おんがく

【アートのまめちしき】これはいったい何?サントリーホールのどこにあるんだろう?

2014.08.27

正解(せいかい)は・・・「ブルーローズ」=青いバラ。この名前がついた小ホールへ入る扉(とびら)の右ななめ上に飾(かざ)られているんだ。大ホールの階段(かいだん)の踊り場(おどりば)からもよく見えるよ。

まるで本物のバラみたいだけれど、これは須田悦弘(すだよしひろ)さんによる、木彫り(きぼり)の美術(びじゅつ)作品。自然界(しぜんかい)にはありえない「青いバラ」は、古くから「不可能(ふかのう)=できないもの、存在(そんざい)しないもの」といわれていたけれど、サントリーは長い年月をかけて研究をかさね、ついに2004年、バイオテクノロジーによって青いバラの開発に成功(せいこう)。



サントリーが開発した青いバラ「アプローズ」。花言葉は「夢(ゆめ)かなう」。

そこで、この小ホールも新たな挑戦(ちょうせん)の舞台(ぶたい)になってほしいという思いをこめて、2007年の秋、小ホールを「ブルーローズ」と名づけ、この美術作品を飾るようにしたんだ。次にホールに行ったときには、この木彫りの青いバラをじっくりとながめてみよう。