【レクイエム】ことばと人物

レクイエムでは総勢29名の詩人・歴史上の人物などの45種のテキスト・メッセージ(総時間約120分!)が、ある時は録音として、ある時は生の語りや歌として、会場内のいたる所から聴こえてきます。それはまさに「音のコラージュ」のようです。その「ことば」についてご説明します。

「ことば」の分類

ビートルズ、マヤコフスキー、毛沢東など…

このように多様な登場人物や著作による「ことば」が、ステージ上の歌手・語り手や会場を取り巻くように配置された合唱(4ヶ所)・スピーカー(8ヶ所)から聴こえてきます。
それぞれの配置イメージは下図のとおりです。

配置イメージ

クリックすると、「ことば」の引用元が表示されます。

※配置のイメージであり、正確な立ち位置を示すものではありません。

例えば、ビートルズはスピーカー1から聴こえますが、マヤコフスキーは語り手・合唱・全てのスピーカーから様々なタイミングで聴こえてきます。どこから何が聴こえるかを、演奏・再生順に記載していますので、以下をご参照ください。

スピーカー1
ルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタイン 『哲学探究』
シャーンドル・ヴェレシュ 『太鼓と踊り』
「伝道の書」
ダリウス・ミヨー 《世界の創造》
ジェイムズ・ジョイス 『フィネガンズ・ウェイク』
シャーンドル・ヴェレシュ 『太鼓と踊り』
リヒャルト・ヴァーグナー 《トリスタンとイゾルデ》
クルト・シュヴィッタース 『アンナ・ブルーメに』
ドイツ放送布告
アドルフ・ヒトラー 演説
エズラ・パウンド 『ピサ詩編』
アルベール・カミュ 『カリギュラ』
コンラート・バイヤー 『第六感』
ビートルズ 《ヘイ・ジュード》
ウラジーミル・マヤコフスキー 『声を限りに』
ハンス・ヘニー・ヤーン 『グスタフ・アニアス・ホルンの手記』
ヨアヒム・リッベントロープ ロシア民衆への通告
高射砲隊の報告
各国の政治デモのモンタージュ
コンラート・バイヤー 『第六感』

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スピーカー2
法王ヨハネス23世 教会一致運動のための公会議
シャーンドル・ヴェレシュ 『太鼓と踊り』
「伝道の書」
ダリウス・ミヨー 《世界の創造》
ジェイムズ・ジョイス 『フィネガンズ・ウェイク』
シャーンドル・ヴェレシュ 『太鼓と踊り』
リヒャルト・ヴァーグナー 《トリスタンとイゾルデ》
アイスキュロス 『ペルシャの人々』
クルト・シュヴィッタース 『アンナ・ブルーメに』
エズラ・パウンド 『ピサ詩編』
アルベール・カミュ 『カリギュラ』
コンラート・バイヤー 『第六感』
ビートルズ 《ヘイ・ジュード》
ウラジーミル・マヤコフスキー 『声を限りに』
ハンス・ヘニー・ヤーン 『グスタフ・アニアス・ホルンの手記』
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン 《交響曲第九番》
ヨーゼフ・ゲッベルス 演説 総力戦
オットー・レーマ― ヒトラー暗殺クーデター後の演説
各国の政治デモのモンタージュ
コンラート・バイヤー 『第六感』

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スピーカー3
ジェイムズ・ジョイス 『ユリシーズ』
シャーンドル・ヴェレシュ 『太鼓と踊り』
「伝道の書」
ダリウス・ミヨー 《世界の創造》
ジェイムズ・ジョイス 『フィネガンズ・ウェイク』
シャーンドル・ヴェレシュ 『太鼓と踊り』
リヒャルト・ヴァーグナー 《トリスタンとイゾルデ》
アイスキュロス 『ペルシャの人々』
クルト・シュヴィッタース 『アンナ・ブルーメに』
ネヴィル・チェンバレン 演説
エズラ・パウンド 『ピサ詩編』
アルベール・カミュ 『カリギュラ』
アレクサンダー・ドゥプチェク チェコ国民に向けての演説
コンラート・バイヤー 『第六感』
ビートルズ 《ヘイ・ジュード》
ウラジーミル・マヤコフスキー 『声を限りに』
ハンス・ヘニー・ヤーン 『グスタフ・アニアス・ホルンの手記』
ビートルズ 《ヘイ・ジュード》
ウィンストン・チャーチル BBC放送の演説
各国の政治デモのモンタージュ
コンラート・バイヤー 『第六感』

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スピーカー4
アレクサンダー・ドゥプチェク チェコ国民に向けての演説
シャーンドル・ヴェレシュ 『太鼓と踊り』
「伝道の書」
ダリウス・ミヨー 《世界の創造》
ジェイムズ・ジョイス 『フィネガンズ・ウェイク』
シャーンドル・ヴェレシュ 『太鼓と踊り』
リヒャルト・ヴァーグナー 《トリスタンとイゾルデ》
クルト・シュヴィッタース 『アンナ・ブルーメに』
エズラ・パウンド 『ピサ詩編』
アルベール・カミュ 『カリギュラ』
コンラート・バイヤー 『第六感』
ビートルズ 《ヘイ・ジュード》
ウラジーミル・マヤコフスキー 『声を限りに』
ハンス・ヘニー・ヤーン 『グスタフ・アニアス・ホルンの手記』
ビートルズ 《ヘイ・ジュード》
ヨシフ・スターリン 国防委員会委員長任命時の演説
ローラント・フライスラー ナチの人民法廷での演説
各国の政治デモのモンタージュ
コンラート・バイヤー 『第六感』

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スピーカー5
ゲオルギオス・パパンドレウ 国会演説
ウラジーミル・マヤコフスキー 『声を限りに』
シャーンドル・ヴェレシュ 『太鼓と踊り』
オリヴィエ・メシアン 《昇天》
ウラジーミル・マヤコフスキー 『セルゲイ・エセーニン追悼』
ウラジーミル・マヤコフスキー 『セルゲイ・エセーニン追悼』
オリヴィエ・メシアン 《昇天》
ベルント・ツィンマーマン 《1楽章の交響曲》
コンラート・バイヤー 『第六感』
ビートルズ 《ヘイ・ジュード》
ウラジーミル・マヤコフスキー 『声を限りに』
ハンス・ヘニー・ヤーン 『グスタフ・アニアス・ホルンの手記』
ヨアヒム・リッベントロープ ロシア民衆への通告
高射砲隊の報告
各国の政治デモのモンタージュ
コンラート・バイヤー 『第六感』

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スピーカー6
ゲオルギオス・パパンドレウ 国会演説
アイスキュロス 『プロメテウス』
シャーンドル・ヴェレシュ 『太鼓と踊り』
オリヴィエ・メシアン 《昇天》
ウラジーミル・マヤコフスキー 『セルゲイ・エセーニン追悼』
オリヴィエ・メシアン 《昇天》
ベルント・ツィンマーマン 《1楽章の交響曲》
コンラート・バイヤー 『第六感』
ビートルズ 《ヘイ・ジュード》
ウラジーミル・マヤコフスキー 『声を限りに』
ハンス・ヘニー・ヤーン 『グスタフ・アニアス・ホルンの手記』
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン 《交響曲第九番》
ヨーゼフ・ゲッベルス 演説 総力戦
オットー・レーマ― ヒトラー暗殺クーデター後の演説
各国の政治デモのモンタージュ
コンラート・バイヤー 『第六感』

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スピーカー7
ゲオルギオス・パパンドレウ 国会演説
イムレ・ナジ ハンガリー動乱時の演説放送
シャーンドル・ヴェレシュ 『太鼓と踊り』
オリヴィエ・メシアン 《昇天》
ウラジーミル・マヤコフスキー 『セルゲイ・エセーニン追悼』
オリヴィエ・メシアン 《昇天》
ベルント・ツィンマーマン 《1楽章の交響曲》
コンラート・バイヤー 『第六感』
ビートルズ 《ヘイ・ジュード》
ウラジーミル・マヤコフスキー 『声を限りに』
ハンス・ヘニー・ヤーン 『グスタフ・アニアス・ホルンの手記』
ビートルズ 《ヘイ・ジュード》
ウィンストン・チャーチル BBC放送の演説
各国の政治デモのモンタージュ
コンラート・バイヤー 『第六感』

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スピーカー8
ゲオルギオス・パパンドレウ 国会演説
アイスキュロス 『プロメテウス』
シャーンドル・ヴェレシュ 『太鼓と踊り』
オリヴィエ・メシアン 《昇天》
ウラジーミル・マヤコフスキー 『セルゲイ・エセーニン追悼』
オリヴィエ・メシアン 《昇天》
ベルント・ツィンマーマン 《1楽章の交響曲》
コンラート・バイヤー 『第六感』
ビートルズ 《ヘイ・ジュード》
ウラジーミル・マヤコフスキー 『声を限りに』
ハンス・ヘニー・ヤーン 『グスタフ・アニアス・ホルンの手記』
ビートルズ 《ヘイ・ジュード》
ヨシフ・スターリン 国防委員会委員長任命時の演説
ローラント・フライスラー ナチの人民法廷での演説
各国の政治デモのモンタージュ
コンラート・バイヤー 『第六感』

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語り手
ドイツ基本法第1条第1項
毛沢東 『毛沢東語録』
ドイツ基本法第1条第2項
ドイツ基本法第2条
毛沢東 『毛沢東語録』
ドイツ基本法第2条および第3条
毛沢東 『毛沢東語録』
ウラジーミル・マヤコフスキー 『セルゲイ・エセーニン追悼』

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合唱
ポスト・コンムーニオ
イントロイトゥス
オラーツィオ
レクツィオ
レクイエム
レクイエム・エテルナム
イントロイトゥス
ウラジーミル・マヤコフスキー 『セルゲイ・エセーニン追悼』
キリエ
レクツィオ
キリエ
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン 《交響曲第九番》
ドナ・ノビス・パーチェム

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ソプラノ
エズラ・パウンド 『ピサ詩編』
シャーンドル・ヴェレシュ 『太鼓と踊り』
ウラジーミル・マヤコフスキー 『セルゲイ・エセーニン追悼』
キリエ
レクツィオ
ドナ・ノビス・パーチェム

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バリトン
エズラ・パウンド 『ピサ詩編』
ウラジーミル・マヤコフスキー 『セルゲイ・エセーニン追悼』
キリエ
レクツィオ
ドナ・ノビス・パーチェム

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本番では、これだけの「ことば」の渦が空間+時間の4次元的に会場を包み込みます。
この体験はライブならではです。是非、会場でお楽しみください。

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