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石巻市民交響楽団第16回ファミリーコンサート
- 実施日時
- 2021年6月27日(日)
- 実施場所
- 河北総合センター ビッグバン
- 出演
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佐々木克仁(指揮)、酒井寛樹(ヴァイオリン)
石巻市民交響楽団
主催者からのレポートをお届けします。
6月27日(日)に河北総合センタービッグバン交流ホールで第16回ファミリーコンサートを開催しました。地元出身の佐々木克仁先生に指揮をお願いしました。先生は指揮するだけでなく、変装したり様々な趣向をこらして下さるので、これを楽しみにしているお客さんもいます。新型コロナウィルスが流行っている中での開催でしたが、300名弱の方々にお越しいただきました。感染症対策は行政、会場の指針に従うとともに、空気清浄機、オゾン発生器を複数会場に配置して、より安心してお聴きいただける環境を整えました。
団員の佐藤万里子さんの司会で第一部が始まりました。最初の曲はアンダーソンの舞踏会の美女です。その後は楽器紹介を各パートごとに行い、オーケストラを構成する各楽器の特徴、音色を知ってもらいました。引き続き、開演前に受付で応募していただいた中から、抽選で3名の方に、「カルメン」の第一幕への前奏曲の一部を指揮してもらいました。三人三様で、テンポが速かったり、遅くなったり、オーケストラがバラバラになったりしました。会場の皆様にとてもうけていましたが、指揮者の役目をよくわかっていただいたようです。第一部の最後はコンサートマスターの長谷川康さんといつもエキストラでお越しいただいてる酒井寛樹さんの独奏でバッハの2つのヴァイオリンのための協奏曲を演奏しました。お二人の素晴らしい演奏はとても好評でした。
休憩のあとの第二部はおもちゃの交響曲を最初に演奏しました。おもちゃの楽器はお子さんたちに演奏して参加してもらえれば良かったのですが、感染対策のため断念して団員が演奏しました。今まで休憩時間に行っていた楽器の試奏体験も感染対策のため、中止しております。早く新型コロナが収束することを願うばかりです。その後は「アルルの女」およびチェコ組曲からそれぞれ2曲を演奏しました。アルルの女は有名な曲ですが、チェコ組曲はお客さまにとっては聴きなじみのない曲であったようです。チェコ組曲は難しい曲で、なかなか演奏の機会はありませんが、今回はじめて挑戦しました。最後に、「田園」の第一楽章を演奏しました。アンコールは佐々木先生が変装しての演奏で、大変盛り上がりました。
今回はクラシック音楽が中心で、ポップス音楽があまりないプログラムでした。小さなお子さんからお年寄りまで、オーケストラの魅力を感じていただくことが目的の一つですので、お子さんの楽しめる曲が少なかったかもしれません。今後検討していきます。それでも、お客様には好評で、特にコロナ禍でも演奏を開催したことを評価していただきました。今後も、コロナ対策をしつつ演奏活動を続けて行きたいと思います。