• ENTRY
  • 2026卒 ENTRY 製造部門
  • INTERN SHIP

INTERVIEW 新入社員の声2023

内山 塔子

Toko Uchiyama

サントリーホールディングス株式会社
サプライチェーン本部 物流部

製品の運搬・保管を管理する物流部に所属しています。物流部は、飲料や酒類の国内事業の利益最大化に貢献できるよう、モノやお金の流れの最適化を目指す「サプライチェーン」を担う部署です。国内のすべてのお客様にサントリー製品を安定的にお届けできるよう、製品の移動・保管・出荷の管理や物流品質の改善などの多岐にわたる業務があります。私は製品物流に関わる全て費用やその予算を取りまとめ、他メンバーが実行した改善をチェックし、さらなる改善に繋がる分析や情報提供をしています。
物流を取り巻く環境は、市況の悪化や物流2024年問題などにより、さらに厳しくなることが予見されています。物流部内だけでなくサントリーの各事業や協力会社様と連携して、「お客様への安定供給」と「コストの最適化」のバランスを上手く見極められるよう、トライ&エラーを繰り返す毎日です。

大学では微分幾何学という数学の1分野を勉強する傍ら、大学生をはじめとした若者の地域参画を支援するNPOの運営スタッフとして2年間活動しました。コロナ禍により、大学1年生から所属していた学祭の実行委員会の活動がほとんどなく、PCと紙とペンだけに向き合う日々を変えたくて、インターネットで探した横浜市内のNPOに参画、学業とは全く異なるフィールドで、自分の関わる介在価値を高めながら組織を運営することに面白さを感じていました。特に、賃金や営利を前提としない非営利組織での活動だからこそ、周りの多世代の仲間のモチベーションを保ちながら活動を継続することの難しさと面白さの両方を体感することができ、とてもいい経験になりました。

とあるメーカー企業でSCM職の方が数学の勉強で培った論理的な思考力を活かして活躍されていたことに感銘を受け、モノづくりのSCM分野に関わる仕事をしたいと思い、メーカー中心に就職活動をしていました。と、最初から意志やビジョンが固まっていそうなことを言いつつも、実際は自分自身の適性が分からず理系分野の知識が直結する企業に片っ端からエントリーして、右往左往しながら就活をしていました。最後にサントリーに入社したいと思った決定打は最終面接。数学のフェルマーの最終定理の証明に関する質問をいただき、限られた面接時間の中で「こんなオモロイ質問をしてくれる企業はきっと楽しく働けるに違いない」と確信して、サントリーへの入社を決めました。

製品のサプライチェーンを新しく構築する仕事をしてみたいです。サントリーが世の中に新しい価値を届けている裏には、原料や包材一つひとつににこだわりを持って選び抜き、すべてのお客様のために常に安定的に供給できるように、日々頑張っている社員が沢山います。1年目からサプライチェーンを担う物流のコストを見る仕事ができたからこそ、適切なコストへの感覚を身に着けたうえで新しいチェーンの構築にも携わってみたい。まずは奥深くて面白い物流知識をさらに習得し、自分の考えたロジックで物流改善に貢献することが直近の目標ですが、将来的にはサプライチェーン全体を見て「サントリーや社会にとっての最適」の基準を作れるようになりたいです。

社会人になると、自分の働く企業や担当の仕事について考えることがほとんどになり、あらゆる人生のカタチや選択肢について考える機会は学生時代よりぐっと減ります。就活生の今だからこそ、色んな企業や組織の方に出会って十人十色の人生のカタチを知り、自分が大切にしたいことや楽しいと感じること、譲れない条件などをあらゆる角度から探してみてください。人生の選択肢や引き出しの数が増えて、将来働く世界できっと活きると思います。
そして、学生時代にしかできないことに挑戦する気持ちを大切にしながら、社会人生活を楽しみにしていてください!私も長い道のりを歩み始めたばかりですが、サントリーでの人生はどうやら面白そうです。
一緒に頑張りましょう!