2022.12.14
先輩インタビューVol.4 働くうえで大切にしていること・信条~"サントリーのDNA"編~

CASE1

マキオ先輩
2014年(新卒)入社
営業
仕事の正解って?
私の信条は、「正しいことを、正しくやる」ということ。
それは簡単なようで、とても難しいことです。
社会で生きる以上、人にはそれぞれ立場があります。自分にとって正しいと思うことも、他人の立場からすれば正しくないかもしれません。
声が大きい人、押しの強い人、なんだか勢いのある人の意見を、ついつい正しいと思ってしまうこともあります。
私はサントリーの一員として正しさの基準がぶれないよう、「お客様のためになる価値を提供すること」を軸に据えています。
つまり、正しさの基準を客観的に考えてみる。それが「正しいことを、正しくやる」ための「正」なのだと思っています。
CASE2

マカ先輩
1985年(新卒)入社
スタッフ
サントリーのやってみなはれ
私の信条は「サントリーの『やってみなはれ』のDNAを学ぶ」こと。
新たな取り組みや、大きな変更が生じる事案は、なかなか賛同を得られなかったり、思うように進まなかったりすることが往々にしてあります。
そんな時はまず、私は多くの先輩方が成し遂げてきた、「やってみなはれ」の数々のエピソードを思い出すようにしています。すると必ず、自分の考えの至らなさや、まだやるべきことがあったことに気がつきます。
成し遂げたい目標を強く考えると、今度は絶妙なタイミングでサポートしてくれる人とのネットワークが生まれたり、成功へと向かうことが多いように感じます。
これぞ、サントリーで働くことの醍醐味!
そしてもう一つ大切にしているのが、「サントリーの“価値観”である『利益三分主義』を理解する」こと。社会には多くのすばらしい会社がありますが、サントリーで働ける醍醐味、有難さを実感します。
サントリーグループが文化・社会貢献活動を継続して行ってきた原点は、創業者・鳥井 信治郎が信念としていた「利益三分主義」にさかのぼります。
事業によって得た利益は、「事業への再投資」「お得意先・お取引先へのサービス」だけではなく、「社会への貢献」にも役立てたいという考えで、何と世代を超えて現在にもしっかり受け継がれている価値観です。
「お酒の営業をやりたい」と入社した同僚が、ある時、カラヤン氏が絶賛してくださったサントリーホールに人事異動となり、世界の一流アーティストと面談をする機会だってあるのです。
また、サントリー美術館に異動となった営業マンが、学芸員の資格を取得するために必死で勉強する姿も見ています。
1979年に設立したサントリー文化財団は、社会と文化に関する国際的、学際的で独創的な研究の促進と有能な人材の発掘・育成を図る「学芸文化振興事業」と、地域文化の向上に貢献する個人・団体を顕彰・支援する「地域文化振興事業」を行い、世界の学術・文化の発展に寄与することを目的としています。
広報部時代に後輩だった社員が文化財団に異動となり、著名な研究者、評論家の方々とお会いする機会があるそうで、何と恵まれた会社かと思います。
そういえば、入社した時、森や鳥のことだけを考える「愛鳥活動」をする部署があり、驚きました。
みんなで「何故、サントリーに入社して鳥のことばかり調べているのだろうね。不思議!」と笑っていましたが、サントリーは野鳥が「環境のバロメーター」であることに気づき、1973年、『自然と共に生きる企業』として、「愛鳥活動」という野鳥がすめる環境を守る活動を始めていたのです。日本社会が、まだサステナビリティもSDGsの意識も希薄な時代に「鳥のことだけを考える部署」があったのです。
「愛鳥活動」は現在も続いており、多くの社員が関わっています。
また、私たちの事業を支えるのは自然の恵みです。
サントリーがつくるビールやウイスキー、清涼飲料には森が育む天然水が使われており、その水源涵養エリアに「サントリー天然水の森」を設定し、森づくりもしています。今では日本各地に21ヵ所、総面積は12,000haに及びます(2022年12月時点)。
多くの社員が森の木々を伐採したり、苗を植えたりしており、私も何度も山に登りました。この豊かな地球環境を次世代に引き継いでいく活動を行っているのです。
そして毎年12月、会社ではてんやわんやでバタバタと働きながらも、私は必ずサントリーホールの第九のコンサートに行きます。
サントリーホールは東京で最初のコンサート専用ホールとして、「世界一美しい響き」をコンセプトに1986年秋に誕生しました。それは当時サントリーの社長であった佐治 敬三の永年の夢の実現でもありました。
すばらしい音色を聴くと、「サントリーに入社して良かった」と思わず涙ぐんだりします(笑)。
サントリーに入社した際には、この醍醐味をぜひ一緒に味わっていただきたいと思います。