2023.07.19
生産研究部門で描く「拡げるキャリア」って?(サントリーで歩むキャリアの話~商品開発・ブレンダー室編~)

サントリーにはさまざまな事業や製品がありますが、技術的にみると共通している項目は多いです。そのため、事業・製品と職種を横断的に行き来するようなキャリアを描くこともできます。
今回、生産研究部門で「拡げるキャリア」にチャレンジしている、あんな先輩に話を聞きました!
どんな想いでキャリアを選択してきたのか、ぜひ最後までご覧ください。
先輩のキャリアを教えてください!

あんな先輩
2014年(新卒)入社
商品開発・ブレンダー室
2014
- ビール 商品開発研究部(大阪)
- ビールを美味しくする技術開発
- 「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム」工場立ち上げ
- 「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム<山崎原酒樽熟成>」の商品化
2018
- ビール 商品開発研究部(東京)
- 「オールフリー」リバイタライズ
- 「アイス・ドラフト」、「東京クラフト」などの商品開発
2021
- ブレンダー室(大阪)
- ウイスキーの技術開発
- 中長期戦略立案業務
これまでのキャリアはどんな想いで選択してきましたか?
エンジニアや海外での仕事に興味があったため、工場の生産技術関係の部署や海外技術支援の仕事などを希望していましたが、入社後に配属されたのは、ビールの中味を開発する部署でした。
初めは少し戸惑ったものの、ビールの技術開発や商品開発の仕事はやりがいがあり、その魅力にどんどん嵌まっていきました。アルコール0.00%~10%まで幅広く経験でき、在籍した7年間はとても充実したものとなりました。
「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム」の木樽熟成シリーズにおいては、ゼロベースの技術開発から商品化までを完遂し、自分が手掛けた商品がお客様の手に届く喜びを味わうことができました。
この経験をきっかけに、基盤技術の開発よりも、商品開発の仕事にメインで携わりたいと考えるようになり、商品開発研究に注力している東京の同部署に異動しました。
東京の部署では、多様な市場向けの商品開発を行っていました。
そのなかの一つ、オールフリーの東南アジア向け商品の開発では、海外の開発メンバーと多く関わる経験をし、入社前からずっと胸にあった“海外の方と一緒に仕事がしたい!”という想いがより強くなりました。
その後、海外市場や海外グループ会社との接点が多い部署への異動を希望。現在、念願かなってウイスキー事業で働いています!
キャリアビジョン面談では、上司とどんなコミュニケーションをとってきましたか?
自身が積極的に取り組みたいことも、逆にあまり取り組みたくないことも、自分の想いはかなり正直に伝えていました(笑)。
当時、ビールの開発部署では、その業務を深めていくようなキャリアを選択する社員が多く、「将来、海外で働きたいので、海外市場や海外グループ会社と接点の多い部署で働きたいです!!」と希望する社員は珍しかったにも関わらず、私の考えを真剣に聞いてくれました。
今後のキャリアビジョンについて教えてください!
サントリーのウイスキー事業は、2023年で100周年を迎えます。
現在は、自身のバックグラウンドである技術開発の仕事と、次の100年に向けた、中期のウイスキー事業の戦略や企画立案の仕事を半々の比率で担当しています。これまで自身が取り組んでこなかった分野にも携わるようになり、日々新鮮な気持ちで過ごしています。
また、所属するブレンダー室では、さらなる美味しさを追求して新しい設備や技術を導入したり、100周年を記念するハイボール缶やウイスキーを発売したりするなど、ジャパニーズウイスキー事業を盛り立てています。
幸運にも、この100周年という節目の年に在籍できましたので、今後もウイスキー事業で、ものづくりからブランド開発の仕事まで幅広く携わり、さらなる事業の発展に貢献していきたいと考えています。
※内容・社員の所属は取材当時のものです。