こどものための本格的(ほんかくてき)なオーケストラ定期演奏会、東京交響楽団(こうきょうがくだん)&サントリーホール「こども定期演奏(えんそう)会」。コンサートを聴(き)くだけではなく、年間会員券(けん)を買ってくれたこどものみんながいろいろな形で参加できるのが特徴(とくちょう)です。プロの記者から指導(しどう)を受けた6名のこども定期特派(とくは)員が、7月の公演のリハーサルの様子や、指揮(しき)者の鈴木優人(まさと)さんとピアニストの牛田智大(ともはる)さんへの取材して、立派(りっぱ)な記事を発表してくれました。
ぜひ読んでみてね。
9月8日に行われたコンサートは、「管楽器のエポック」というテーマの通り、管楽器が主役でした。管楽器は、中が空洞(どう)になっている管に空気を送りこみ、ふるわせて音を鳴らす楽器の分類です。コンサートの中では、トランペット、トロンボーン、ホルン、テューバといった金管楽器と、フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴットといった木管楽器が紹介(しょうかい)され、音を鳴らす仕組みのちがいで分類されるという説明がありました。そして金管楽器と木管楽器それぞれのアンサンブル曲が演奏され、それぞれの楽器が作り出すひびきを、キッズのみんなに感じてもらいました。
そして、サクソフォーンが生まれた国、フランスの作曲家のドビュッシーが作曲した「アルト・サクソフォーンと管弦楽(かんげんがく)のための狂詩(きょうし)曲」のソリストとしての上野耕平(こうへい)さんが登場し、オーケストラといっしょにすばらしい演奏を聴(き)かせてくれました。
またコンサート終演(しゅうえん)後にはブルーローズ(小ホール)で、年間会員特典の、ヴァイオリンとチェロの「弦(げん)楽器体験」が行われました。抽選で選ばれたキッズのみんなは、オーケストラメンバーに教えてもらいながら子ども用の小さな楽器に触れて、目をかがやかせながら音を鳴らしていました。次にコンサートを聴くときは、もっと弦楽器が身近に感じられるかもしれないですね。