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FTVジュニアオーケストラ「FTVジュニアオーケストラと千葉交響楽団のワークショップ&合同演奏会」
- 実施日時
- 2023年1月6日(金)、7日(土)
- 実施場所
- ふくしん夢の音楽堂 大ホール
- プログラム
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【第I部】
グリーグ:組曲『ホルベアの時代から』第1曲 前奏曲
R・シュトラウス:セレナーデ 変ホ長調
ビゼー:交響曲 ハ長調 第I楽章【第II部】
ヴェルディ:歌劇『アイーダ』より 凱旋行進曲
ワルトトイフェル:ワルツ『女学生』
J・シュトラウスII世:シャンパン・ポルカ
J・シュトラウスII世:アンネン・ポルカ
ビゼー:組曲『アルルの女』より カリヨン、ファランドール
- 出演
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田中一嘉(指揮)、FTVジュニアオーケストラ
FTVジュニアオーケストラOB
賛助出演:田中洋子(ヴァイオリン)
共演:郡山ジュニアフィルハーモニーオーケストラ
協力:公益財団法人千葉交響楽団
主催者からの活動レポートをお届けします。
FTVジュニアオーケストラは、福島テレビ開局10周年を記念し1974年に誕生しました。現在、小学4年生から高校生まで約30名の団員で構成されています。今回開催しました「ニューイヤーコンサート2023」は、コロナ禍では4回目の演奏会となり、感染対策を万全に行い開催することができました。
今回の活動ですが、公益財団法人千葉交響楽団側から「福島の子供たちと一緒に演奏会を開けないか」との提案を受け実現したものです。
コンサートの本番前日には、ワークショップを行い、千葉交響楽団のメンバーより指導していただきました。まずパートやセクションに分かれて練習を行い、その後大ホールステージで全体練習を行いました。
プロの方の細やかで的確な指導を受け、目を輝かせながら取り組む子供たちの姿が印象的でした。ワークショップは約5時間に及び、子供たちにとっては大いに刺激を受けた非常に内容の濃い時間となりました。
迎えた翌日、コンサートの第1部では、FTVジュニアオーケストラメンバーで演奏を行いました。2曲目に演奏した「セレナーデ」はリヒャルト・シュトラウスが作曲した年齢と同じ年頃の団員が奏でる趣向で、関係者からは非常に興味深かったとの感想をいただきました。第2部では千葉交響楽団のメンバー、そしてこちらも初めての共演となる郡山ジュニアフィルハーモニーオーケストラと一緒に演奏を披露しました。総勢80名のステージとなり、団員からは久しぶりに大人数でのオーケストラ演奏を行いとても楽しかったとの感想が聞かれました。最後はFTVジュニアオーケストラ恒例のラデツキー行進曲をアンコールで演奏し会場が一体となり新しい年の始まりにふさわしい晴れやかなステージとなりました。
今回の活動は、プロの方から直接指導を受け、演奏レベルをアップさせるまたとない機会となりました。また県内の他の音楽団体とも交流を深める貴重な場にもなりました。少子化やコロナ禍で団員数が減少傾向にある中、今後もこうした機会を模索しながら音楽活動を継続していければと考えております。
東日本大震災から11年が経過し、団員の中には震災後に生まれた子供もいます。これまで支えて頂いた多くの方々への感謝の気持ちを忘れず、これからも地元福島を明るく元気にするような演奏を届けていきたいと思います。