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学校法人東北文化学園大学学校法人東北文化学園大学 第九コンサート

  • 実施日時
    2016年12月 4日(日)15:00開演
  • 実施場所
    東京エレクトロンホール宮城(宮城県仙台市)
  • プログラム

    ベートーヴェン:歌劇『フィデリオ』序曲
    ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調作品125「合唱」

  • 出演

    <ゲスト>

    杉山洋一(指揮)
    申 寿美(ソプラノ)
    澤村翔子(メゾソプラノ)
    五十嵐 修(テノール)
    小森輝彦(バリトン)
    仙台フィルハーモニー管弦楽団
    東北文化学園混声合唱団、岩手大学合唱団、東北大学混声合唱団
    仙台宗教音楽合唱団、熊友会ヴォーカル・アンサンブル
    盛岡バッハ・カンタータ・フェライン、山響アマデウスコア

主催者からのレポートをお届けします。
平成23年に始めたコンサートの意義を引継ぎ、平成24年度からは本学の特色ある教育の柱の一つとして全学共通科目「TBGUプロジェクトⅠ(輝けるもの)」としてカリキュラムに配置、全学部の学生が選択して受講できるようになっております。音楽大学ではない本学の学生がプロの声楽家やピアニストから歌唱法の指導を受け、約9か月で本番の舞台へ立ちます。その過程で、生命賛歌の意味を理解して人間的な成長を目指しました。

<実施にむけて ~授業の様子~>

講師が、第九コンサートに興味を持っている学生に2015年の第九の様子や、「風呂出で 詩へ寝る~」など“音訳”した日本国内のエピソードなどをレクチャーし参加を呼びかけました。
また、第九コンサートに参加した学生にも出席してもらい感想等話してもらいました。


オリエンテーション後の授業は、ソプラノ・アルトとテノール・バリトンの2つに分かれて実施。ドイツ語の読みや、発声練習、楽譜の見方など丁寧に進行していきます。


平成28年度は前期16回、後期15回の授業を実施しました。その過程には、10月末頃より月曜日の通常授業と並行しながら、木曜日の夕方に東北大学合唱団、仙台宗教音楽合唱団との合同練習も含まれます。学生たちは良い刺激を受けた様子でした。

さらに12月2日(金)には、マエストロの杉山洋一氏をお迎えし、学内の学生食堂で練習を行いました。杉山氏の世界観に圧倒されている学生も少なくありませんでした。

12月3日(土)は、会場の東京エレクトロンホール宮城にてリハーサルを実施。仙台フィルハーモニー管弦楽団との練習に学生も感激している様子でした。また、今年も本学の合唱団41名に加え、東北大学混声合唱団9名、岩手大学合唱団16名、一般の合唱団(仙台宗教音楽合唱団35名、熊友会ヴォーカル・アンサンブル14名、盛岡バッハ・カンタータ・フェライン13名、山響アマデウスコア22名)の総勢150名の合唱団を結成。幅広い協働で第九コンサートを開催しました。本学といたしましては、学習成果の発表であることはもとより、積極的に他大学、合唱団などと連携して文化活動に取り組むことで、地域の振興と発展を図り、ひいては東北地方の復興や地域に住む一人ひとりの心の復興につながることを目指しております。

また、今回、新たな取組みとして社会福祉協議会等の関係機関と連携して、仮設住宅(みなし仮設住宅を含む)や復興住宅の方々には優先的に入場券を配付しました。東松島市あおい地区へ30枚、名取市愛島と箱塚へ10枚ずつ配布し、当日は4名の方がお越しくださったようです。
被災地では、復興住宅の完成等により、仮設住宅が集約されつつある状況にあり、被災者一人ひとりを把握することが難しくなってきておりますが、今後も社会福祉協議会等の関係機関と連携して、仮設住宅(みなし仮設住宅を含む)や復興住宅の方々には優先的に入場券を配付することとしています。本学園の社会貢献事業のひとつとして、東北地方に住む方々の心の復興を目指してコンサートを継続して実施することとしております。