Forum:Issue 013 Mass Media, Fake News

Forum Report

2018年4月2日、「日本のマスメディア、世界のフェイクニュース」をテーマに「グローバルな文脈での日本」の第13回研究会を東京で開催した。
最初に朝日新聞社社会部記者の中井大助氏が報告を行った。中井氏は「流転する日本のメディア──監視役か、フェイクニュースか?」と題する報告の中で、信頼という点から日本のメディアと市民の関係について語った。また、国境なき記者団による日本の報道の自由に関する分析や、放送法改正の提案などについても議論がされた。
二人目の報告者であるカールトン大学教授のアンドリュー・コーエン氏は、「トランプのアメリカにおける真実を巡る戦いとその行方」と題する報告を行った。コーエン氏は、アメリカと他の西洋諸国の政治とメディアの状況と、ジャーナリストが今日直面している経済的な制約を説明した。そして、これらの困難な情勢に立ち向かうための数々の提案を語った。