Forum Report
2021年5月および6月、グローバルな文脈での日本では2つのオンラインセミナーを開き、2013年に取り上げた「幸福」について改めて議論を行った。
世界各国ではより多くの個人や企業、政府が幸福や健康、ウェルビーイングを促進し、測定するための新しい手法を模索し、「よき生とは何か」を問うている。
同時に、新型コロナウイルスの世界的流行や、その他の地球規模での課題によるリスクと緊急性は増してきている。
まず、2021年5月27日に、京都大学こころの未来研究センターの内田由紀子教授によるセミナーが行われた。内田教授は心理学の視点から、人口動態の異なる社会間での幸福度の関連性や若年世代での幸福の「最適化」、コロナ禍の影響もふくめて、2013年以降の幸福度の傾向についての示唆に富んだ分析を行った。
続いて2021年6月10日には、ウォーイック大学ウォーイック・ビジネス・スクールの二ック・ポータヴィー教授を招いてのセミナーを行った。ポータヴィー教授は、幸福の測定方法、メンタルヘルスの重要性、高齢化社会の影響など、幸福に関連する学術的および政策的傾向について興味深い解説を行った。
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