世界に挑（いど）んだ７年　小田野直武（おだのなおたけ）と秋田蘭画（あきたらんが）

小田野直武（おだのなおたけ）は江戸（えど）時代のなかばに秋田の角館（かくのだて）に生まれた侍（さむらい）です。もともと絵が得意（とくい）だった直武は、西洋の文化をよく知る平賀源内（ひらがげんない）に出会って江戸（今の東京）に行きました。そしてヨーロッパの本のさし絵や中国の絵画などから絵を学び、西洋美術（びじゅつ）と東洋美術、両方の特徴（とくちょう）をもった作品を描（えが）いたよ。でも江戸に行ってからたった７年で亡（な）くなってしまったので、まだまだ謎（なぞ）が多いんだ。

小田野直武たちが描いた西洋と東洋の美が結（むす）びついた絵は、現在（げんざい）「秋田蘭画」と呼（よ）ばれているよ。「秋田藩（はん）の侍が中心に描いた阿蘭陀（おらんだ）風の絵画」という意味で、直武はその中心的描き手だったんだ。見れば見るほどふしぎな雰囲気（ふんいき）がただよう秋田蘭画。展示（てんじ）室でそのひみつをじっくり探（さぐ）ろう！

■お休み　毎週火曜日（ただし1/3は開館）、12/30（金）～1/1（日・祝）
■開館時間　10:00～18：00
※金・土および12/22（木）、1/8（日）は20時まで。

※いずれも最終入館は閉館30分前まで。
※作品保護のため、会期中展示替えをおこないます。

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展覧（てんらん）会をみる前に知っておきたい、秋田蘭画のエピソードもチェックしてね！

「秋田蘭画の謎をひもとく１０のトリビア」