びじゅつ

【アートのまめちしき】これはいったい何のマーク?美術館のどこにあるんだろう?

2014.04.23

サントリー美術館(びじゅつかん)の受付(うけつけ)の壁(かべ)には、青く光っているガラスの作品が飾(かざ)ってあるよ。これは、美術館のシンボルマーク。このマークは、ある文字のかたちをもとにしています。何の文字かわかるかな?正解(せいかい)は・・・ひらがなの「み」。ひらがなは、もともと中国から伝(つた)わった漢字のかたちを、日本人がくずしながら変化(へんか)させていって生み出したもの。「み」は、もとをたどると「美」という文字になるんだ。そう、「美しい」の「美」だね。「み」は、日本人の知恵(ちえ)と美しいものを大切にする心を表したかたちなんだね。
サントリー美術館の収蔵(しゅうぞう)品「浄瑠璃(じょうるり)絵巻(えまき)」の詞書(ことばがき=絵巻の中に書いてある文字の部分のこと)の中の「み」の文字をもとにして、このマークができたんだよ。美術館のチラシやポスターなどの印刷物(いんさつぶつ)、オリジナルグッズなどにも使われているので、ぜひ見つけてみてね。