扇(おうぎ)の国、日本
暑いときにあおいだり、おどりや落語でも使うことがある「扇(おうぎ)」は、実は日本で発明された伝統的(でんとうてき)なアイテム。小さくたためて持ち運べるし、お気に入りの絵をいつも手元でみられる身近な美術品(びじゅつひん)でした。
古くは神様や仏様(ほとけさま)にささげたり、大切な儀式(ぎしき)で使うこともあった扇。生活の中で欠(か)かせない道具やアクセサリーとなり、人気の絵師(えし)が扇に絵を描(えが)くこともありました。また、先のほうが広がっているそのかたちから、よいことがだんだん広がっていきますように、というねがいをこめて、うつわや着物など身近なものに扇のかたちがデザインされてきました。
たくさん展示(てんじ)される扇と、扇をめぐる美術品の中から、ぜひ自分のお気に入りをみつけてみてね!
※こども向け鑑賞支援(かんしょうしえん)ツール「わくわくわーくしーと」を配布(はいふ)しています。シートを使いながら展覧会をみてみよう!
■お休み 毎週火曜日(ただし1/15は18:00まで開館)
■開館時間 10:00~18:00(金・土および12/23(日・祝)、1/13(日)は20:00まで開館、ただし12/29(土)は18時まで)
※いずれも入館は閉館の30分前まで
※作品保護のため、会期中展示替を行います