郡山リハーサル
- 日時
- 2016年10月14日(金)14:00~16:00
- 場所
- 郡山市民文化センター 中ホール
- 参加者
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福島県郡山市内中高生合同オーケストラ(約60名)&合唱団(約110名)
- 曲目
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ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調 作品125から第4楽章
- 指揮
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山田和樹
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夢の共演に向けて一生懸命練習してきた生徒達が待ち構える会場へ到着。まずは、ウィーン・フィルのメンバー17名と世界的活躍の指揮者 山田和樹さんを紹介し全員でご挨拶。すぐに、弦・木管・金管・合唱のパートに分かれての練習を行いました。弦は佐藤守廣先生の指揮、木管と金管はそれぞれのウィーン・フィルメンバーが通訳を介して、合唱は指揮者の山田さんによる30分間の指導でした。中でも合唱は、歌詞の意味を読み解いて、具体例を出してわかりやすい表現で、時に厳しい、熱意のある指導でした。中学生もいるなか、ドイツ語は本当に難しいと思いますが、生徒は「憧れのウィーン・フィルと山田和樹さんと一緒にステージに立てることは本当に幸せです!」とはにかみながら笑顔で話してくれました。
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続いてはホールにオーケストラが集合し、山田さんの指揮での練習。ウィーン・フィルのメンバー、そして皆の英語の勉強にもなるのでと英語を交えながらの指導でした。15時過ぎから合唱も加わりステージ上に輪になって、そして最後はソリスト4名が加わり全員で30分間、最後はコンサート・ミストレスから「ダンケシェン」とドイツ語の挨拶で終了。短くも本当に充実した練習となりました。彼女にお話をうかがうと「自分で弾きながら、まわりから深くて暖かい音がたくさん聞こえてきて幸せでした。音楽の道に進みたいと思っているので、本当に勉強になりました。」と幸せそうに答えてくれました。また、佐藤先生は「音色が格段に良くなりました。放射能の関係で転校など大変なことが多いなか、夢のような時間で精神的、内面にとても良い効果と感じています。生徒達が、すばらしいメンバーとサントリーホールで演奏するのを想像すると涙が出そうです。」といろいろな思いを込めて語ってくださいました。