙台、白河)、細川俊夫『大鴉』(ボルツァーノ)などを指揮。「東京現音計画#01~イタリア特集I」で第13回佐治敬三賞、第2回一柳慧コンテンポラリー賞、平成29年度芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。

山澤 慧(チェロ)

東京藝術大学附属音楽高等学校、同大学を経て、同大学院を修了。大学卒業時に同声会賞受賞、大学院修了時に大学院アカンサス賞受賞。第2回秋吉台音楽コンクール第1位、第11回現代音楽演奏コンクール“競楽XI”第1位、第24回朝日現代音楽賞受賞。音川健二、藤沢俊樹、河野文昭、西谷牧人、鈴木秀美、山崎伸子に師事。フランクフルトにてアンサンブル・モデルンのチェロ奏者M. カスパーに師事。2018年サマーフェスティバルに出演、19年2月「明日を担う音楽家たち」公演にて東京シティ・フィルと共演。20年2月「B→C:バッハからコンテンポラリーへ」に出演予定。藝大フィルハーモニア管弦楽団首席チェロ奏者、千葉交響楽団契約首席チェロ奏者。

菅原 淳(打楽器)

東京藝術大学卒業。フランス政府給費留学生として、パリ国立高等音楽院に留学。ラ・ロッシェル国際打楽器コンクール第1位。中島健蔵音楽賞、文化庁芸術祭優秀賞、朝日現代音楽賞を受賞。長年にわたり、読売日本交響楽団の首席ティンパニ奏者を務めた。打楽器ソロのCD『菅原淳/木と皮の鼓動』『花と星』をリリース。打楽器アンサンブル「パーカッション・ミュージアム」「パーカッション・ギャラリー」の主宰。現在東京音楽大学客員教授、昭和音楽大学客員教授、日本大学芸術学部講師。

石田湧次(打楽器)

愛媛県出身。東京音楽大学卒業。在学中に特別特待奨学生、明治安田クオリティオブライフ文化財団奨学生として奨学金を受ける。第1回タイ国際打楽器コンクール第3位。第34回日本管打楽器コンクール第3位。第14回東京音楽大学コンクール第1位。第17回KOBE国際音楽コンクール最優秀賞(第1位)。これまでに2回のパーカッション・リサイタルを開催。現在、東京音楽大学助手、東京音楽大学付属高等学校非常勤講師。/p>

有馬純寿(エレクトロニクス)

1965年生まれ。エレクトロニクスやコンピュータを用いた音響表現を中心に、現代音楽、即興演奏などジャンルを横断する活動を展開。これまでに数多くの演奏会で電子音響の演奏や音響技術を手がけ高い評価を得ている。第63回芸術選奨文部科学大臣新人賞芸術振興部門受賞。2012年より国内外の現代音楽シーンで活躍する演奏家たちとアンサンブル「東京現音計画」を開始、第1回公演が第13回佐治敬三賞を受賞。また実験的な演奏家や美術家とのコラボレーションも多い。現在、帝塚山学院大学人間科学部准教授。京都市立芸術大学非常勤講師。

新日本フィルハーモニー交響楽団(管弦楽) 

1972年、指揮者・小澤征爾のもと楽員による自主運営のオーケストラとして創立。97年、墨田区に移転。すみだトリフォニーホールを活動の本拠地とし、日常の練習と公演を行う日本初の本格的フランチャイズを導入。定期演奏会や特別演奏会のほか、地域に根ざした演奏活動も特徴的。99年、小澤征爾が桂冠名誉指揮者に就任。受賞歴に三菱UFJ信託音楽賞、ミュージック・ペンクラブ音楽賞など。2016年9月より指揮者・上岡敏之が音楽監督を務めている。このほか、04年に音楽家・久石譲と立ち上げた “新日本フィル・ワールド・ドリーム・オーケストラ“で幅広い人気を集め、映画『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』『崖の上のポニョ』では管弦楽を担当。

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