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サントリー芸術財団コンサート「TRANSMUSIC 音楽のエッセンツィア “現代音楽の楽しみ方” 作曲家 西村朗を迎えて」開催

サントリー芸術財団(代表理事:堤 剛、鳥井信吾)は、2010年11月11日(木)、いずみホールにおいて、コンサート「TRANSMUSIC 音楽のエッセンツィア“現代音楽の楽しみ方”作曲家 西村朗を迎えて」を開催します。

サントリー芸術財団では、現代音楽の新しい方向性や可能性を探っていこうと、2003年から「 トランスミュージック* 対話する作曲家」と題し、従来のコンサート形式にこだわらない新しい演奏会を開催してきました。今回の「TRANSMUSIC 音楽のエッセンツィア」は、ひとりでも多くの方に、同時代の作曲家とその音楽世界に関心を寄せていただくとともに、今年からの新しい企画や試みにチャレンジすることにより、トークや演奏などを通じて、新しい作品への接し方をご提案するものです。

第1回のテーマ作曲家にはいずみシンフォニエッタ大阪の音楽監督、西村朗氏をお迎えします。西村氏の新作を含む全8曲を演奏するほか、NHK教育テレビ「N響アワー」の案内役としても活躍される同氏と、「音楽の聴き方」(中公新書)をはじめ数々の著書をもつ岡田暁生氏が現代音楽の聴き方や楽しみ方、その魅力等についてトークを繰り広げます。
また、ピアノ作品を室内オーケストラ用に編曲するとどう変化するかといった実験や、来場いただいた方全員に新作のピアノ曲の楽譜をお持ち帰りいただき、西村作品の音楽の粋=エッセンツィアに直に触れていただくといった新たな試みも行います。
さらに、コンサートの最後には、来年のテーマ作曲家中川俊郎氏の新曲も次回の予告編として演奏します。

*トランスtrans−【接頭語】「超越して」「別の状態[所]に」などの意

― 記 ―
公演名 「TRANSMUSIC 音楽のエッセンツィア“現代音楽の楽しみ方”作曲家 西村朗を迎えて」
公演日時 2010年11月11日(木) 開演 19時
会場 いずみホール(所在地:大阪市中央区城見1−4−70)
曲目 西村朗:
アリラン幻想曲 for piano
トッカータ for piano
<鳥の歌>による幻想曲 for viola solo
星の鏡 for piano solo
星の鏡 室内オーケストラ版(委嘱作品・世界初演)
<ヴィシュヌの臍(へそ)>〜ピアノと室内オーケストラのための(委嘱作品・世界初演)
ピアノのための<花弁の中で>−<ヴィシュヌの臍>内包曲−(委嘱作品・世界初演)

中川俊郎:
幻想曲 for piano solo(委嘱作品・世界初演)

西村朗氏と岡田暁生氏によるトークセッションも行います。
出演 板倉康明(指揮)
碇山典子、小坂圭太(ピアノ)
山碕智子(ヴィオラ)
いずみシンフォニエッタ大阪
監修 伊東信宏、岡田暁生、西村朗
入場料 S4,000円 A3,000円 B2,000円 学生券1,000円(全指定席)
(学生券は大阪コンサート協会のみ取り扱い)
主 催 公益財団法人 サントリー芸術財団
http://suntory.jp/SFA/
協 賛 サントリーホールディングス株式会社
マネジメント 大阪コンサート協会
制作協力 東京コンサーツ
お問い合わせ・電話予約 大阪コンサート協会 06−6762−2204
osaka-c@nifty.com
前売り いずみホールチケットセンター 06−6944−1188
チケットぴあ 0570−02−9999 http://t.pia.jp/
〔Pコード114−424〕
ローソンチケット 0570−084−005〔Lコード52618〕

[プロフィール]
<西村朗(にしむら・あきら)>
大阪市に生まれる。東京芸術大学卒業、同大学院終了。
日本音楽コンクール作曲部門第1位(1974)、エリザベート国際音楽コンクール作曲部門大賞(1977・ブリュッセル)、ルイジ・ダルッラピッコラ作曲賞(1977・ミラノ)、尾高賞(1988・1992・1993・2008)、中島健蔵音楽賞(1990)、京都音楽賞[実践部門賞](1991)、日本現代芸術振興賞(1994)、エクソンモービル音楽賞(2001)、第3回別宮賞(2002)、第36回(2004年度)サントリー音楽賞、第47回毎日芸術賞(2005)等を受賞。この他、2002年度芸術祭大賞に「アルディッティSQプレイズ西村朗『西村朗作品集5』」が、2005年度芸術祭優秀賞に「メタモルフォーシス・西村朗室内交響曲」が選ばれる。現在、東京音楽大学教授、2000年よりいずみシンフォニエッタ大阪の音楽監督に就任、2003年よりNHK-FM「現代の音楽」の解説を6年間行い、2009年より同教育テレビ「N響アワー」の司会者を務める。

<中川 俊郎(なかがわ・としお)>
桐朋学園大学音楽学部作曲家卒業。作曲を三善晃、ピアノを故・末光勝世、故・森安耀子 各氏に師事。「MUSIC TODAY’82(武満徹企画構成)」の一環として開催された10周年記念国際作曲コンクールで、自作自演で第1位。ジョン・ケージにも高く評価される。1988年村松賞、中島健蔵音楽賞を受賞。2009年にはサントリー芸術財団コンサート「作曲家の個展 中川俊郎」が開催された。現在、日本現代音楽協会理事、日本作曲家協議会理事。作曲家団体深新會会員。CM音楽の分野でも受賞多数。東芝EMIから、サントリー烏龍茶のCM曲を集めた“chai”などCocoloni utao”、 “Chai Classic”をリリース。

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