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一般社団法人琉球フィルハーモニック「響け!復興へのハーモニー in 沖縄 ~つながる未来~ 岩手・宮城・福島・沖縄の子どもたちによる合同オーケストラコンサート Vol.6 」
- 実施日時
- 2022年8月7日(日)14:00
- 実施場所
- パレット市民劇場
- プログラム
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モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス
モーツァルト:歌劇「劇場支配人」序曲
久石 譲:君を乗せて
東北3県メドレー
BEGIN:島人ぬ宝
小山薫堂作詞 youth case作曲:「ふるさと」嵐バージョン(合唱入り)
小田美樹作詞・作曲:群青(合唱入り)
アンコール 岩井俊一作詞/菅野よう子作曲:「花は咲く」(合唱入り)
- 出演
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エル・システマジャパン 大槌子どもオーケストラ(岩手県)
仙台ジュニアオーケストラ(宮城県)
エル・システマジャパン相馬子どもオーケストラ(福島県)
那覇ジュニアオーケストラ(沖縄県)
那覇市立仲井真小学校合唱団&合唱団Azzurro(沖縄県)
後藤正樹(指揮)、工藤かや(合唱指導&指揮)、池田育代(合唱ピアノ)
上原玲子(司会・ピアノ)
主催者からのレポートをお届けします。
前回のVol.5は新型コロナの影響でホールからの無観客ライブ配信に切り替え、合唱団は別会場からリモート参加で開催しました。
今回は感染防止対策を微底し、観客も半分以下に制限して、3年ぶりの有観客公演を行いました。
本公演は、甚大な被害をもたらした東日本大震災を風化させないことと、被災した3県と 沖縄の子どもたちが音楽によって交流を深め、未来に向かってパートナーシップを醸成することを目的としています。
今回は岩手県大槌町、宮城県仙台市、福島県相馬市から12名(引率宰含む)と、指揮に後藤正樹さんをお招きし、沖縄の出演者を合わせ総勢94名となりました。
子どもたちは新型コロナの影響でこれまで思うような練習が行えませんでしたが、2日間のリハーサルをとおして一体感が生まれ、音楽的にもまとまりが生まれました。
コンサートでは最初に東日本大震災等でお亡くなりになった多くの方々へ「アヴェ・ヴェルム・コルプス」を献奏しました。琉球フィル事務局長 上原玲子の司会進行で、クラシックの名曲からアニメ、そして各県縁の曲を演奏しました。
コンサートの途中で、各県から参加した子どもたちへのインタビューや、大槌町から子どもたちを引率していただいた臺 隆明さんから被災した体験やその後の音楽活動についてお話していただきました。
コンサートの後半は、前回リモートで参加してくれた仲井真小学校合唱団、合唱団Azzurroの皆さんとの共演です。「島人ぬ宝」「ふるさと(嵐)」を披露しました。
コンサート最後曲「群青」は、合唱団の指導を行っている福島県出身の工藤かや先生が行い、オーケストラと美しい歌声が見事にブレンドし、歌詞の持っているメッセージが伝わってくる素晴らしい演奏でした。
最後にアンコールとして「花は咲く」を共演し、子ども達の熱演に、大きな拍手が送られコンサートを終えました。
終演後は新型コロナの影響で「懇親会」の代わりに会場で感想を話したり、プレゼント交換などのセレモニーを行い、コンサートの成功をみんなで喜び合いました。