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ニュースリリース
  • No.sh0430(2024/4/30)

耳が目覚める!頭に響く!圧倒的ナナメ上 音楽フェス
サントリーホール サマーフェスティバル 2024

アーヴィン・アルディッティ
©Manu Theobald

フィリップ・マヌリ
©Tomoko Hidaki

波立裕矢
©Koji Iida

1987年より開催し、日本の現代音楽界を牽引するサマーフェスティバル
50周年を迎えるアルディッティ弦楽四重奏団とテーマ作曲家にフィリップ・マヌリを招聘

 サントリーホールは、2024822日(木)~829日(木)の期間に、「サントリーホール サマーフェスティバル 2024を開催します。1987年にスタートし、音楽の現在(いま)を紹介する、東京の現代音楽の祭典として、最前線で活躍する世界各国の音楽家たちがサントリーホールに集まり、自由かつ冒険的な精神にあふれる音楽を発信しています。
1. ザ・プロデューサー・シリーズ アーヴィン・アルディッティがひらく
 独自の視点で現代音楽を切り取る今年のプロデューサーには、自身のために書かれた数多の作品を世界初演する唯一無二のヴァイオリニスト、アーヴィン・アルディッティを招きます。彼が創設者でもあり第一ヴァイオリンを務めるアルディッティ弦楽四重奏団は今年で創設50周年を迎え、これまでに献呈されてきた9つの作品を3つの室内楽公演で披露し、細川俊夫、イルダ・パレデスのピアノ五重奏曲、坂田直樹の弦楽四重奏曲の新曲を披露する他、彼らを日本に招いた縁を持つ武満徹の作品を取り上げるなど、その親密な関係性を伺うことができるプログラム構成です。
2. テーマ作曲家 フィリップ・マヌリ サントリーホール国際作曲委嘱シリーズNo. 46 (監修:細川俊夫)
 世界の第一線で活躍する作曲家に管弦楽作品を委嘱し、世界初演の作品を披露します。今回はフランス作曲界の重鎮、フィリップ・マヌリが登場。器楽からライブ・エレクトロニクス、伝統的なものから空間配置まで多彩な書法で作曲界を牽引するマヌリの作品を、管弦楽、室内楽それぞれのプログラムで多角的に紹介します。その他、若手作曲家の作品を公募しクリニックする作曲ワークショップでは、本シリーズの監修者細川俊夫に加え、ゲストとしてマヌリの40年来の盟友でもある野平一郎も登場。トークセッションではマヌリが創作に利用してきたコンピュータとのかかわりを紐解き、マヌリの音楽との向き合い方や哲学を垣間見ることができる貴重な機会となります。
3. 34 芥川也寸志サントリー作曲賞選考演奏会
 2023年(1月~12月)に国内外で初演された日本人新進作曲家の管弦楽作品から、選考委員の新実徳英、望月京、山本裕之による第一次選考を経てノミネートされた石川健人、河島昌史、山邊光二の3作品を実演。その中から、もっとも清新かつ将来性に富む1作品を公開で選考し、贈賞します。第32回受賞者の波立裕矢の委嘱作品の世界初演もあわせて行います。

※特集ページはこちらからご覧ください。https://www.suntory.co.jp/suntoryhall/feature/summer2024/

[チケットのお申し込み・お問合せ]
 サントリーホール・メンバーズ・クラブWEB suntoryhall.pia.jp
 サントリーホールチケットセンター TEL 0570-55-0017 (10:00~18:00、休館日を除く)
[写真・資料のご請求、ご取材・お問合せ]
 サントリーホール 広報部 TEL 03-3505-1002 FAX 03-3505-1007
 〒107-8403 東京都港区赤坂1-13-1 suntory.jp/HALL/

― 記 ―

サントリーホール サマーフェスティバル 2024
SUNTORY HALL SUMMER FESTIVAL 2024

ザ・プロデューサー・シリーズ アーヴィン・アルディッティがひらく
 The Producer Series IRVINE ARDITTI

◎室内楽コンサート1
 Chamber Music Concert 1

【日時】
2024年8月22日(木)19:00開演(18:20開場) 
Thursday, August 22, 2024 at 19:00 (Doors open 18:20) 

【会場】ブルーローズ(小ホール) Blue Rose (Small Hall) 

【曲目】
武満 徹(1930~96):『ア・ウェイ・ア・ローン』弦楽四重奏のための(1980)
Toru Takemitsu: A Way a Lone for String Quartet
ジョナサン・ハーヴェイ(1939~2012):弦楽四重奏曲第1番(1977)
Jonathan Harvey: String Quartet No. 1
細川俊夫(1955~ ):『オレクシス』ピアノと弦楽四重奏のための(2023)[日本初演 サントリーホール、アルディッティ弦楽四重奏団委嘱]
Toshio Hosokawa: Oreksis for Piano and String Quartet [Japanese Premiere, commissioned by Suntory Hall and Arditti Quartet]
ヘルムート・ラッヘンマン(1935~ ):弦楽四重奏曲第3番「グリド」(2000/01)
Helmut Lachenmann: String Quartet No. 3, “Grido” 

【出演】
弦楽四重奏:アルディッティ弦楽四重奏団 Arditti Quartet, String Quartet
 第1ヴァイオリン:アーヴィン・アルディッティ Irvine Arditti, 1st Violin
 第2ヴァイオリン:アショット・サルキシャン Ashot Sarkissjan, 2nd Violin
 ヴィオラ:ラルフ・エーラース Ralf Ehlers, Viola
 チェロ:ルーカス・フェルス Lucas Fels, Cello
ピアノ:北村朋幹 Tomoki Kitamura, Piano 

プロフィールはこちら

【チケット料金】指定席4,000円 U25席1,000円 Reserved Seating ¥4,000 U25 \1,000 

 

◎室内楽コンサート2
 Chamber Music Concert 2

【日時】
2024年8月25日(日)15:00開演(14:20開場)
Sunday, August 25, 2024 at 15:00 (Doors open 14:20)

【会場】ブルーローズ(小ホール) Blue Rose (Small Hall)

【曲目】
エリオット・カーター(1908~2012):弦楽四重奏曲第5番(1995)
Elliott Carter: String Quartet No. 5
坂田直樹(1981~ ):弦楽四重奏曲(2024)[世界初演 サントリーホール委嘱]
Naoki Sakata: String Quartet [World Premiere, commissioned by Suntory Hall]
西村 朗(1953~2023):弦楽四重奏曲第5番「シェーシャ」(2013)
Akira Nishimura: String Quartet No. 5, “Shesha”
ハリソン・バートウィッスル(1934~2022):弦楽四重奏曲「弦の木」(2017)
Harrison Birtwistle: String Quartet, “The Tree of Strings” 

【出演】
弦楽四重奏:アルディッティ弦楽四重奏団 Arditti Quartet, String Quartet
 第1ヴァイオリン:アーヴィン・アルディッティ Irvine Arditti, 1st Violin
 第2ヴァイオリン:アショット・サルキシャン Ashot Sarkissjan, 2nd Violin
 ヴィオラ:ラルフ・エーラース Ralf Ehlers, Viola
 チェロ:ルーカス・フェルス Lucas Fels, Cello 

プロフィールはこちら

【チケット料金】指定席4,000円 U25席1,000円 Reserved Seating ¥4,000 U25 \1,000

 

◎室内楽コンサート3
 Chamber Music Concert 3 

【日時】
2024年8月25日(日)19:00開演(18:20開場) 
Sunday, August 25, 2024 at 19:00 (Doors open 18:20) 

【会場】ブルーローズ(小ホール) Blue Rose (Small Hall) 

【曲目】
ブライアン・ファーニホウ(1943~ ):弦楽四重奏曲第3番(1986~87)
Brian Ferneyhough: String Quartet No. 3
ジェームズ・クラーク(1957~ ):弦楽四重奏曲第5番(2020)
James Clarke: String Quartet No. 5
ロジャー・レイノルズ(1934~ ):『アリアドネの糸』*(1994)
Roger Reynolds: Ariadne’s Thread
イルダ・パレデス(1957~ ):ピアノ五重奏曲(2024)[世界初演 サントリーホール委嘱]
Hilda Paredes: Piano Quintet [World Premiere, commissioned by Suntory Hall]
ヤニス・クセナキス(1922~2001):『テトラス』弦楽四重奏のための(1983)
Iannis Xenakis: Tetras for String Quartet 

【出演】
弦楽四重奏:アルディッティ弦楽四重奏団 Arditti Quartet, String Quartet
 第1ヴァイオリン:アーヴィン・アルディッティ Irvine Arditti, 1st Violin
 第2ヴァイオリン:アショット・サルキシャン Ashot Sarkissjan, 2nd Violin
 ヴィオラ:ラルフ・エーラース Ralf Ehlers, Viola
 チェロ:ルーカス・フェルス Lucas Fels, Cello
ピアノ:北村朋幹 Tomoki Kitamura, Piano
エレクトロニクス:有馬純寿* Sumihisa Arima, Electronics 

プロフィールはこちら

【チケット料金】指定席4,000円 U25席1,000円 Reserved Seating ¥4,000 U25 \1,000

 

◎オーケストラ・プログラム
 Orchestra Program 

【日時】
2024年8月29日(木)19:00開演(18:20開場)
Thursday, August 29, 2024 at 19:00 (Doors open 18:20) 

【会場】大ホール Main Hall

【曲目】
細川俊夫(1955~ ):『フルス(河)』~私はあなたに流れ込む河になる~弦楽四重奏とオーケストラのための(2014)
Toshio Hosokawa: Fluss―Ich wollt’, ich wäre ein Fluss und Du das Meer for String Quartet and Orchestra
ヤニス・クセナキス(1922~2001):『トゥオラケムス』90人の奏者のための(1990)
※武満徹の60歳バースデーに寄せた作品
Iannis Xenakis: Tuorakemsu for 90 Musicians
ヤニス・クセナキス:『ドクス・オーク』ヴァイオリン独奏と89人の奏者のための(1991)
Iannis Xenakis: Dox-Orkh for Violin Solo and 89 Musicians
 ソロ・ヴァイオリン:アーヴィン・アルディッティ
 Irvine Arditti, Violin Solo
フィリップ・マヌリ(1952~ ):『メランコリア・フィグーレン』弦楽四重奏とオーケストラのための(2013)
Philippe Manoury: Melencolia-Figuren for String Quartet and Orchestra 

【出演】
アルディッティ弦楽四重奏団 Arditti Quartet, String Quartet
 第1ヴァイオリン:アーヴィン・アルディッティ Irvine Arditti, 1st Violin
 第2ヴァイオリン:アショット・サルキシャン Ashot Sarkissjan, 2nd Violin
 ヴィオラ:ラルフ・エーラース Ralf Ehlers, Viola
 チェロ:ルーカス・フェルス Lucas Fels, Cello
指揮:ブラッド・ラブマン Brad Lubman, Conductor
東京都交響楽団 Tokyo Metropolitan Symphony Orchestra

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【チケット料金】S席5,000円 A席3,000円 U25席1,000円 S ¥5,000 A ¥3,000 U25 ¥1,000

 

テーマ作曲家 フィリップ・マヌリ
Theme Composer PHILIPPE MANOURY
サントリーホール国際作曲委嘱シリーズNo. 46(監修:細川俊夫)
Suntory Hall International Program for Music Composition No. 46
(Artistic Director: Toshio Hosokawa) 

◎オーケストラ・ポートレート(委嘱新作初演演奏会)
 Orchestra Portrait (Commissioned Work Program) 

【日時】
2024年8月23日(金)19:00開演(18:20開場) 
Friday, August 23, 2024 at 19:00 (Doors open 18:20) 

【会場】大ホール Main Hall

【曲目】
ピエール・ブーレーズ(1925~2016):『ノタシオン』オーケストラのための(1978~2004)
Pierre Boulez: Notations for Orchestra

フィリップ・マヌリ(1952~ ):『プレザンス』空間化された大オーケストラのための(2024)[世界初演 サントリーホール委嘱]
Philippe Manoury: Présences for Spatialized Large Orchestra [World Premiere, commissioned by Suntory Hall] 

クロード・ドビュッシー(1862~1918)/フィリップ・マヌリ 編曲:『夢』(オーケストラ用編曲)(1883/2011)
Claude Debussy (arr. Philippe Manoury): Rêve (arr. for Orchestra)
フランチェスカ・ヴェルネッリ(1979~ ):『チューン・アンド・リチューンII』オーケストラのための(2019~20)
Francesca Verunelli: Tune and Retune II for Orchestra
クロード・ドビュッシー:『牧神の午後への前奏曲』(1891~94)
Claude Debussy: Prélude à l’après-midi d’un faune 

【出演】
指揮:ブラッド・ラブマン Brad Lubman, Conductor
東京交響楽団 Tokyo Symphony Orchestra 

【チケット料金】S席4,500円 A席2,500円 U25席1,000円 S ¥4,500 A ¥2,500 U25 \1,000

 

◎作曲ワークショップ×トークセッション(スコア公募方式による)
 Music Composition Workshop and Talk Session (Call for Scores within Japan) ※日本語通訳付 

【日時】
2024年8月26日(月)19:00開始(18:20開場) 
Monday, August 26, 2024 at 19:00 (Doors open 18:20) 

【会場】ブルーローズ(小ホール) Blue Rose (Small Hall)

【内容】
第1部 フィリップ・マヌリ×細川俊夫 トークセッション
[Part 1] Philippe Manoury × Toshio Hosokawa Talk Session
ゲスト:野平一郎 Ichiro Nodaira, Guest
第2部 若手作曲家からの公募作品クリニック/実演付き
[Part 2] Workshop by Call for Scores

【出演】レクチャー:フィリップ・マヌリ/細川俊夫 Philippe Manoury / Toshio Hosokawa, Lecture

プロフィールはこちら

【チケット料金】自由席1,000円 Non-Reserved Seating ¥1,000

 

【作品公募 Call for Scores】フィリップ・マヌリが、若い作曲家の室内楽作品をクリニックします。
応募詳細はこちら 
https://www.suntory.co.jp/suntoryhall/schedule/detail/sf24_callforscore.pdf

募集要項
提出書類:(1)作品のスコアおよびパート譜一式  (2)応募申請書 ((1)、(2)共にPDF 推奨)
作品の長さ:10分以内
作品の編成
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、フルート、クラリネットを使ったソロ、デュオ、トリオのいずれかの編成。(スコア、パート譜は作曲家自身の責任において作成されたものに限ります)
※既存/新作を問いません。※楽器の重複は不可とします。
楽譜に使用する言語通常の音楽用語、記号のほかは、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語のいずれかをご使用ください。
応募者の資格
日本在住、年齢35歳以下(2024年8月26日時点)に限る。国籍不問。
8月26日開催のワークショップへの参加が必須です。(交通費支給※関東圏外対象)
※ワークショップでは、採用作品を実演します。
応募方法
下記メールアドレスへ(1)と(2)を添付の上ご応募ください。
また、応募メールの件名は「作曲ワークショップ(氏名)」とご記入ください。
応募締め切り:2024年5月31日(金)23時59分まで
選考結果通知:採用された方へのみメールにてご連絡いたします。
お問い合わせおよび応募先
東京コンサーツ サマーフェスティバル事務局 summerfes@tokyo-concerts.co.jp
※応募の際、記載いただきました個人情報は、目的以外では使用いたしません。 

 

◎室内楽ポートレート
 Chamber Music Portrait

【日時】
2024年8月27日(火)19:00開演(18:20開場) 
Tuesday, August 27, 2024 at 19:00 (Doors open 18:20) 

【会場】ブルーローズ(小ホール) Blue Rose (Small Hall)

【曲目・出演】
フィリップ・マヌリ(1952~ ):
Philippe Manoury
 弦楽四重奏曲第4番「フラグメンティ」(2015)
 String Quartet No. 4, “Fragmenti”
  弦楽四重奏:タレイア・クァルテット Thaleia Quartet, String Quartet
 『六重奏の仮説』6楽器のための(2011)
 Hypothèses du sextuor for 6 Instruments
  フルート:今井貴子 Takako Imai, Flute
  クラリネット:田中香織 Kaori Tanaka, Clarinet
  マリンバ:西久保友広 Tomohiro Nishikubo, Marimba
  ピアノ:永野英樹 Hideki Nagano, Piano
  ヴァイオリン:松岡麻衣子 Maiko Matsuoka, Violin
  チェロ:山澤 慧 Kei Yamazawa, Cello
 『イッルド・エティアム』ソプラノとリアルタイム・エレクトロニクスのための(2012)
 Illud etiam for Soprano and Electronics in Real Time
  ソプラノ:溝淵加奈枝 Kanae Mizobuchi, Soprano
  エレクトロニクス:今井慎太郎 Shintaro Imai, Electronics
 『ウェルプリペアド・ピアノ(第3ソナタ...)』ピアノとライブ・エレクトロニクスのための(2020)
 Das Wohlpräparierte Klavier (...troisième sonate...) for Piano and Live Electronics
  ピアノ:永野英樹 Hideki Nagano, Piano
  エレクトロニクス:今井慎太郎 Shintaro Imai, Electronics 

【チケット料金】指定席4,000円 U25席1,000円 Reserved Seating ¥4,000 U25 \1,000

 

34 芥川也寸志サントリー作曲賞選考演奏会
 The 34th Competition of Yasushi Akutagawa Suntory Award for Music Composition

【日時】
2024年8月24日(土)15:00開演(14:20開場) 
Saturday, August 24, 2024 at 15:00 (Doors open 14:20) 

【会場】大ホール Main Hall

【曲目】
32回芥川也寸志サントリー作曲賞受賞記念サントリー芸術財団委嘱作品
波立裕矢(1995~ ):打楽器協奏曲(仮題)(2024)[世界初演]
Yuya Haryu: Percussion Concerto [World Premiere, commissioned by Suntory Foundation for the Arts]
 打楽器:安藤 巴 Tomo Ando, Percussion 

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34回芥川也寸志サントリー作曲賞候補作品(50音順/曲順未定)
石川健人(1997~ ):『ブリコラ-じゅげむ』(2023)
Kento Ishikawa: BRICOLA-JUGEMU
河島昌史(1980~ ):『e→e IV』(2022)
Masashi Kawashima: ee IV
山邊光二(1990~ ):『Underscore』(2022)
Koji Yamabe: Underscore 

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【出演】
指揮:杉山洋一 Yoichi Sugiyama, Conductor
新日本フィルハーモニー交響楽団 New Japan Philharmonic 

候補作品演奏の後、公開選考会(司会:白石美雪) 
Open Screening by juries after the concert (Miyuki Shiraishi, MC)
選考委員(50音順):新実徳英/望月 京/山本裕之
Tokuhide Niimi / Misato Mochizuki / Hiroyuki Yamamoto, Jury 

【SFA総選挙~あなたの清き、耳の一票を】※候補作品応援企画、非公式開催!
選考演奏会を会場で聴いて、気に入った曲に投票していただきます。
観客による総選挙の結果は、作曲賞決定後に発表します。 

【チケット料金】
前売 一般2,000円 U25席 1,000円 Advance Ticket, Reserved Seating ¥2,000 U25 \1,000
当日窓口 一般2,500円 U25席 1,500円 Door Ticket, Reserved Seating ¥2,500 U25 \1,500
※前売券は公演当日は正午までWEBにてご購入いただけます。 

【チケット発売】
サントリーホール・メンバーズ・クラブ先行発売:2024年5月7日(火)10時~9日(木)
※先行期間中は窓口での販売はございません。
一般発売:5月10日(金)10時~ 

【チケット取り扱い】
サントリーホールチケットセンター 0570-55-0017(10:00~18:00、休館日を除く)
サントリーホール・メンバーズ・クラブWEB suntoryhall.pia.jp
(登録料・会費無料、座席選択可能)
eチケット取り扱い開始!
※サントリーホール・メンバーズ・クラブWEBにて、電子チケットの「eチケット」の取扱いを開始します。チケット引き取り方法で「eチケット」を選択すると、紙のチケット発券の必要がございません。スマートフォンに表示されるチケット情報の掲示にて、ご入場いただけます。
サントリーホールチケットセンター窓口:10:00~18:00、休館日を除く
※18:00以降開演の公演がある場合は開演時刻まで営業いたします。
チケットぴあ t.pia.jp
イープラス eplus.jp
※U25席はサントリーホールチケットセンター(WEB・電話・窓口)のみ取り扱い。
 25歳以下、来場時に学生証提示要。お一人様1枚限り。

【主催】サントリーホール
【制作協力】東京コンサーツ

【後援】
ブリティッシュ・カウンシル(ザ・プロデューサー・シリーズ公演のみ)
在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ(テーマ作曲家公演のみ)
【協力】(芥川也寸志サントリー作曲賞選考演奏会のみ)
(一社)日本作曲家協議会 
(一社)日本音楽著作権協会 
(特非)日本現代音楽協会

※都合により、内容が変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
 最新情報は、ホームページでお知らせします。(URL=suntory.jp/HALL/
※就学前のお子様は同伴・入場いただけません。 

【プロフィール】
ヴァイオリン:アーヴィン・アルディッティ Irvine Arditti, Violin
アーヴィン・アルディッティは現代音楽の世界で最も重要な演奏家の一人であり、アルディッティ弦楽四重奏団の第一ヴァイオリン奏者としての伝説的なキャリアに加え、多くのソロ作品にも生命を吹き込んでいる。1953年ロンドンに生まれ、16歳で英国王立音楽院に入学。76年にロンドン響に入団し、2年後に25歳でコ・コンサートマスターに就任したが、在学中の74年に結成したアルディッティ弦楽四重奏団に専念するため、80年に退団した。アスコ・アンサンブル、コンセルトヘボウ管、バイエルン放送響、パリ管、BBC響、アンサンブル・モデルン、ロンドン・シンフォニエッタなど多数の著名オーケストラやアンサンブルと共演。多くの協奏曲を演奏し、特にリゲティやデュティユーらから高い評価を得ている。また自身のために特別に書かれた作品――クセナキス『ドクス・オーク』、ファーニホウ『地形』、細川俊夫『ランドスケープIII』などを世界初演した。ソロの録音も多い。カーター、ファーニホウ、ドナトーニなどの作曲家によるソロ・ヴァイオリン作品のCDや、ノーノ『ラ・ロンタナンツァ』は数々の賞を受賞。また、アメリカのレーベルModeのケージ・ヴァイオリン音楽全集シリーズの一環として録音した『フリーマン・エチュード』は音楽史にその名を刻んでいる。ベリオの『セクエンツァ』の録音はドイツ・シャルプラッテン賞や、イタリアの音楽誌アマデウスの最優秀現代音楽作品賞を受賞した。2017年にはパリでシャルル・クロ・グランプリ・イン・オノレム(生涯功労賞)を授与された。また13年にアルディッティと作曲家ロベルト・プラッツによる書籍『The Techniques of Violin Playing』がベーレンライター社から、そして23年にはマインツのショット社から自著の伝記が発売。この本には、現代音楽演奏の約50年にわたる出来事が生涯にわたって網羅され、彼が関わった25人の作曲家についての詳細な情報が掲載されている。

作曲:フィリップ・マヌリ Philippe Manoury, Composer
楽器の音をコンピュータがリアルタイムに加工し発するライブ・エレクトロニクス音楽の現代における第一人者。あらゆる編成・形態に取り組み、近年はとりわけオーケストラ音楽の可能性を野心的に探究する。
フランス南西部のチュール出身。9歳のころピアノを始めると同時に作曲を試み、ピアノをピエール・サンカンに学ぶ。エコール・ノルマル音楽院でマックス・ドイチュ、パリ音楽院ではミシェル・フィリッポらに師事(1974~78)。クロード・エルフェによって初演されたピアノ曲『クリプトフォノス』(1974)が出世作となった。新しい技術に対する関心から、ピエール・バルボにコンピュータ(穿孔テープを用いた旧式のもの)による作曲を学ぶ一方、当時フランスで電子音楽を創作していた作曲家の多くが所属していたGRM(音楽研究グループ)とは距離をおく。器楽の書法に疎い彼らの音楽の素朴さに苛立ち、器楽と電子音楽の領域は分断されていると感じていたマヌリは、シュトックハウゼンがパリで行っていた自作自演とブーレーズの論考から刺戟を受け、器楽と電子音楽を橋渡しする、高度な論理と構造をそなえた音楽を作りたいと考えた。ブラジルで教えていたフィリッポの紹介により同国で教えた(1978~80)あと故国に戻り、4年前に創設されたIRCAMに出入りし始める。そこで最初に作曲したのが、いずれも演奏に1時間超を要する合唱、アンサンブルとテープのための『時の経過[ツァイトラウフ]』(82)、4つの声とオーケストラのための『アレフ』(85)だった。ワーグナーとマーラーを範とする彼は、その後も編成、演奏時間ともに長大な作品を生みだしてゆく。IRCAMでは、プログラミング環境Maxの開発に取り組んでいたアメリカの数学者ミラー・パケットと協働。楽器とその音をリアルタイムで追跡するコンピュータとの相互作用を利用した、ライブ・エレクトロニクスと独奏楽器のための『ジュピター』(87/92、フルート)、『プルトン』(88/89、MIDIピアノ)を含む4部作「ソヌス・エクス・マキナ」を発表した。器楽曲の創作が増えた1990年代を経て、2010年前後からふたたびライブ・エレクトロニクスを積極的に活用するが、この時期からはまた、ライブ・エレクトロニクスでも問題となっていた空間性の探究を推し進めてゆく。いずれもフランソワ゠グザヴィエ・ロトの指揮によって初演された『その場で[イン・シトゥ]』(2013)、『リング』(16)、俳優と合唱団をも伴う『Lab.Oratorium』(19)からなる「ケルン3部作」では、奏者のグループ化、聴衆内での分散などが試みられる。今回世界初演される『プレザンス』は、『予想』(19)に始まる、次なるオーケストラ3部作の掉尾を飾る作品である。音楽史の古典に通じたマヌリの精緻で隙のない書法は、管弦楽曲のほかアンサンブルのための『肖像画のための断片』(1997~98)、『響きの文法』(2022)など大編成の作品でとりわけ真価を発揮し、高揚感に満ちた豊饒な音響を作りあげる。ライブ・エレクトロニクスを用いた弦楽四重奏曲第2番『テンシオ』(10)でも、知的で緻密に設計された構造が、しなやかで艶やかな音の身ぶりを生みだす。オペラでは、「シンクシュピール(思考劇)」と銘打たれた、東日本大震災とそれに続く原発事故を扱ったイェリネクの原作にもとづく『光のない。』(17)など5作を発表している。リヨン国立高等音楽院教授(1987~97)、カリフォルニア大学サン・ディエゴ校教授(2004~12)、ヴィラ九条山レジデント(11)、ラン高等芸術院上級アカデミー教授(13~16)、コレージュ・ド・フランス年間講義「芸術創造」担当(16~17)。
作品はデュラン・サラベール・エッシグから出版されている。

[平野貴俊]

作曲:波立裕矢 Yuya Haryu, Composer
1995年生まれ。2018年愛知県立芸術大学卒業、21年東京藝術大学大学院修士課程作曲専攻修了。第35回現音作曲新人賞、第89回日本音楽コンクール作曲部門1位、第32回芥川也寸志サントリー作曲賞受賞。これまでに作曲を鈴木純明、小崎光洋、山本裕之、久留智之に師事。洗足学園音楽大学、武蔵野音楽大学、茨城県立水戸第三高等学校非常勤講師。たんぽぽコレクティブ共同代表。 

作曲:石川健人 Kento Ishikawa, Composer
1997年東京都生まれ。社会問題や音楽外のあらゆる関心事からアイディアを参照し、多層的なテクスチャをつくりあげてゆく創作スタイルで第91回日本音楽コンクール作曲部門第1位(オーケストラ作品)、明治安田賞、三善賞、三菱地所賞ほか多数受賞。東京藝術大学作曲科を卒業後、同大学院音楽研究科作曲専攻首席修了。 

■作曲:河島昌史 Masashi Kawashima, Composer
1980年生まれ。兵庫県尼崎市出身。2005年大阪音楽大学卒業。08年に渡墺。22年グラーツ芸術大学修士課程修了。ドイツのゲルハルト・ハウプトマン劇場作曲コンクール(管弦楽)1位など入選・入賞多数。ドイツのシュトゥットガルト放送交響楽団、スイスのバーゼル交響楽団などに作品が演奏される。 

作曲:山邊光二 Koji Yamabe, Composer
1990年群馬生まれ。国立音楽大学卒業、同大学院音楽研究科修士課程作曲専攻を首席で修了。作曲を森垣桂一、渡辺俊哉に師事。2023年度武満徹作曲賞第2位(審査員:近藤譲)。第11回JFC作曲賞入選。第26回奏楽堂日本歌曲コンクール入選。群馬音楽協会会員。日本作曲家協議会会員。

以上

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