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ニュースリリース
  • No.sh0403(2023/4/28)

耳が目覚める!頭に響く!圧倒的ナナメ上 音楽フェス
サントリーホール サマーフェスティバル 2023

三輪眞弘

オルガ・ノイヴィルト ©Harald Hoffmann

桑原ゆう

ホール開館以来、日本の現代音楽界を牽引するサマーフェスティバル
三輪眞弘の世界観を具現化 テーマ作曲家にはオルガ・ノイヴィルトを招聘

 サントリーホールは、2023年8月23日(水)~8月28日(月)の期間に、「サントリーホール サマーフェスティバル 2023」を開催します。1987年の開催以来、音楽の“現在(いま)”を紹介する、東京の現代音楽の祭典として、最前線で活躍する世界各国の音楽家たちがサントリーホールに集まり、ユニークかつチャレンジ精神にあふれる音楽を発信しています。
1. ザ・プロデューサー・シリーズ 三輪眞弘がひらく ありえるかもしれない、ガムラン
 その年のプロデューサーが独自の視点で現代音楽を切り取り、作品を紹介するシリーズ。今年はプロデューサーとして、アルゴリズミック・コンポジションなど、変幻自在な活動を続ける作曲家三輪眞弘がアート・コレクティヴKITAとガムラングループのマルガサリを迎え、従来のコンサート形式だけでなく、「プロジェクト型」のコンサートを同時に試みることで「ガムランのコスモロジー」を表現します。コンサートとプロジェクトの出演だけでなくガムランの本場インドネシアの街をサントリーホールで交差させます。新作初演、夜会や屋台までもがひらかれ、サントリーホールがガムランの響きとともに三輪眞弘の世界観が具現化される広場となります。
2. テーマ作曲家 オルガ・ノイヴィルト サントリーホール国際作曲委嘱シリーズNo. 45
 世界の第一線で活躍する作曲家に管弦楽作品を委嘱し多角的に紹介します。今年登場するのは、2019年にウィーン国立歌劇場史上初めて、女性作曲家として同劇場からの委嘱オペラ『オルランド』が上演され、世界的に大きな話題となったオルガ・ノイヴィルト(1968~)。このオペラを基にした新作『オルランド・ワールド』が今回の委嘱オーケストラ作品として世界初演されます。指揮はノイヴィルトの盟友で、ウィーンでの『オルランド』初演を行ったマティアス・ピンチャー(2021年テーマ作曲家)が務めます。また、ノイヴィルトの作品を管弦楽、室内楽それぞれのプログラムで紹介します。その他、若手作曲家の作品を公募する作曲ワークショップは、ノイヴィルトの音楽との向き合い方を知ることができる貴重な機会となります。
3. 第33回芥川也寸志サントリー作曲賞選考演奏会
 前年(1月~12月)に国内外で初演された日本人新進作曲家の管弦楽作品から3曲を演奏会で再演。その中から、もっとも清新かつ将来性に富む作品1曲を公開で選考し贈賞します。選考委員の稲森安太己、小鍛冶邦隆、渡辺裕紀子による第一次選考を経て、田中弘基、松本淳一、向井 航の3作品がノミネートされています。第31回受賞者の桑原ゆうの委嘱作品の初演もあわせて行います。好評の聴衆による投票、SFA総選挙も実施します。
※特集ページはこちらからご覧ください。 https://www.suntory.co.jp/suntoryhall/feature/summer2023/

[チケットのお申し込み・お問合せ]
 サントリーホール・メンバーズ・クラブWEB suntoryhall.pia.jp
 サントリーホールチケットセンター TEL 0570-55-0017 (10~18時、休館日を除く)
[写真・資料のご請求、ご取材・お問合せ]
 サントリーホール 広報部 TEL 03-3505-1002 FAX 03-3505-1007
 〒107-8403 東京都港区赤坂1-13-1 suntory.jp/HALL/

― 記 ―

サントリーホール サマーフェスティバル 2023
SUNTORY HALL SUMMER FESTIVAL 2023

ザ・プロデューサー・シリーズ 三輪眞弘がひらく ありえるかもしれない、ガムラン
 The Producer Series MASAHIRO MIWA

◎プロジェクト型コンサート
 En-gawa 

●プロジェクト・ディレクション:KITA  KITA, Project Direction:
(アナスタシア・ユアニタ、北澤 潤、シティ・サラ・ライハナ、津田翔平、能作淳平、ミヤタユキ、ムニフ・ラフィ・ズディ)
(Anastasia Yuanita, Jun Kitazawa, Junpei Nousaku, Munif Rafi Zuhdi, Shohei Tsuda, Siti Sarah Rayhana, and Yuki Miyata)
●ミュージック・ディレクション:ジャワガムラン「マルガサリ」 Marga Sari, Music Direction
(恵美須屋直樹、大井卓也、黒川 岳、谷口かんな、中川 真、西 真奈美、西村彰洋、森山みどり)
(Naoki Ebisuya, Takuya Oi, Gaku Kurokawa, Kanna Taniguchi, Shin Nakagawa, Manami Nishi, Akihiro Nishimura, and Midori Moriyama) 

【開館時間】
8月25日(金)13:00~20:00 縁側のコンサート/ナイトプログラム「ガムラン・アセンブリーI」
8月26日(土)13:00~20:00 縁側のコンサート/ナイトプログラム「ガムラン・アセンブリーII」
8月27日(日)10:00~17:00 縁側のコンサート

【開館中の催し】
縁側のコンサート Concerts at En-gawa
8月25日(金)~27日(日) Friday-Sunday, August 25-27
大ホールで作品を発表する作曲家や、さまざまなジャンルの特別ゲストによるパフォーマンスと、ガムラン演奏によるコラボレーション。おおよその時間になると広場で自然とはじまる、ゆるやかで、ひらかれたコンサートです。
※タイムスケジュールなど、詳細は特集ページで随時発表いたします。

ナイトプログラム「ガムラン・アセンブリー」 Night Program “Gamelan Assembly”
I. 8月25日(金)19:00〜20:00
II. 8月26日(土)19:00〜20:00
En-gawaの夜会。ガムランを囲みながら、夏の夜の座談会を開催します。
※8月27日(日)はナイトプログラムはございません。 

【会場】ブルーローズ(小ホール) Blue Rose (Small Hall)

【出演】ホスト:三輪眞弘 Masahiro Miwa, Host ほか etc.

プロフィールはこちら

【チケット料金】
En-gawa 1日入場パス 1-Day Pass
前売 一般2,000円 学生1,000円 Pre-sale Ticket ¥2,000 / Student ¥1,000
当日窓口 一般2,500円 学生1,500円 Door Ticket ¥2,500 / Student ¥1,500 

※入退場自由
※場内が規定の人数を超えた場合には、一時的に入場を制限させていただく事がありますのでご了承ください。
※前売券は、各公演日前日まで販売いたします。
*Re-entry is permitted for 1-Day Pass holders.
*Capacity restrictions may apply.
*¥2,000 & ¥1,000 (Student) tickets are on sale until the day before each performance. 

Music in the Universe

【日時】
2023年8月27日(日)17:00開演(16:20開場) 
Sunday, August 27, 2023 at 17:00 (Doors open 16:20)  

【会場】大ホール Main Hall

【曲目】
ホセ・マセダ(1917~2004):
ゴングと竹のための音楽
ガムランと龍笛(ピッコロ)、コントラファゴット、打楽器、合唱団のための(1997)
José Maceda: Music for Gongs and Bamboo for Gamelan, Ryuteki (Piccolo), Double Bassoon, Percussion and Chorus
小出稚子/藤枝 守/宮内康乃/野村 誠:ガムランのための委嘱新曲(2023)[世界初演]
※各作曲家が1曲ずつ新曲を手がけます。
New Works for Gamelan, composed by Noriko Koide, Mamoru Fujieda, Yasuno Miyauchi, Makoto Nomura [World Premiere] 

【出演】
ガムラン:マルガサリ Marga Sari, Gamelan Jawa
指揮:野村 誠 Makoto Nomura, Conductor
ほか etc. 

プロフィールはこちら

【チケット料金】指定席4,000円 学生 1,000円 Reserved Seating ¥4,000 Student ¥1,000

■ザ・プロデューサー・シリーズ セット券8,000円(限定50セット)
 [8/24 オープニング + 8/25・8/26・8/27 En-gawa + 8/27 Music in the Universe]
 Combined Ticket for all Producer Series Concerts ¥8,000 (50 Sets Only)

★セット券特典 Special Offer for Combined Ticket Purchasers
 ※「ザ・プロデューサー・シリーズ」セット券をお持ちの方のみ、特典としてご入場いただけます。
◎オープニング(1時間程度を予定) Opening (Approx. 1 hour programme)
【日時】
 2023年8月24日(木)18:00開始(17:20開場) 
 Thursday, August 24, 2023 at 18:00 (Doors open 17:20) 
【会場】ブルーローズ(小ホール) Blue Rose (Small Hall)

テーマ作曲家 オルガ・ノイヴィルト
 Theme Composer OLGA NEUWIRTH
 サントリーホール国際作曲委嘱シリーズNo. 45 (監修:細川俊夫)
 Suntory Hall International Program for Music Composition No. 45
 (Artistic Director: Toshio Hosokawa)

◎作曲ワークショップ × トークセッション(日本語通訳付)
 Music Composition Workshop  ×  Talk Session (with Japanese interpretation)

【日時】
2023年8月23日(水)19:00開始(18:20開場) 
Wednesday, August 23, 2023 at 19:00 (Doors open 18:20)

【会場】ブルーローズ(小ホール) Blue Rose (Small Hall)

【内容】
オルガ・ノイヴィルト×細川俊夫 トークセッション
Olga Neuwirth × Toshio Hosokawa Talk Session
若手作曲家からの公募作品クリニック/実演付き(Call for Scores)
Workshop by Call for Scores 

【出演】レクチャー:オルガ・ノイヴィルト/細川俊夫 Olga Neuwirth / Toshio Hosokawa, Lecture

プロフィールはこちら

【チケット料金】
聴講券[自由席]一般1,000円 学生 500円 Non-Reserved Seating ¥1,000 Student ¥500 

【作品公募 Call for Scores】
オルガ・ノイヴィルトが、若い作曲家の室内楽作品をノイヴルトの目線で解析します。
応募詳細はこちら
https://www.suntory.co.jp/suntoryhall/schedule/detail/sf2023_callforscore.pdf

募集要項
提出書類
(1)作品のスコアおよびパート譜一式 (2)応募申請書
※(1)、(2)共にPDF 推奨
作品の編成
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、フルート、クラリネットを使ったソロ、デュオ、トリオのいずれかの編成。
※スコア、パート譜は作曲家自身の責任において作成されたものに限ります。
※既存/新作を問いません。
※楽器の重複は不可とします。
※楽譜に使用する言語は、通常の音楽用語、記号のほかは、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語のいずれかをご使用ください。
作品の長さ:10分以内
応募者の資格:日本在住、年齢35歳以下(2023年8月23日時点)に限る。国籍不問。
※8月23日開催のワークショップへの参加が必須です。(交通費支給※上限あり)
※ワークショップでは、採用作品を実演します。
応募締め切り:2023年5月31日(水)23時59分まで
応募方法
下記メールアドレスへ(1)と(2)をお送りください。
また、応募メールの件名は「作曲ワークショップ(氏名)」とご記入ください。
選考結果通知:採用された方へのみメールにてご連絡いたします。
お問い合わせおよび応募先
東京コンサーツ サマーフェスティバル事務局 summerfes@tokyo-concerts.co.jp
※応募の際、記載いただきました個人情報は、目的以外では使用いたしません。

◎オーケストラ・ポートレート(委嘱新作初演演奏会)
 Orchestra Portrait (Commissioned Work Program)
【日時】
2023年8月24日(木)19:00開演(18:20開場) 
Thursday, August 24, 2023 at 19:00 (Doors open 18:20) 

【会場】大ホール Main Hall

【曲目】
オルガ・ノイヴィルト(1968~ ):『オルランド・ワールド』(2023)[世界初演 サントリーホール委嘱]*
Olga Neuwirth: Orlando’s World [World Premiere, commissioned by Suntory Hall] *
オルガ・ノイヴィルト:『旅/針のない時計』オーケストラのための(2013)
Olga Neuwirth: Masaot / Clocks without Hands for Orchestra
アレクサンドル・スクリャービン(1872~1915):交響曲第4番 作品54「法悦の詩」(1905~08)
Alexander Scriabin: Symphony No. 4, Op. 54, “Le poème de l’extase”
ほか etc. 

【出演】
メゾ・ソプラノ:ヴィルピ・ライサネン* Virpi Räisänen, Mezzo-Soprano*
指揮:マティアス・ピンチャー Matthias Pintscher, Conductor
管弦楽:東京交響楽団 Tokyo Symphony Orchestra 

プロフィールはこちら

【チケット料金】
S席4,000円 A席3,000円 B席2,000円 学生1,000円
S ¥4,000 A ¥3,000 B ¥2,000 Student ¥1,000 

◎室内楽ポートレート(室内楽作品集)
 Chamber Music Portrait

【日時】
2023年8月28日(月)19:00開演(18:20開場)
Monday, August 28, 2023 at 19:00 (Doors open 18:20)

【会場】ブルーローズ(小ホール) Blue Rose (Small Hall)

【曲目・出演】
オルガ・ノイヴィルト(1968~ ):『クエーサー/パルサーII』ヴァイオリン、チェロ、ピアノのための(2016)
Olga Neuwirth:Quasare / Pulsare II for Violin, Cello and Piano

ヴァイオリン:石上真由子 Mayuko Isigami, Violin
チェロ:上村文乃 Ayano Kamimura, Cello
ピアノ:大瀧拓哉 Takuya Otaki, Piano 

『インシデンド/フルイド』ピアノとCDプレイヤーのための(2000)
incidendo / fluido for Piano and CD Player

ピアノ:大瀧拓哉 Takuya Otaki, Piano
エレクトロニクス:有馬純寿 Sumihisa Arima, Electronics

『…アド・アウラス…イン・メモリアムH』2つのヴァイオリンとウッドドラム(任意)のための(1999)
ad auras… in memoriam H. for Two Violins and Wooden Drum ad libitum 

ヴァイオリン:石上真由子/河村絢音 Mayuko Isigami / Ayane Kawamura, Violin
ウッドドラム:篠田浩美 Hiromi Shinoda, Wooden Drum 

『マジック・フルイディティ』ソロ・フルート(とタイプライター)のための(2018)
Magic Flu-idity for Flute Solo (and Typewriter)

フルート:今井貴子 Takako Imai, Flute
タイプライター:岩見玲奈 Reina Iwami, Typewriter 

『スパツィオ・エラスティコ』アンサンブルのための(2005)
spazio elastico for Ensemble

トランペット: 篠崎 孝 Takashi Shinozaki, Trumpet
トロンボーン:村田厚生 Kousei Murata, Trombone
打楽器:篠田浩美/岩見玲奈 Hiromi Shinoda / Reina Iwami, Percussion
エレキギター:藤元高輝 Koki Fujimoto, Electric Guitar
エレクトリック・ピアノ:大瀧拓哉 Takuya Otaki, Electric Piano
チェロ:上村文乃 Ayano Kamimura, Cello

【チケット料金】指定席一般3,000円 学生 1,000円 Reserved Seat ¥3,000 Student ¥1,000

■テーマ作曲家 セット券6,500円(限定50セット)
 [8/23 + 8/24(S席)+ 8/28]
 Combined Ticket for all Theme Composer Concerts ¥6,500 (50 Sets Only)

33回芥川也寸志サントリー作曲賞選考演奏会
 The 33rd Competition of Yasushi Akutagawa Suntory Award for Music Composition 

【日時】
2023年8月26日(土)15:00開演(14:20開場)
Saturday, August 26, 2023 at 15:00 (Doors open 14:20) 

【会場】大ホール Main Hall

【曲目・出演】
31回芥川也寸志サントリー作曲賞受賞記念サントリー芸術財団委嘱作品
桑原ゆう:『葉落月の段』(2023)[世界初演 サントリー芸術財団委嘱]
Yu Kuwabara: Falling Leaves Moon Steps [World Premiere, commissioned by Suntory Foundation for the Arts] 

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尺八:黒田鈴尊 Reison Kuroda, Shakuhachi
三味線:本條秀慈郎 Hidejiro Honjoh, Shamisen 

33回芥川也寸志サントリー作曲賞候補作品(50音順/曲順未定)
田中弘基(1999~ ):『痕跡/螺旋(差延II)』オーケストラのための(2021~22)
Hiroki Tanaka: Trace/Spiral (Différance II) for Orchestra
松本淳一(1973~ ):『忘れかけの床、あるいは部屋』スコルダトゥーラ群とオーケストラのための(2016/18/22)
Junichi Matsumoto: Half-Forgotten Floors, or Rooms for Scordatura Group and Orchestra
向井 航(1993~ ):『ダンシング・クィア』オーケストラのための(2022)
Wataru Mukai: DANCING QUEER for Orchestra
指揮:石川征太郎 Seitaro Ishikawa, Conductor
新日本フィルハーモニー交響楽団  New Japan Philharmonic 

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候補作品演奏の後、公開選考会(司会:白石美雪) Open Screening (Miyuki Shiraishi, MC)
選考委員(50音順):稲森安太己/小鍛冶邦隆/渡辺裕紀子
Yasutaki Inamori / Kunitaka Kokaji / Yukiko Watanabe, Jury

【SFA総選挙~あなたの清き、耳の一票を】
選考演奏会を会場で聴いて、気に入った曲に投票していただきます。
観客による総選挙の結果は、作曲賞決定後に発表します。 

【チケット料金】
前売 一般2 ,000円 学生1,000円 Reserved Seating ¥2,000 Student ¥1,000
当日窓口 一般2,500円 学生1,500円 Door Ticket ¥2,500 Student ¥1,500
※前売券は、公演当日正午までWEBでご購入いただけます。 

【チケット発売】
サントリーホール・メンバーズ・クラブ先行発売:2023年5月9日(火)10時~14日(日)
※先行期間中は窓口での販売はございません。
一般発売:5月15日(月)10時~

■ザ・プロデューサー・シリーズ・セット券 8,000円(限定50セット)
・8/25・26・27 プロジェクト型コンサート En-gawa ※3日間すべて
・8/27 Music in the Universe 1階中央寄り座席
★[セット券特典]8/24 オープニング

■テーマ作曲家 セット券 6,500円(限定50セット)
・8/23 作曲ワークショップ×トークセッション
・8/24 オーケストラ・ポートレート(S席)
・8/28 室内楽ポートレート 前方中央寄り座席

●2023年5月9日(火)10:00~ 一般発売開始 
【特別企画チケット取り扱い】
サントリーホールチケットセンター電話(0570-55-0017)、窓口のみ
※1回のお申込みにつき各2セットまで。

【チケット取り扱い】
サントリーホールチケットセンター 0570-55-0017(10:00~18:00、休館日を除く)
サントリーホール・メンバーズ・クラブWEB suntoryhall.pia.jp
(登録料・会費無料、座席選択可能)
サントリーホールチケットセンター窓口:10:00~18:00、休館日を除く
※18:00以降開演の公演がある場合は開演時刻まで営業いたします。
チケットぴあ t.pia.jp
イープラス eplus.jp
※学生券はサントリーホールチケットセンター(WEB・電話・窓口)のみ取り扱い。
 25歳以下、来場時に学生証提示要。お一人様1枚限り。 

【主催】サントリーホール

【制作協力】東京コンサーツ

【後援(テーマ作曲家公演)】オーストリア大使館、オーストリア文化フォーラム東京

【協力(芥川也寸志サントリー作曲賞選考演奏会)】
(一社)日本作曲家協議会
(一社)日本音楽著作権協会
(特非)日本現代音楽協会 

※都合により、内容が変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
 公演の最新情報はホームページ suntory.jp/HALL/ にて発表いたします。

 

【プロフィール】
作曲:三輪眞弘 Masahiro Miwa, Composer
1958年東京生まれ。78年に渡独、国立ベルリン芸術大学で作曲を尹伊桑に、85年より国立ロベルト・シューマン音楽大学でギュンター・ベッカーに師事する。80年代後半からコンピュータを用いた作曲の可能性を探求し、特にアルゴリズミック・コンポジションと呼ばれる手法で数多くの作品を発表。また、様々な分野のアーティストとのコラボレーションに加え、CD制作、著作活動など、その活動は多岐に渡る。85年ハムバッヒャー国際作曲コンクール佳作、89年第10回入野賞第1位、91年「今日の音楽・作曲賞」第2位、92年第14回ルイジ・ルッソロ国際音楽コンクール第1位、95年村松賞新人賞、2004年オーケストラのための『村松ギヤ・エンジンによるボレロ』で芥川作曲賞、07年音楽についての独自の方法論「逆シミュレーション音楽」がプリ・アルスエレクトロニカ、デジタル・ミュージック部門でグランプリ(ゴールデン・ニカ)を受賞。さらに08年美術家マーチン・リッチズとの共作『Thinking Machine』が同賞ハイブリッド・アート部門で佳作入選。09年フォルマント兄弟として『フレディの墓/インターナショナル』が再び同賞デジタル・ミュージック部門で佳作入選。また、映像作家の前田真二郎との共同作品、モノローグ・オペラ『新しい時代』(00)の再演に対して、17年に愛知県芸術劇場とザ・フェニックスホールが第17回佐治敬三賞を受賞。作品集CDに『赤ずきんちゃん伴奏器』(1995)、『東の唄』(98)、『新しい時代信徒歌曲集」(2001)、『言葉の影、またはアレルヤ』(01)、『村松ギヤ(春の祭典)』(12)など。著書に『コンピュータ・エイジの音楽理論』(1995)のほか『三輪眞弘音楽藝術 全思考1998-2010』により2010年度第61回芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。1996年より岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー[IAMAS]、2001年より情報科学芸術大学院大学[IAMAS]教授。旧「方法主義」同人。「フォルマント兄弟」の兄。

■プロジェクト・ディレクション:KITA KITA, Project Direction
2022年結成。さまざまな分野と国籍のメンバーからなる拡張するアート・コレクティヴ。kitaとは、インドネシア語で「わたしたち」を意味する。この言葉を手がかりに、ひらかれたコラボレーションを重視し、多様な他者を巻き込む彼らのプロジェクトは、「だれがKITAか」を曖昧にし、芸術の主体について問いなおす。日本とインドネシアを主な拠点に、国家や言語、ジャンルの境界線を越えて交わされるコミュニケーションから、祝祭的なプロジェクトや作品だけでなく、生活空間で用いる実用品も生み出している。KITAは、こうした活動を通して、中心メンバーを含めた関わる人びとの生を有機的に編み直し、現代社会の環境下における、新しい「わたしたち」のありかを探す。
2023年3月現在のコアメンバーは、アナスタシア・ユアニタ、北澤潤、シティ・サラ・ライハナ、津田翔平、能作淳平、ミヤタユキ、ムニフ・ラフィ・ズディ(五十音順)。 

■ミュージック・ディレクション:マルガサリ Marga Sari, Music Direction
1998年に発足。ジャワのガムラン音楽をルーツに、伝統的な古典音楽の上演のみならず、世界各地の作曲家への新作委嘱も積極的に行い、国内外で高い評価と注目を得ている。特に日本・インドネシア修好50周年を記念した2008年の公演は、国際交流基金、アサヒビール芸術文化財団の助成を得て挙行され、現地に大きなインパクトを与えた。「現代音楽としてのガムラン」の追究は作曲家、アーティストとのコラボレーションによって実現している。野村誠との共同制作による歌舞劇『桃太郎』に加え、三輪眞弘によって『愛の讃歌』ほか3作がマルガサリのために作曲され、20年にサラマンカホールで初演された『鶏たちのための五芒星』を含む「ぎふ未来音楽展2020 三輪眞弘祭 清められた夜」(第20回佐治敬三賞を受賞)にも出演。現代において音楽文化が果たす役割について考え、実践的に提案も行っている。具体的には障害のある人との作品づくり、甚大な災害(大地震など)を受けた人々、地域へのサポートなどがある。04年より障害者とともに舞台作品『さあトーマス』を制作し、大阪、東京、滋賀、奈良、徳島などで公演を重ねる。06年の中部ジャワ大地震に際しては、サポート組織を立ち上げた。近年は京都府木津川市に第2拠点を設け、21年から京都定期公演を開始。メンバーは、恵美須屋直樹、大井卓也、黒川 岳、谷口かんな、中川 真、西 真奈美、西村彰洋、森山みどり。

作曲:オルガ・ノイヴィルト Olga Neuwirth, Composer
「何の賭けにも出ず、みずからを越える一線を踏み出さないならば、退化してしまう。[…]何よりも重要なのは、恐れをなくすことだ」――オルガ・ノイヴィルトは、反骨精神とエネルギーに満ちたその音楽を通して、自身を取り巻く社会と制度をつねに批判し、さまざまな障壁を力強く突破してきた。
1968年8月4日、オーストリアのグラーツに生まれる。父ハラルトはジャズ・ピアニスト、伯父ゲスタは作曲家・音楽学者。ピアノとトランペットを習うが、交通事故で顎を負傷し、ジャズ・トランペット奏者としてのキャリアを諦める。伯父に作曲を学んだのち渡米。サン・フランシスコ音楽院でエリノア・アーマーに学び(86~87)、同地のアート・インスティチュートで絵画・映画を専攻。ウィーン音楽大学でエーリッヒ・ウルバンナーに作曲、ディーター・カウフマン、ヴィルヘルム・ツォーブルに電子音楽を学ぶ(87~93)。個人的にアドリアーナ・ヘルツキー(88~89)、ルイジ・ノーノにも師事。パリのIRCAMではトリスタン・ミュライユに学んだ(93~94)。91年、エルフリーデ・イェリネクの台本によるミニ・オペラ『身体的変化』と『森』がウィーン祝祭週間で初演され、一躍注目を集める。2004年にノーベル文学賞を受けたこの同国人の作家とは、その後もたびたび共作している。1999年、ロンドン交響楽団の委嘱作『クリナメン/ノードゥス』がピエール・ブーレーズの指揮で初演され国際的名声を獲得、以後現代音楽界の第一線で活動を続けている。王道のキャリアとは裏腹に、その音楽は保守性とはほど遠い。デビュー直後からエレクトロニクスを駆使し、短編映画の音楽、サウンド・インスタレーションなど分野横断的作品を発表。音の作りにおいても領域の横断を試み、器楽音と電子音のいずれとも判別しがたい、「両性具有的」とみずから形容する音を多用した。また師ノーノに通じる闘士的姿勢を顕わにし、女性作曲家に対する不公平な待遇をインタヴューで告発、2000年には極右のオーストリア自由党(FPÖ)の政権入りに抗議し、デモの先頭でマイクを握ってもいる。しかし創作では、過度の政治性や真摯さに陥ることなく、文化に高低はないという立場から、映画や文学、他の音楽ジャンルを養分としながら、聴き手に衝撃を与える表現を追求。その極端な例が、稀代の前衛的パフォーマーの歌唱を演奏会用音楽として再現した、カウンターテナーと室内オーケストラのための『クラウス・ノミへのオマージュ』(1998、2010改訂)だろう。ヴァレーズを範と仰ぐノイヴィルトが伝統的編成から引きだす音響もまた、聴く人に驚きを与えずにはおかない。ウィーン・フィルが初演した『旅/針のない時計』(13、15改訂)に溢れる、トランペットの音をオーケストラに拡張したかのような、眩いばかりの響きがその好例だ。デビュー以来、オペラないしミュージック・シアターは創作の大きな柱をなしており、キャリアの形成に貢献している。映像の編集におけるモーフィングに想を得て、カウンターテナーから狼の遠吠えへの推移を連続的に処理した『小羊の饗宴』(1993、97~98改訂)、デイヴィッド・リンチの同名の映画にもとづき、映像と音楽を巧みに同時進行させた『ロスト・ハイウェイ』(2002/03)はともにイェリネクとの共作である。ハーマン・メルヴィルの小説『白鯨』を題材として、作家自身を登場させるといったユニークな発想を盛り込んだ『追放された者』(08~10、12改訂)、ベルクの『ルル』を、1950年代のニューオーリンズに生きる黒人女性を主人公として再構成した『アメリカン・ルル』(06~11)も注目された。だが最大の話題作は、ウィーン国立歌劇場が上演した初の女性作曲家によるオペラ、ヴァージニア・ウルフの同名の小説にもとづく『オルランド』(17~19)であり、プロダクションも川久保玲ら女性を中心としたメンバーが担当した。2018年には、自身ユダヤ系でありながら、1924年の無声映画『ユダヤ人のいない都市』の音楽を作曲している。2021年よりウィーン音楽大学教授。22年、エルンスト・フォン・シーメンス音楽財団賞を受賞。作品はリコルディとブージー&ホークスから出版されている。[平野貴俊]

■指揮:マティアス・ピンチャー Matthias Pintscher, Conductor
1971年生まれ。ドイツ出身の作曲家、指揮者、教育者。20代前半で作曲家として頭角を現す。アンサンブル・アンテルコンタンポラン(以下、EIC)の音楽監督に就任した2013年前後から指揮活動を本格化させ、世界各地のオーケストラを指揮、若手音楽家の教育にも携わる。40代にして「第二のブーレーズ」(ル・モンド紙)と評されたピンチャーが展開する多角的で国際的な活動は、世界の音楽界の注目を集めている。指揮者としては1994年の実質的なデビュー以来、古典派から現代に至る広範なレパートリーを手がけており、近年はオペラにも取り組む。2019年にウィーン国立歌劇場でオルガ・ノイヴィルトの話題作『オルランド』(世界初演)、ベルリン州立歌劇場でワーグナー『ローエングリン』(20年12月)、『さまよえるオランダ人』(23年5~6月)を指揮するなど、存命の作曲家兼指揮者としてホリガー、エトヴェシュ、サロネンに匹敵する存在となりつつある。22/23シーズンは、ウィーン響、ケルン・ギュルツェニヒ管、フィラデルフィア管、カンザスシティ響にデビュー。21/22シーズンは、サントリーホール サマーフェスティバルのテーマ作曲家として8月に来日し、委嘱新作の『河[ネハロート]』を自ら指揮。また、ヴァイオリン協奏曲第3番「Assonanza」も作曲し、自身の指揮により、リーラ・ジョセフォウィッツの独奏、シンシナティ響によって初演。22/23シーズンは、EICの音楽監督として最後のシーズンとなり、パリ国立高等音楽院、IRCAMとのコラボレーションを含むパリでのコンサートや欧米各地でのツアーが予定されている。

作曲:桑原ゆう Yu Kuwabara, Composer
1984年生まれ。東京藝術大学および同大学大学院修了。日本の音と言葉を源流から探り、文化の古今と東西をつなぐことを軸に創作を展開。国立劇場、静岡音楽館AOI、神奈川県立音楽堂、横浜みなとみらいホール、箕面市立メイプルホール、ルツェルン音楽祭、ACHT BRÜCKEN(ケルン)、ZeitRäume(バーゼル)、Transit 20・21(ルーヴェン)、I&I Foundation(チューリヒ)など、国内外で多くの委嘱を受け、世界各地の音楽祭や企画で作品が取り上げられている。楽譜は主にEdition Gravisより出版。「淡座」メンバー。国立音楽大学、洗足学園音楽大学非常勤講師。第31回芥川也寸志サントリー作曲賞受賞。
https://3shimai.com/yu/

作曲:田中弘基 Hiroki Tanaka, Composer
1999年6月23日神戸市生まれ。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、2022年同大学作曲科を首席で卒業。卒業作品が大学買上となる。第38回現音作曲新人賞受賞。斉木由美、小鍛治邦隆、折笠敏之に師事。現在、ドレスデン音楽大学修士課程作曲科にて、Mark Andre、Stefan Prinsに師事。

■作曲:松本淳一 Junichi Matsumoto, Composer
1973年4月20日北海道釧路市生まれ。国立音楽大学作曲学科卒業。エリザベート王妃国際音楽コンクール作曲部門ファイナリスト賞、日本アカデミー賞優秀音楽賞、第91回日本音楽コンクール作曲部門第2位。新国立劇場バレエ団委嘱『竜宮』(森山開次作・演出)や東京パラリンピック開会式「片翼の小さな飛行機」など作品や活動内容は様々。

作曲:向井 航 Wataru Mukai, Composer
1993年7月22日静岡県生まれ。東京藝術大学音楽学部作曲科を首席卒業後、渡独。受賞歴に安宅賞、クロアチア国際作曲コンクール優勝、メンデルスゾーン全音楽大学コンクール独連邦大統領賞、日本音楽コンクール作曲部門第2位および岩谷賞、第27回芥川作曲賞最終候補など。現在アントン・ブルックナー私立大学博士研究員。

以上

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