東京交響楽団&サントリーホール「こども定期演奏会」。2023年シーズンのテーマは「音楽の色いろ」。12月10日の最終回は「黒&白」と題して、チャイコフスキー作曲のバレエ音楽『白鳥の湖』や『くるみ割(わ)り人形』など、指揮(しき)者の原田慶太楼(けいたろう)さんが黒と白にちなんで選んだ、この季節にもぴったりな曲をお届けします。
そして12月公演の恒例(こうれい)、オーディションで選ばれたこども奏者(そうしゃ)のみなさんがオーケストラの一員となって演奏をおとどけします。曲は、チャイコフスキー作曲、バレエ音楽『白鳥の湖』から「終曲」。物語の最後をしめくくる壮大(そうだい)な曲です。
一昨年から始まった「新曲チャレンジ・プロジェクト」では、若手(わかて)作曲家の山本菜摘(なつみ)さんの作品、『トレイン大集合!』が選ばれました。池村佳奈(かな)さん(小学2年生)と加藤(かとう)ひのさん(中学3年生)のメロディーを使い、テーマの「乗り物」から"トレイン"をイメージした楽しい作品です。この日、このプロジェクトの発案者である原田慶太楼指揮 東京交響楽団が世界で初めて演奏します。