渡辺裕紀子

桐朋学園大学修了後、渡欧。野村国際文化財団、ローム ミュージック ファンデーション、DAADより奨学金を得て、グラーツ音楽大学、ケルン音楽大学にて学ぶ。2013年文化庁新進芸術家海外研修員。オーストリア放送協会若手作曲賞、第26回芥川作曲賞受賞。作曲を原田敬子、間宮芳生、ベアート・フラー、ヨハネス・シェルホルンに師事。アンサンブル・モデルン奨学生として研修後、現在シェッピンゲン芸術村にて招待作曲家として活動。

岸野末利加

1971年生まれ。ケルン在住。94年同志社大学法学部法律学科卒業。95年渡仏。98年パリ・エコール・ノルマル音楽院作曲科、2003年リヨン国立高等音楽院作曲科卒業。04〜05年IRCAM研究員。作曲を平義久、ロベール・パスカル、フィリップ・ルルーに師事。ベネチア・ビエンナーレ、アルス・ムジカ、ザグレブ・ビエンナーレ、ラジオ・フランス・プレザンス、ヴィッテン現代音楽祭などの著名な音楽祭で委嘱作品を精力的に発表している。

久保哲朗

1992年生まれ。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校、同大学学部作曲科を経て同大学院作曲専攻を修了。2015、16年戸部眞紀財団奨学生。16年第85回日本音楽コンクール作曲部門にて第2位と岩谷賞(聴衆賞)。17年クマ財団奨学生。17年第34回現音新人作曲賞入選、聴衆賞。17年第86回日本音楽コンクール作曲部門にて第1位、三善賞、明治安田賞。これまでに作曲を室谷章、吉本隆行、西岡龍彦、川井學、小鍛冶邦隆に師事。

坂田直樹

1981年生まれ。2007年愛知県立芸術大学、08年パリ・エコール・ノルマル音楽院をそれぞれ首席で卒業。13年パリ国立高等音楽院のステファノ・ジェルヴァゾーニのクラスを修了。14年IRCAMにて研修を受ける。フランス著作権協会賞、第36回入野賞、17年度武満徹作曲賞第1位、第66回尾高賞など受賞多数。現在はパリにて活動を行い、フランス・ミュジーク、フランス文化省などから委嘱を受けている。

杉山洋一(指揮)

1969年生まれ。2000年、アンサンブル・モデルンを皮切りに、オーケストラ・ミラノ・ムジカ、クラングフォーラム・ウィーンを、日本では都響、新日本フィル、仙台フィル、東京混声合唱団を指揮。オペラではカザーレ『チョムスキーとの対話』(ボローニャ)メルキオーレ『碁の名人』初演(ヴェローナ)、『ファルスタッフ』(高松)、『魔笛』(仙台、白河)、細川俊夫『大鴉』(ボルツァーノ)などを指揮。作曲家として第13回佐治敬三賞、第2回一柳慧コンテンポラリー賞を受賞。指揮者としては平成29年度芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。

山本佳輝(ヴァイオリン)

4歳よりヴァイオリンを始める。第65回全日本学生音楽コンクール大阪大会中学生の部第1位。第8回横浜国際音楽コンクール高校の部第1位。第86回日本音楽コンクール作曲部門にアンサンブルリームとして出演、コンクール委員会特別賞を受賞。ソリストとしてジョルト・ナジ、ラースロー・ティハニ、藝大フィルハーモニア管弦楽団と共演。飛騨高山国際音楽祭に参加。これまでに原田幸一郎、漆原朝子に師事。現在は東京藝術大学4年在学。学内にて福島賞受賞。

佐藤芳恵(クラリネット)

東京藝術大学附属音楽高等学校を経て、東京藝術大学卒業。同大学大学院修士課程修了。大学卒業時にアカンサス音楽賞、同声会賞を受賞。同声会新人演奏会に出演。2015年NONAKAクラリネット・アカデミーにてP. ベローのマスタークラスを受講。同時にセルマー・パリ奨励賞受賞。DAC若手演奏家リサイタルシリーズ「ポップ・ステップ」出演。これまでにクラリネットを清川貴子、兼氏康雄、兼氏規雄、山本正治、濱崎由紀、十亀正司、金子平、三界秀実に師事。ぱんだウインドオーケストラクラリネット奏者。

田村優弥(テューバ)

1991年栃木県宇都宮市出身。作新学院高校を経て東京藝術大学を卒業、同大学大学院修士課程を修了。これまでにテューバを池田幸広、稲川榮一、多戸幾久三に師事。第20回コンセールマロニエ21金管部門第1位。第33回日本管打楽器コンクールテューバ部門入選。またMenagerie Brass Quintetのメンバーとして第10回チェジュ国際金管楽器コンクール(韓国)金管五重奏部門第1位。ソリストとして足利カンマーオーケスターと共演、2018年8月には東京交響楽団と共演。

奥村志緒美(ピアノ)

2016年東京藝術大学卒業、現在同大学院修士課程に在学中。15年度藝大モーニングコンサートのソリストに選出される。第63回全日本学生音楽コンクール全国大会高校の部入選。第40回ピティナ・ピアノコンペティション特級セミファイナル入選。第1回Shigeru Kawai国際ピアノコンクールセミファイナル奨励賞。これまでにソリストとしてセントラル愛知交響楽団、藝大フィルハーモニアと共演。声楽伴奏、新作初演などにも多く携わる。ピアノを太田さと子、杉浦日出夫、本村久子、長谷正一、西川秀人、江口玲に師事。

新日本フィルハーモニー交響楽団(管弦楽) 

1972年指揮者、小澤征爾のもと楽員による自主運営のオーケストラとして創立。97年、墨田区に移転。同年オープンのすみだトリフォニーホールを本拠地として定期演奏会のほか、地域に根ざした演奏活動も特徴的。久石譲と立ち上げた「新日本フィル・ワールド・ドリーム・オーケストラ」で幅広い人気を集めているほか、映画『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』『崖の上のポニョ』では管弦楽を担当。2016年9月より指揮者・上岡敏之が音楽監督を務めている。

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