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名取交響吹奏楽団 「名取交響吹奏楽団 第33回定期演奏会」
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- 実施日時
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2017年6月25日(日)14:00開演
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- 実施場所
- 名取市文化会館 大ホール
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- プログラム
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<第1部>
ヘイゾ : セブンス
ヴァンデルロースト : カンタベリーコラール
ウェースピ : アウディヴィ・メディア・ノクテ
<第2部>
企画ステージ 「愛、夢、そして旅立ち・・・」
<第3部>
江原大介 : スケルツァンド
保科 洋 : インテルメッツォ
高 昌帥 : ウインドオーケストラのためのマインドスケープ
<アンコール>
西山知宏 : マーチ 春風の通り道
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- 出演
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楊 鴻泰・宍戸 篤(指揮)
名取交響吹奏楽団
安東理紗(司会・ナレーション)
主催者からのレポートをお届けします。
名取交響吹奏楽団は1983年に結成され、宮城県名取市を中心に活動している吹奏楽団です。 定期演奏会の開催、吹奏楽コンクールへの出場、宮城県各地で行われているイベントでの演奏、地元の中高生への指導など地域に根差した演奏活動を精力的に行っております。
このたびは、第5回ウィーン・フィル&サントリー音楽復興祈念賞をいただき、団員一同、大変光栄に思っております。
定期演奏会では、名取市内の仮設住宅へお住まいの方をご招待しており、今年も団員自らポスティングを行い、20名の方をご招待させていただきました。そして、当日は1000名を超えるお客様にご来場いただき、多くの皆様へ私たちの音楽をお届けすることができました。
演奏会第1部と第3部では、新進気鋭の作曲家によって作られた吹奏楽オリジナル曲を演奏しました。
第1部は、S.R.ヘイゾ作曲「セブンス」のスピード感あふれる演奏で幕を開け、J.ヴァンデルロースト作曲「カンタベリーコラール」を感情豊かに歌い上げ、緩急をつけた演奏をお楽しみいただきました。
第3部では、今年度の全日本吹奏楽コンクールの課題曲を2曲演奏し、真剣に聴き入る中高生の姿も見受けられました。また、高昌帥作曲「ウインドオーケストラのためのマインドスケープ」では、当団の煌びやかな音色や緊張感のあるリズムといった色彩豊かな表現でお客様を惹きつけました。
そして、毎年ご好評いただいている第2部の企画ステージでは「愛、夢、そして旅立ち・・・」と題し、旅立ちをテーマにしたプログラムをお届けしました。司会のTBC東北放送アナウンサー安東理紗さんと当団員の息のあったやりとりに会場のお客様も巻き込んで、会場が一体となって、笑いあふれる楽しい時間を過ごすことができました。
皆様から盛大な拍手、楽しそうな笑い声、励ましの言葉をいただき、私たちは地域の方をはじめとする多くの方々に支えられていることを実感いたしました。今後も美しい演奏と楽しいひとときをお届けできるよう、日々精進していきたいと思っております。
震災から6年が経ち、震災復興住宅の建設も進み、これまでの生活が戻りつつあります。その中でも未だに困難な生活を送っていたり、心に大きな傷を抱えている方も多くいらっしゃいます。このような問題に直面しているからこそ、地域の方々に寄り添えるような演奏活動を続けていく必要性を日々感じています。
地元の復興、さらなる発展を願い、地域に根差した演奏活動を引き続き継続しておこなってまいります。