9月5日(日)に行われた「東京交響(こうきょう)楽団(がくだん)&サントリーホール こども定期演奏(えんそう)会」で、1986年10月にサントリーホールが開館してからの来場者が2,000万人を達成しました。
この日のこども定期演奏会は「ロマン派(は)」と題して、下野竜也(たつや)さんの指揮(しき)で、ドラマティックな作品を聴(き)いてもらいました。なかでも、ピアニストの小山実稚恵(みちえ)さんとオーディションで選(えら)ばれた2名のこどもピアニストがそれぞれ連弾した、グリーグ作曲、組曲『ペール・ギュント』第1番より、「朝」と「山の魔王(まおう)の宮殿(きゅうでん)にて」の見事な演奏に盛大(せいだい)な拍手(はくしゅ)が贈(おく)られました。
9月から東京交響楽団のコンサートマスターに就任(しゅうにん)して、この日舞台(ぶたい)上で紹介(しょうかい)された小林壱成(いっせい)さんは、小学5年生の時にこども奏者(そうしゃ)としてこども定期演奏会で演奏した経験があるそうです。こども定期演奏会は今年20周年(しゅうねん)を迎えました。このようにこども奏者を経験(けいけん)して、今ではプロの音楽家として活躍(かつやく)している人たちもいます。
そして、コンサートの最後(さいご)に、司会(しかい)の坪井直樹(つぼい なおき)さんから、このコンサートで、サントリーホールが開館してからの来場者が2,000万人を達成したことが発表され、ホールは祝福(しゅくふく)の雰囲気(ふんいき)につつまれました。
大ホールとブルーローズ(小ホール)合わせて、これまでに19,375もの公演が行われました。多くのお客様がサントリーホールを訪(おとず)れてくださって、スタッフ一同とても感謝(かんしゃ)しています!これからもすばらしい音楽を共有(きょうゆう)する場、そして「夢(ゆめ)を奏(かな)でる場所」でありつづけたいと思っています。