2022.07.27
先輩インタビューVol.2 "人間的に成長した!!"瞬間~"チーム一丸"編~

CASE1

むねりん先輩
2020年(新卒)入社
生産・研究・製造
重要なバトンの繋ぎ方
プロジェクト推進にあたって重要なことは、プロジェクトに関わる部署や担当業務が異なるさまざまな人たちと、どのように関わるのかを明確にしておくこと。それを思い知らされたのが、入社して初めてプロセス設計を任された、製品のスケールアップ実験をした時でした。
この時、製造担当メンバーと事前に十分なコミュニケーションがとれておらず、満足する実験を行うことができなかったのです。その理由について深く考えてみたのですが、原因はこれまでの開発背景の説明や実験水準のすり合わせがきちんとできていなかったため、担当者と良好な関係を築くことができなかったところにあると気がつきました。
研究開発はものづくりの川上であり、実際に研究成果を形にしていくのは多くの場合製造担当者ですが、製造担当者は決して下請けではありません。ものづくりとは研究開発から製造、SCM、営業までさまざまな人たちの手によってお客様のもとに商品をお届けするものです。
一つのものをつくるためには多くの部門と人が関わります。そのバトンの繋ぎ方の重要性を再認識できたこの経験は、人間的にも大きく成長できた出来事でした。
CASE2

かず先輩
2018年(新卒)入社
スタッフ
自己成長につながる「シェア」の効用
新しい知識やスキルを身に付けるだけじゃなく、既にあるものをシェアすることが自分の成長にもつながる。そう実感した出来事が、入社4年目にありました。
当時私は、データ分析ツールの社内利用を促進するという役割を任されていました。徐々に利用者は増えていた時期であり、実際の業務で活用しているという報告もちらほら。ここで一気に社内に浸透すれば、業務改革や価値創出につながるはず! そんな予感、いや確信に近いものを感じていました。
そこで私は希望者を募って全社向けの勉強会を企画することにしたのですが、その参加者はなんと180名! 皆熱心に説明に耳を傾けてくれて、「わかりやすかった」「また開催してほしい」などの声をかけられ胸がじわりと熱くなるのを感じました。
さらに勉強会の内容を一歩進めて、実際の業務に活用できる研修会を企画。この時は私自身が講師役を担い、後日参加者からは「得意先への提案につながった」と嬉しい言葉もかけてもらいました。
私は物を売ったわけでも、新しい製品を開発したわけでもありません。既に自分が持っている知識や経験を仲間たちにシェアしただけ。しかし、それを活かした仲間たちがたくさんの成果を上げてくれたことで、間接的ながら会社に貢献することができたんです。
この経験は、「チームで働くことの大切さ」を改めて自分に教えてくれました。
CASE3

コニー先輩
2003年(新卒)入社
生産・研究・製造
問題解決への道のりは、険しくやりがいがある!
私の業務はビールや食品・飲料を缶に詰め、フタをしていくエリア・設備を管理することです。商品を完成させる最後の工程でトラブルが起こらないよう、日々厳重に管理を行っています。
それにも関わらず、缶とフタが合わずに変形し中味が漏れてしまうという不良が、ある日突然発生したのです。
このままだと生産ができなくなる。
缶がどのような動きをしてそのような不良が起きているのか原因を探り、早急に対処しなければなりません。しかし機械は複雑な構造で、その原因究明は困難を極めました。
まず缶にフタをする機械は非常に高速で動作するため、ハイスピードカメラでチェック。狭い部分にはウェアラブルカメラを設置し、更にカバーで見えない部分にはアクリルの透明カバーを施すことで、缶の動きをすべて細かく確認していきました。
それでも解決の糸口はつかめず、更にメンバーや設備メーカーの方々と協力し合いました。さまざまな機器・発生状況のデータを徹底的に調べ上げながら必要なデータを比較・活用した結果、ついに原因を特定できたのです。
何度もテストを繰り返し、時間はかかりましたが、皆で知恵を出し合い問題を解決した時間が、それ以上の達成感ややりがいを感じさせてくれました。この経験を通して、トラブルに立ち向かう根気やチームワークの大切さを、しっかり学ぶことができました。