「着想のマエストロ 乾山(けんざん)見参(けんざん)!」
2015年5月27日(水)-7月20日(月・祝)
尾形乾山(おがたけんざん)は、江戸(えど)時代の中ごろ、やきものを作る陶工(とうこう)として活躍(かつやく)しました。お兄さんは有名な絵師(えし)・尾形光琳(こうりん)で、兄弟そろって芸術家(げいじゅつか)として知られています。
乾山のすごいところは、それまでの技術(ぎじゅつ)をうけつぎながらも、新しい発想でやきものを作ったことです。まるで絵が描(か)かれた色紙のようなお皿や、外側(そとがわ)と内側(うちがわ)の文様がまったく違(ちが)う入れ物など、文学、絵画、工芸(こうげい)、そのほかにもいろいろなジャンルからヒントを得(え)て、やきもののかたちや文様に生かしています。もしかしたら、「使った人が驚(おどろ)くようなやきものを作っちゃおう!」と思っていたのかもしれないね。
豊(ゆた)かな発想で作られたその作品には、今のわたしたちが見てもびっくりするような見どころがたくさん。センスばつぐんの巨匠(きょしょう)(マエストロ)・乾山、ここに見参! ぜひ見にきてね。
■お休み 毎週火曜日
■開館時間 10:00~18:00
※金・土および7月19日(日)は20時まで。
※いずれも最終入館は閉館30分前まで。
※作品保護のため、会期中展示替えをおこないます。