大友 沙紀
Saki Otomo
サントリーシステムテクノロジー株式会社グローバルシステム部 先端技術グループ
所属する先端技術グループの仕事は、世の中に日々生み出される先端技術を、サントリーの業務に活用して成果を創出することです。そして今年私が担当している業務の1つは、生成AIの活用。サントリーの業務内で生成AIの可能性を探る業務で、事業部門へのヒアリングをはじめ、技術検証・課題抽出・活用方法の整理までを担当しています。生成AIは、ニュースでも耳にしない日がないほどめまぐるしく進歩している分野ですし、新しい情報をキャッチアップし続けなくてはならないプレッシャーもありますが、非常にやりがいも感じています。
自分のやりたいことに貪欲に、前のめりに挑戦した学生時代だったと思います。 異国の文化や生活に触れることが楽しくて、大学や国の制度を利用して4度の短期留学と、1度の交換留学を経験しました。 交換留学先であるデンマークの工科大学は、企業とのコラボレーションが盛んで、大学の研究が社会にどう活きるのか考え提案することを多く求められました。これをきっかけに、技術を「産み出す」ことよりも、どのように「使う」かを考えることに興味をもち、大学では情報工学を学んでいましたが、大学院で専攻を技術経営(MOT)に変えています。その時々の自分の興味に素直に向き合い、思い切って行動することを恐れなかった学生生活でした。
「テクノロジーを活用して新たな価値を創造する仕事ができること」「挑戦することに肯定的な文化があること」の2軸で企業を選びました。また、職種別に採用をしていることも絶対条件として掲げていました。このように非常に範囲の狭い就職活動を行ったため、本選考を受けたのは数社、飲料業界はサントリーのみです。一方その軸を固めるまでには時間がかかりました。夏のインターンシップでは、テーマパークから広告代理店、コンサル・家電メーカー・Sierなど、興味の向くままに幅広く参加し、さまざまな業界・業種のインターンシップを経験することで自分は「何が嫌で、何に喜びを感じたのか」を徹底的に言語化し、企業選びの軸を固めました。サントリーに決めたのは、「会社と仕事が好き」と言い切れる社員の姿が素敵だと思ったからです。最後は直感です(笑)。
国内外のスタートアップ企業と連携したオープンイノベーションを推進していきたいです。世の中には、ユニークで心躍るような新しい技術をもつスタートアップ企業や大学がたくさん存在しています。そうした技術や取り組みを見つけ、サントリーに蓄積されたノウハウ・技術・リアルアセットと掛け合わせることで、まだ世の中にない新たな価値を生み出す仕事を実現したいですね。そして将来的には、海外のスタートアップ企業との共創を実現する、日本のスタートアップ企業の技術を海外のサントリー関連会社で実証するなど、軸足を日本に限定せず、グローバルに仕事をしたいと思っています。
サントリーは、本当に「やってみなはれ精神」が存在している会社だと思います。 配属されてすぐの懇親会の席で、将来、5年10年でやってみたいと思っていることを口にしたところ、翌日には関連する仕事のミーティングに声をかけていただき、業務の一部を任せていただけたことがあります。配属されたばかりの新人の発言にもしっかりと耳を傾け、すぐにチャンスをもらえたことが、今でも強く印象に残っています。就職活動は大変ですが、もし少しでもサントリーでやってみたいこと、サントリーという環境で叶えたい夢があれば、ぜひ口に出して言ってみてください。 ご一緒できる機会を楽しみにしています!