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復興の詩プロジェクト復興の詩プロジェクト「いま、ひとつに VOL.5
- 実施日時
- 2015年12月5日(土)13時開演
- 実施場所
- 太白区文化センター楽楽楽ホール(宮城県仙台市)
- プログラム
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STAGE-1A『復興の響き~独唱と合唱と~』
金剛沢小学校合唱団 指揮:大内 泰子 ピアノ:新藤 裕規
・希望の道(越後 瑠璃/遊佐 未森・かの 香織)
・青いままに(菅原 淳央/江村 玲子)ゆずりの葉少年少女合唱団 指揮:三神 博子 ピアノ:本多 葉子
・ひとつ(佐藤 文亮/江村 玲子)
・テルーの唄 (宮崎 吾朗/谷山 浩子/編曲:本多 和樹)
*おんなじ星の上(菅原 淳央/江村 玲子)独唱:
赤間 璃理香(宮城学院女子大学2年・独唱コンテスト金賞)
小野 陽菜多(長命ヶ丘小学校6年・独唱コンテスト 最優秀賞)
ピアノ:松浦 真沙*街の灯り(武田 こうじ/内藤 淳一)
独唱:
内田 成美(仙台西高校2年・独唱コンテスト・優秀課題曲賞)
ピアノ:松浦 真沙*月によせて(原詩:ゲーテ・日本語詩:松尾 英章/F.Schubert)
独唱:
遠藤 昌美(東北高校2年・独唱コンテスト 最優秀賞)
加藤 隆寛(東北大学修士1年・独唱コンテスト 最優秀賞)
ピアノ:松浦 真沙*星と花(土井 晩翠/松浦 真沙)
長町中学校合唱部
八軒中学校合唱部
指揮:大沼 結依*星と花~アカペラ版~(土井 晩翠/松浦 真沙)
仙台西高校合唱部 指揮:古澤 典子 ピアノ:石川 祐介
・荒城の月(土井 晩翠/滝 廉太郎/編曲:林 光)
・お菓子と娘(西條 八十/橋本 国彦/編曲:林 光)
・箱根八里(鳥居 忱/滝 廉太郎/編曲:林 光)STAGE-2『復興の響き~コーラス・ステージ~』
合唱団Clair 指揮:伊深 礼子 ピアノ:馬目 佳代子
・心の瞳(荒木 とよひさ/三木 たかし/編曲:横山 潤子)
・メヌエット(J.S.Bach)
・サルヴェ・レジーナ(J.W.Ziegler)ジュニア&ユースコーラス“Raw-Ore” 指揮:大槻 葉子 ピアノ:大槻 虹兵
・プレゼント(SEKAI NO OWARI/編曲:大田 桜子)
・言葉にすれば(安岡 優/安岡 優・松下 耕)仙台第一中学校合唱部 ピアノ:石川 祐介
・いのちの歌(Miyabi/村松 崇継)
仙台南高校合唱部 指揮:内藤 淳一 ピアノ:松浦 真沙
*こ・こ・ろ(丹野 真梨子/高橋 侑子)
合同合唱 指揮:内藤 淳一 ピアノ:松浦 真沙
仙台南高校音楽部合唱団
仙台西高校合唱部
仙台第二高校合唱部
泉館山高校合唱部
宮城第一高校合唱部
仙台育英学園高校合唱同好会有志
ジュニア&ユースコーラス“Raw-Ore”有志・くちびるに歌を(ツェザー・フライシュレン:原詩 山本 有三:訳詞/内藤 淳一:作曲・編詩)
全員合唱 指揮:内藤 淳一 ピアノ:松浦 真沙
仙台南高校音楽部合唱団
仙台西高校合唱部
仙台第二高校合唱部
泉館山高校合唱部
宮城第一高校合唱部
仙台育英学園高校合唱同好会有志
ジュニア&ユースコーラス“Raw-Ore”有志
金剛沢小学校合唱団
仙台第一中学校合唱部
上杉山中学校合唱部
長町中学校合唱部
八軒中学校合唱部
ゆずりの葉少年少女合唱団
合唱団Clair有志・わせねでや(内海和江/ヒザシ/内藤 淳一:編曲)
STAGE-3 『レクイエム~大震災犠牲者に捧ぐ~』
レクイエム(松浦真沙)
指揮:吉田 稔(友情出演)
アルト独唱:高山 圭子
バリトン独唱:高橋 正典
電子オルガン:松浦 真沙/石川 祐介
サクソフォーン:有村 純親
フルート:櫻井 希/池田 緋沙子
合唱:
仙台南高校音楽部合唱団
仙台西高校合唱部
仙台第二高校合唱部
泉館山高校合唱部
仙台育英学園高校合唱同好会有志
ジュニア&ユースコーラス“Raw-Ore”有志
合唱団Clair有志
中学生・高校生・一般有志
声楽家有志
児童合唱:
仙台第一中学校合唱部
上杉山中学校合唱部
長町中学校合唱部
八軒中学校合唱部
主催者からのレポートをお届けします。
復興の詩プロジェクトは2011年3月より、数多くの合唱団のご協力のもと街かどコンサートを復興の詩プロジェクトは2011年3月より、数多くの合唱団のご協力のもと街かどコンサートを実施して参りました。この度は昨年に引き続き、第4回ウィーンフィル&サントリー音楽祈念賞を受賞させていただきまして、実行委員会一同心より御礼申し上げます。サントリー芸術財団様をはじめ、カメイ社会教育振興財団法人様、仙台市市民文化事業団法人様より貴重なご助成を、そして、サポーターの皆様方からもこの公演のためにご支援を賜りました。皆様のお陰で公演が無事に開催できましたことを感謝申し上げます。
今回のコンサートでは、県内で活躍されている6つの合唱団のステージと、今年制作された6つの「復興の詩」の楽曲を、11月に開催された独唱コンテストにおいて、参加総数約120名の中から各部門の金賞を受賞された学生さんの独唱と、県内の若い合唱団の合唱の演奏で今年も全曲発表されました。今年は特に、仙台の詩人として第一人者であられる故土井晩翠先生の「星と花」が独唱曲、アカペラ曲の2曲として100年以上の歳月を経て作曲され、沢山のお客様の印象に残ったようでした。
また、当プロジェクトで初演され、昨年教育芸術者様より楽譜が出版されました仙台南高校の教諭である内藤 淳一先生の作品この日結成された、高校生・ユースによる約100人の合同合唱で演奏され、会場を沸かせました。この楽曲は、このコンサート以外でも、高校生の合同合唱曲として大人数で演奏され、県内の高校生の共通の楽曲として、定着しています。
ステージ2のフィナーレでは、この日の参加者250人全員で歌う復興支援ソング「わせねでや」の大合唱が会場全体に響き渡り、すっかりこのコンサートでの顔として、数多くのお客様が毎年この曲を楽しみにされていらっしゃいました。
大震災犠牲者に捧げるレクイエムでは、作曲者と当実行委員会代表と学生時代の友人である吉田さんがはるばる愛知県からこのコンサートのために駆けつけてくださり、指揮者として熱心に学生を指導してくださいました。この日は、東京から、今回は作曲家の松浦さんが自らオルガンの伴奏を引き受けてくださり、松浦さんのパートナーである有村さん、仙台の若手演奏家を代表する高山さん、高橋さん、櫻井さん、池田さん、石川さんをソリストにお迎えして、県内の若手有志合唱団の皆さん約140人による合同合唱によって演奏され、歌声を通して犠牲になった方への鎮魂の祈りを捧げました。
終演後の解散式では、吉田 稔さんより、このコンサートの一聴衆として、指揮者として大変感激をされたようで、若い合唱団の皆さんに激励のお言葉を賜り、ご尽力いただいている合唱指揮者の先生方からも来年への期待の言葉に支えられ、来年の震災より5年目の節目の年の公演に向けて、実行委員会・参加者一同、ともに心を新たにしました。
「復興の詩」の楽曲を通して、歌う青少年や、聴いてくださるお客様の復興への想いが強くなっていくこと、また、楽曲や合同合唱などを通じて、若者同士の交流が深まっていることを今年もとても嬉しく思っています。これからの復興を担う青少年の音楽を通して成長していく姿を、復興の詩プロジェクトでは応援していきたいと思っております。活動の様子は随時Youtubeで発信していきますので、どうぞ今後とも復興の詩プロジェクトの活動を応援して下さい。