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バッハホール管弦楽団「バッハホール管弦楽団の設立記念初演演奏会」
- 実施日時
- 2014年11月3日(祝) 14:00開演
- 実施場所
- 中新田バッハホール(宮城県加美町)
- プログラム
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J.S.バッハ:主よ人の望みの喜びよ
ビゼー:『アルルの女』組曲より第1組曲の1、4、第2組曲の2、3、4
ドヴォルジャーク:交響曲第9番『新世界より』
- 出演
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佐藤寿一(指揮)
渋谷由美子(コンサートミストレス)
宮崎博(アシスタントコンサートマスター)
バッハホール管弦楽団
金澤茂(音楽監督)
主催者からのレポートをお届けします。
中新田バッハホールは、平成27年2月15日で開館34年になります。開館当時は、田んぼの中の音楽堂として全国的に話題になり、地方での音楽ホール建設の火付け役の一翼を担ったホールです。開館以来、クラシック音楽の演奏会開催を通じて、地域へ音楽文化を提供し続けてきました。そして、開館当初から様々な期待がもたれながら実現できなかったホール付きのオーケストラを作ろうという要望が、平成25年に出され、その後約1年間かけて協議を重ねて、ようやく合意が得られました。
バッハホール管弦楽団という名前で、平成26年4月よりアマチュアを対象としてオーケストラ団員の募集を開始し、活動を始めました。団員として集まったのは、宮城県内外の9歳から69歳までの50数名で、6月から月3回程度の練習会が開始されました。本オーケストラの創設に際して、当初から中心となって関わられた元東京交響楽団トロンボーン奏者で町の政策アドバイザーである金澤茂氏が音楽監督に、指揮者にはアマチュアオーケストラの指導で豊富な実績のある佐藤寿一氏が、コンサート・ミストレスには元仙台フィルの渋谷由美子氏が、アシスタント・コンサートマスターには仙台フィルの首席ヴァイオリニストの宮﨑博氏が、それぞれ担当してくださいました。本番ではチェロ、ビオラの団員がゼロで、友情出演やエキストラに頼るという変則もありましたが、当日はほぼ満席に近い中での開会となりました。演奏会に先立ち、ステージで「第3回ウィーン・フィル&サントリー音楽復興祈念賞」の贈呈式を開催させていただきました。
おかげさまで、バッハホール管弦楽団の船出は大成功の裡に行うことができました。今後は、団員を増やしながら、地域のオーケストラとして、さらに親しまれるよう演奏会を開催して、大勢の方々に聴いて、観ていただき、かつ精神的に豊かな気持になっていただき、心の復興に役立てればと思っています。そして、やがてバッハホールが、開館40周年、50年周年目を迎えたときに、このオーケストラがホールの目玉の一つとして活躍し、かつホールを支える柱の一つとなっていることを心より念願しています。
このたびの祈念賞のご提供には、団員一同心より感謝申し上げます。