2023.02.15
先輩インタビューVol.5 人生のターニングポイント~"逃げずに向き合う"編~

CASE1

ユウキ先輩
2015年(新卒)入社
生産・研究・製造
事実から逃げない
入社4年目のほろ苦い経験が、私のターニングポイント。
その前年から飲料をよりおいしくするための技術テーマを提案して取り組んでいました。しかし1年ほどたった頃、その技術があまり実用的ではないことがわかってきたのです。
自分なりに「使えそう」と確信して提案していた技術だったし、周囲にもそう伝えて取り組んでいたので、「使えない」という判断に至ってその報告をするのはかなりツラいことでした……。
ただその判断・報告が少しでも遅ければ、より多くの人に迷惑がかかり、会社に損害を与えてしまっていた可能性もあります。このときのほろ苦い経験から、「事実を事実として受け入れる」ことの大切さを学びました。
同時に、受け入れ難い事実から逃げることなく、「自分なりの新たな決断をする大切さ」も学ぶことができました。
この経験を境に、行き詰まったときでも絶対に逃げない、自分の判断を恐れない覚悟が芽生え、常に「自分で考える」という意識を持つようになりました。
CASE2

はたやん先輩
1999年(経験者)入社
生産・研究・製造
ピンチはチャンス!!
私が人生のターニングポイントだと感じたのは、ウイスキー工場からビール工場へ転勤になったときです。
当時はウイスキーが思うように売れておらず、工場のメンバーたちはウイスキー工場の醸造停止に伴って散らばるかのように全国へ転勤となりました。
その時の寂しさといったら……。
でもそんなことで凹んでいては、サントリアンとしての名がすたる!
「こうなったらビールをとことん研究してみよう!」と心機一転思い立ち、新たな気持ちでビール造りの仕事と向き合うことにしました。
がむしゃらにビールづくりに向き合った結果、さまざまな部署の先輩から声をかけられる機会が増え、公私ともに貴重な経験を積むことができました。
また緻密に分析データを積み重ねて安定した品質を造り込むビール製造の理想形は、他のさまざまな業務にも応用できるという発見もありました。しっかりと根拠のあるデータをもって仕事を成し遂げていく大切さを学ぶこともできました。
CASE3

あっち先輩
2006年(新卒)入社
マーケティング
臆さず、粘り強く、当事者意識を持つ
私にとってのターニングポイントは、これまで継続的に受託してきたビジネスが、他社にスイッチされるかもしれない!という危機に直面したとき。
「何とか立て直してきてほしい」と社長と上司から任命され、立て直しのチームに参画することになりました。でも何をどうすれば相手の信頼回復につながるのかが分からず、ひたすら改善プランを繰り返し提示し続けました。
マイナスからのスタートだからこそ、なりふり構わずクライアントとコミュニケーションがとれたのかもしれません。粘り強く何度も提案を続けたのですがなかなか首を縦にふってもらえず、最終的には「どこが悪いのかわからないので、教えてください」と素直に頭を下げました。
それから何かが変わり始めました。次第にクライアントと想いを共有できるようになり、やがては相手が悩んだときに誰よりも先に相談されるほどの関係性にまで信頼を回復させることができたのです。
この経験を通して、臆さずコミュニケーションを取り続けること、粘り強く困難と向き合えばいつか必ず兆しが見えること、押してダメなら引いてみることの大切さを学びました。
これらは全て「当事者意識」から生まれたもの。そしてこの当時者意識こそがビジネスを動かす基本なのだということを、再認識した出来事でした。