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北上吹奏楽団「北上吹奏楽団 第38回定期演奏会」
- 実施日時
- 2013年12月15日(日)14:00開演
- 実施場所
- 北上市文化交流センター さくらホール 大ホール
- プログラム
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<第1部>吹奏楽オリジナルステージ
ミッチェル:海の歌
樽谷 雅徳:斐伊川に流るるクシナダ姫の涙
田嶋 勉:組曲「フェアリーテイル」全5楽章<第2部>ポップスステージ ~トランペット奏者 牛腸 和彦氏を迎えて~
L.アンダーソン:トランペット吹きの休日
ベニー・ゴルソン:アイ・リメンバー・クリフォード(トランペットとバンドのための) (編曲:真島 俊夫)
チック・コリア:スペイン(編曲:真島 俊夫)
Jザヴィヌル:バード・ランド(編曲:M.ザウアー)
M.ブラウン(編曲):ディズニーランド・セレブレーション<アンコール>
ボズ・スキャッグス:ウィ・アー・オール・アローン
L.アンダーソン:そりすべり
- 出演
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北上吹奏楽団50名、牛腸和彦氏(トランペット)
主催者からのレポートをお届けします。
北上吹奏楽団は「地域に根ざした活動」「地域に愛される楽団」をモットーに活動をしております。昭和52年に創立され岩手県でも「老舗」となる歴史のある吹奏楽団です。現在の団員数は45名。創立当時の団員も数名在籍しております。伝統を守りながらも若い団員を中心に新たな「きたすいサウンド」を奏でています。
定期演奏会は、毎年12月に開催しており、今年で38回目となりました。
この定期演奏会は、我々にとって1年間の活動の集大成として位置づけております。
2011年3月11日の東日本大震災以降、地域のチャリティイベントでの演奏や訪問演奏。演奏会においては、ロビーでの募金活動を積極的に行い沿岸被災地から北上市へ避難をしている方々をご招待し吹奏楽を通じ「元気と勇気と癒し」を届けて参りました。
今回の定期演奏会は、2部構成となっており指揮者は、いわてフィルハーモニーオーケストラ代表の寺崎 巖氏。寺崎先生は、2007年から当楽団の指導を行って頂いております。寺崎先生の様々な活動に北上吹奏楽団も賛同し「音楽の素晴らしさ」「音楽で勇気と元気を届ける!」という気持ちを持ちながら日々の練習や演奏会等、広範囲に活動を行っております。
第1部では、吹奏楽オリジナル曲と岩手県吹奏楽連盟創立50周年記念委嘱作品である組曲「フェアリーテイル」を演奏し、この曲のモチーフである遠野物語の語りを入れながらお届け致しました。第2部ステージでは、ポップス曲を5曲演奏。スペシャルゲストとして、トランペット奏者の牛腸和彦氏をお招きして、トランペットソロの曲や楽器紹介等を行いトランペットと吹奏楽の魅力タップリにお届けし、招待客を含め約400名のお客様に大変喜んで頂きました。
演奏会後は、木管5重奏によるロビーコンサートを開催。被災地の早期復興を願い「花は咲く」「ふるさと」の2曲演奏。足を止めて下さるお客様も演奏に合わせて歌を歌って頂きました。
今回の「第2回ウィーン・フィル&サントリー音楽復興祈念賞」を受賞しとても光栄に思います。受賞を誇りに思いながらも受賞に恥じない活動を今後も展開して参ります。
また、終演後に集合写真の撮影があり、皆さんの見守る中、団長の小田島拓也氏(写真向って右)へサントリー芸術財団音楽事業部長の佐々木亮より記念の賞状が手渡されました。