Forum Report
2014年12月15日に、「グローバルな文脈での日本」プロジェクトの第7回フォーラム「ヘゲモニー言語としての英語」が、東京の駐日カナダ大使館で行われた。最初に苅谷剛彦教授(オクスフォード大学)が、「グローバル化と日本の大学:なぜ幻想におびえるのか?」と題する報告を行った。苅谷は近年の日本政府による、日本の大学の「国際化」への取り組みについて検証し、「グローバル30」や「スーパーグローバル大学」事業に対して批判的な分析を行った。続いてイブ・ハク教授(ヨーク大学)が、「カナダの二言語併用政策の枠内における多文化主義の国家的枠組みと日本へのインプリケーション」をテーマに語った。ハク教授はカナダの言語政策の歴史と現状についての分析を行い、そこから将来の日本の言語および多文化主義政策にどのような示唆が与えられるかについて語った。(詳細はFinal Reportを参照)