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2019.01.01

ウイスキー樽の未来を築く。サントリーのグローバル調達戦略

ウイスキー樽の未来を築く。サントリーのグローバル調達戦略

ウイスキー用樽の安定的な確保を目指し、グローバルなスキームづくりに挑む

現在私は原料部に所属し、主にウイスキー用麦芽と樽・樽材の調達を担当しています。各原料の安定供給体制を構築するとともに、品質の安定化やさらなるコストダウンを目指した活動が私の役割です。

2013年の秋、ロンドン支店から原料部に異動後すぐに携わった案件が、ウイスキーの熟成に不可欠なアメリカン・ホワイト・オーク樽の安定供給体制の確立でした。当時はアメリカのサプライヤーから調達しており、年明けには調達交渉を始める予定でした。しかしちょうどその頃、サントリーによるビーム社買収の情報が伝わりました。世界的バーボンメーカーのビーム社がサントリーのグループ会社になることで、樽の調達スキームを抜本的に変革できる機会に恵まれることになったのです。

樽不足と価格高騰という市況環境の中、ビーム社と協働することで相場より低い価格で、必要数量を安定確保できました。異動後すぐでウイスキーの知識も樽の知識もないなか、ビーム社とのシナジーを活かし樽の安定供給体制が構築できたのは最大の成果であったと思います。


お客様に高品質な製品をお届けするために、さらなる調達スキームの刷新へ

原料部に異動後深く携わってきた案件はいずれも、グローバルプレーヤーとして世界展開を図るサントリーが、原材料に関してもグローバルな調達体制を確立することにあったと思います。これまでと異なる調達スキームを考えることは、前例なきものへの挑戦という意味でやりがいのある仕事でした。ウイスキー分野は好調な事業の一つであり、それを支える仕事に携わる誇りと責任を感じています。

ウイスキー用の樽は、樽材の産地も樽のサイズもさまざま。こうした多様な種類の樽を、関係各部署と連携しながら長期的な戦略に基づいてどう調達していくか、なかなか奥深くおもしろい仕事です。

麦芽の調達では、前年に翌年度に必要な数量と価格を決めますが、大麦の生産は各国の需給バランスや天候に準じた作況によって収量や価格が左右されます。さまざまな要素を考慮しながらサプライヤーと交渉する点もまた、この仕事の醍醐味です。
私たちは、お客様に高品質な製品をお届けするために、品質を維持しながら原材料の安定供給に取り組んでいます。その上でコストダウンも含め、さらなる調達スキームの刷新に挑んでいきたいと思います。

※内容・社員の所属は取材当時のものです。

船津 孝之

船津 孝之Takayuki Funatsu

サントリーホールディングス株式会社
原料部

2001年 財務部
2006年 市場開発本部
2010年 ロンドン支店
2013年 原料部
2018年 RSメキシコ

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