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岩手県管弦楽連盟「岩手県管弦楽連盟 管弦楽フェスティバル2018」
- 実施日時
- 2018年 12月2日(日)14:00開演
- 実施場所
- 宮古市民文化会館大ホール
- プログラム
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第1部 パッヘルベル:カノン
モーツァルト:アイネクライネナハトムジーク第1楽章
指揮体験 観客の中から抽選でアイネクライネナハトムジークを指揮第2部 弦楽器体験
第3部 アンダーソン:クリスマスフェスティバル
冨田勲:新日本紀行のテーマ(解説付き公開クリニック)
- 出演
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寺崎巌(宮古市民文化会館芸術監督)(指揮)
もりおかジュニアオーケストラ ジュニアアンサンブルみやこ
奥州ジュニアオーケストラスクール 一関市民オーケストラ
宮古市弦楽アンサンブル・アーリエ セガーレ 田園室内合奏団
指導:いわてフィルハーモニー・オーケストラ
主催者からのレポートをお届けします。
第2回目となる岩手県管弦楽連盟主催 管弦楽フェスティバル2018は、被災地宮古の宮古市民文化会館で開催されました。宮古市民文化会館は海側側面が破損し、客席13列まで水没という被災から復旧し、市民の心の復興に貢献してきたホールです。参加いただいた70名のうち25名が地元宮古から参加し、大きく盛り上がりました。
前日は、ジュニアアンサンブルみやこの子どもたちをいわてフィルハーモニー・オーケストラのメンバーが指導し、翌日のフェスティバルに備えました。
当日は、セクション練習ののち、舞台でのクリニックでは徐々に音もかみ合いはじめ、音楽が仕上がってきました。休憩時には各団体の交流が行われ、子どもたちも団体を超えて一緒に遊ぶシーンも見られました。
午後からの本番では、更に音楽がまとまり、オーケストラのいい響きで会場が包まれました。
指揮体験では、堂々と指揮する皆さんに会場は大盛り上がりでした。また、休憩時間を利用しての弦楽器体験は、多くの皆さんが楽器に触れ、楽しむ様子がうかがえました。
岩手県では、一般団体はどの団体も慢性的な人材不足で多くの客演を依頼しながらコンサートを実施している実態があります。今回の企画では、子どもたちにオーケストラの魅力に触れてもらい、オーケストラ人口を増やすことを目標として次世代育成のプログラムを加味して企画しました。特に子どもたちの反応が良く、「またたくさんの人たちと弾いてみたい」「地元でもオーケストラの曲を演奏したい」と意欲的な感想を多くもらいました。
来年度は岩手県民会館大ホールでのコンサートとなりますので、とてもいいステップとなったと思います。