2022.07.20
先輩インタビューVol.1 就活をスタートする昔の自分へ~"一緒に働きたい人"編~

CASE1

おかぴ先輩
2021年(新卒)入社
生産・研究・製造
就活で企業の「本当の姿」を知る方法。
「ちゃんと人と会って話した?」
もし、あの時の自分に出会えるなら、私はそう聞くと思います。
ちょっと恥ずかしい話ですが、就活生だった当時の私は企業の表面的な部分にしか目を向けていませんでした。オシャレなホームページや刺さるキャッチフレーズ、キラキラしたビジョン。それだけで、企業というものを“わかった気”になっていたんです。
でも少し考えれば気づけたと思うんです。どんなにキラキラしたビジョンにも、その影には数え切れないほどの地道な努力や泥臭い試行錯誤があるということに。
特に理系で研究をやっていた方なら、大学に比べて企業は圧倒的に自由度が低いことを痛感すると思います。「ゴールが見えない」「モチベーションが上がらない」……入社前に思い描いた理想とのギャップを感じることも多いでしょう。でも企業で「働くこと」とは、そういうことなんです。
もちろん、入社前の学生が得られる情報には限りがあります。だからこそ、企業を知るには、実際にそこで働く人に会って、話してみることが大切。先が見えない苦悩や焦燥を感じた時、どうやってそれを乗り越えたのかを直に聞いてみる。そして「この人となら、この企業なら壁を乗り越えていけそうだ」と感じたら、それはきっと自分に合っている企業だということ。
説明会で話を聞くことは大切ですが、少しでも興味がある企業は、できるだけ多くの社員と会って話をしてみてください。それが本当の意味でその企業を知ることだと思います。
CASE2

まさーしぃぃ。先輩
2003年(新卒)入社
マーケティング
自分からアクションを起こして人に会え!
自分の就活当時のことを振り返ると、ろくに下調べもせず自分の知っている会社や部活の先輩が入社した会社など、手当たり次第にエントリーしていました。「とにかく場数を踏むことが大事」と考え、「当たってくだけろ! そこから学ぶことはある」くらいの気持ちでしたが、それはそれで良かったかなと思っています(笑)。
最終的にはサントリーに決めましたが、その決め手となったのは「どんな人が働いているのか、皆イキイキしているか、会社はどんな雰囲気なのか」という3点。着目点としては我ながら良かったのですが(笑)、当時それを知る手段が面接だけだったというのは反省すべき点です。
自分は結果オーライでしたが、当時の自分にもっとアクションを起こし、いろいろな社員に会っておけ!と伝えたいですね。
CASE3

つね先輩
2006年(新卒)入社
マーケティング
「誰と働くか」が成否を左右する
自分がどんな仕事にチャレンジしたいか、またどんなことに興味があるのか。就活中の学生であれば、まずはこれらを掘り下げるでしょう。
もちろんそれも大切な要素ですが、少し視点を変えた見方も忘れないように! その中でも「一緒に働く人」は、自分にとって今後の生き方や働き方に大きな影響を与えるはずです。
就活するにあたり、私は自分が楽しかったこと・夢中になったことを振り返りました。その時最初に思い浮かんだのは「内容」ではなく一緒にいた「人」。そこで私は「こうなりたい!」と思える人がいるかを重視して就活を行いました。
入社後、配属された部署にいらっしゃったのはONもOFFも全力投球な先輩。「こうなりたい」と思える方が身近にいたおかげで、目標・伸ばすべきところが明確になり、常に前を向いて努力できたと感じています。
「どこで働くか」「何をするか」ではなく、「誰と一緒に仕事をするか」。それによって、どこでどんな仕事をしていてもやりがいを感じることができるし、仕事も楽しい。そして一緒に働く人によって自らの成長度合いも大きく変化すると、今の自分は感じています。
CASE4

タナカ先輩
2022年(経験者)入社
スタッフ
一緒に働きたいと思える人がいる企業へ
実は僕、一度大学を中途退学しているので、同級生より4年も遅く就職したんです。
他の人よりスタートが遅い分、就活当時の僕はとにかく焦っていて、精神的にもかなり追い詰められていました。
特に何かやりたいことがあるわけでもなく、どの業界が自分に向いているかも分からない。こんな僕でも拾ってくれる企業に入って、とにかく早く成果を出したい!と思っていたところ、内定を貰ったのです。
入社してからも悩みは尽きず、苦しいこともいろいろありました。でも自分の中で期限を区切り、あと2年、200%の力を出し切ってもダメだったら辞めようと思い、必死で頑張っているうちに何とかここまで乗り切ることができました。
ラッキーだったのは、一生懸命やってみると意外とこの仕事は自分に向いているんじゃないかと後から思えたこと。そして仕事に年齢なんてあまり関係ないな、と思えるような良い出会いがあったことです。
振り返ると、上司と同僚にはかなり恵まれていたなと思います。いろんな意味で刺激をもらい、成長につながりました。
昔の自分に声をかけるなら、「あせらなくていい。自分なりに一生懸命やっていれば、良い出会いもあるし成果は後からついてくるから。そして企業は一緒に働く人を見て選んだほうがいいよ」と言いたいですね。