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いわてフィルハーモニー・オーケストラ「いわてフィルハーモニー・オーケストラ大船渡特別公演」
- 実施日時
- 2014年12月20日(土)14:00開演
- 実施場所
- 大船渡リアスホール大ホール(岩手県大船渡市)
- プログラム
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アンダーソン:クリスマスフェスティバル
アンダーソン:トランペット吹きの休日
バーンスタイン:ウェストサイドストーリーセレクション
ホルスト:ムーアサイド組曲よりマーチ
松永貴志:マジック・キャット
ガーシュイン:ラプソディ・イン・ブルー
- 出演
寺崎 巌(指揮)
松永貴志(ピアノ)
いわてフィルハーモニー・オーケストラ
もりおかジュニアオーケストラ(賛助出演)
主催者からのレポートをお届けします。
第4回定期を岩手県民会館で前日に開催。その興奮も冷めやらぬ中、バスで大船渡に移動。今回の特別演奏会が開催されました。
今回のコンサートの特徴は「もりおかジュニアオーケストラ」の参加です。前半2曲のプログラムに合同ステージを設け、小学校1年生の若きヴァイオリニストもステージを盛り上げました。
避難所の中核施設として震災後の避難生活の拠点だった「リアスホール」は、やっと本来の機能を取り戻し、徐々に正常化されつつあります。
無償コンサートが続きすぎた弊害から脱却するために、有償で文化・芸術を楽しむという本来の姿に戻っていくその過程にあって、今回の演奏会は貴重な機会でした。
しかも、地元のオーケストラが、いわての子どもたちと奏でる音楽には本当に感慨深いものがありました。
いわてフィルハーモニー・オーケストラは、地域の楽団として今回のような地道な普及活動を続けていく責務があり、また、元気を取り戻しつつある岩手の声を表現活動を通して表明していく必要があります。今回、大船渡の皆様と交流の機会が持てたことは本当に素晴らしい体験でした。
今回のソリスト、ジャズピアニストの松永貴志さんのラプソディ・イン・ブルーは圧巻の演奏。即興性に満ちた多彩な音色で観客を魅了しました。
次回は宮古公演を予定しており、今後も沿岸地域の「心の復興」に寄与する活動を展開していきたいと思います。
ご支援ほんとうにありがとうございました。