關 優作
Yusaku Seki
サントリーシステムテクノロジー株式会社基盤サービス部クラウド推進グループ
現在は、AWSというクラウドサービスを用いて、ITインフラの観点から社内システムを支援する仕事をしています。具体的には、古いサーバを刷新したり、プロジェクトで必要なインフラ環境を構築したりしています。最近は、社内向けのWebサイトにOktaという新たな認証連携システムを導入しました。サントリーでは、 Webサイトに対してOkta認証を導入するのが初めての試みだったので、本プロジェクトは社内でも先進的な事例となりました。そのような先進的なプロジェクトに新人をアサインして、大きな裁量を渡して頂けるのは、サントリーの特徴の一つです。責任も感じましたが、大きなやりがいと達成感を感じることが出来ました。
大学生までは人と同じ道の上で自分がどれだけできるのかを競い合って生きてきました。自分の人生を振り返ってみると、幸運にも大学生になるまでは、自分の思い通りになることが多かったですね(勿論めちゃくちゃ努力してきたつもりですが)。しかし大学院生になるタイミングで、「あぁこれはどうしても勝てない」という人に出会いました。その人は、今でも友達であり、尊敬しています。これを機に、少し考え方が変わりました。自分を他の人と無理に差別化するとか、他人と同じ道で競い合わなくても良いと感じるようになりました。自分は今、自身が面白いと思える道を歩めているかな?ということを意識するようになりましたね。
少しでも興味のある企業にはとりあえず応募するという姿勢で、ESは約50社提出し、17社のインターンに参加しました。その中の1社がサントリーです。そして何より実際にインターンに参加し、自分がその体験を通じて何を感じたのかという事に重きを置いて就職活動をしていました。そして最終的には、企業選びの軸として「①人・②ビジネス・③スキル」の項目を重要視するようになっていたと思います。①自分と波長が合う人が多いか?②その会社が行っているビジネスや理念に共感できるか?③(自分のスキルを活かして)その会社で自分が活躍・貢献できそうか?これを深く考えると、自ずと企業が絞られたり、面接で話したい事が生まれたりするのではないかと思います。
仕事で英語を使います。仕事でITを使います。自分はどちらも大得意と言う訳ではありません。ですが日々の勉強の積み重ねもあり、少しずつ成長を実感し、大変な中でもやりがいや楽しさを見出すことが出来ています。「なぜ自分がここまで一生懸命頑張れるのか」と考えた時に、「海外でITを用いた仕事をしたい」という潜在的な希望ががあるからだと気付き、その時からそれが大きな目標になりました。これは「海外でITを使った仕事で活躍している自分って何かカッコ良くない?」という理屈抜きの直感です(笑)。自分の直感を信じて、ここまで本気で頑張れるのが自分のアドバンテージでもありますね。
後悔には2種類あると思っています。ポジティブな後悔と、ネガティブな後悔です。ポジティブな後悔は、沢山勉強してその結果選択肢は増えたものの、体は一つしかないので、どうしても選ばなければならない。そして見送った選択肢に対して、思いを馳せて、「あの時あれを選んでいたら」と悩むのがポジティブな後悔です。一方でネガティブな後悔は、やるかやらないか迷って、やる勇気が出なかったからやらなかった。その結果「あの時やっていれば」と思い悩むのがネガティブな後悔です。私自身、ポジティブな後悔は受け入れることができても、ネガティブな後悔は受け入れ難いです。迷うならポジティブな後悔を恐れず、沢山挑戦して選択肢を拡げ、勇気ある決断をしてもらいたいと思います。