「藤田美術館(ふじたびじゅつかん)の至宝(しほう) 国宝(こくほう) 曜変天目茶碗(ようへんてんもくちゃわん)と日本の美」
2015年8月5日(水)-9月27日(日)
まるで夜空にきらめく星のように、瑠璃(るり)色にかがやく「曜変天目茶碗」。こんなきれいなお茶碗で抹茶(まっちゃ)を飲んでみたいよね。中国で作られたこのお茶碗ですが、実はどうやって作られたのか、今でもよくわかっていません。このようにキラキラ光るお茶碗は、世界に3つしかないといわれていて、とてもとてもめずらしいものなのです。
この「曜変天目茶碗」をはじめとした茶道具や、仏教美術(ぶっきょうびじゅつ)、絵巻(えまき)などの貴重(きちょう)な作品を集めたのは、明治(めいじ)時代の実業家・藤田傳三郎(ふじた でんさぶろう)さんとその息子さんたち。傳三郎さん親子が大切にした美術品は、大阪(おおさか)の藤田美術館で大事にうけつがれています。
そしてこの夏、藤田美術館の名品がサントリー美術館にやってきます!国宝や重要文化財(じゅうようぶんかざい)もずらり!傳三郎さんは、美術品は個人(こじん)で楽しむのではなく、みんなのたからものとしてたくさんの人に見てもらいたいと思っていたそうです。見る角度によって変化(へんか)する「曜変天目茶碗」のふしぎなきらめきは、ぜひ展示(てんじ)室で実際(じっさい)にたしかめてみてね。
■お休み 毎週火曜日
■開館時間 10:00~18:00
※金・土および9月20日(日)~22日(火・休)は20時まで。
※いずれも最終入館は閉館30分前まで。
※作品保護のため、会期中展示替えをおこないます。