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ニュースリリース
  • No.sh0401(2023/4/12)

サントリーホール オペラ・アカデミー
修了コンサート開催/プリマヴェーラ・コース第7期生募集

2022年7月オペラ・アカデミーコンサートより

オペラ・アカデミー研修会の様子
サッバティーニ氏によるレッスン

ジュゼッペ・サッバティーニ率いるオペラ・アカデミー生が2年間の研鑽成果を披露
無償でハイレベルのレッスンが受講できる、アカデミーの新規受講生を募集

 サントリーホールは、「サントリーホール オペラ・アカデミー」にて2年間研鑽を積んだ受講生の成果を披露する「オペラ・アカデミー 修了コンサート」7月8日(土)にブルーローズ(小ホール)で開催します。
 サントリーホール オペラ・アカデミーは、世界的テノール歌手の活動を経て、現在は指揮者・声楽指導者として活躍するジュゼッペ・サッバティーニエグゼクティブ・ファカルティに迎え、若き声楽家およびピアニストを対象に基礎的なテクニックの習得を目指す「プリマヴェーラ・コース」と、同コース修了生がさらに深い音楽表現を磨くための「アドバンスト・コース」を開講しています。今回のコンサートでは、2021年7月から在籍するプリマヴェーラ・コース第6期生10名がイタリア室内歌曲を、アドバンスト・コース第5期生3名がオペラ・アリアを披露します。サッバティーニの薫陶を受けた若き音楽家たちの瑞々しい音楽に、どうぞご期待ください。
 「サントリーホール オペラ・アカデミー」は、学業期を終えて世界にはばたくプロフェッショナルを本気で目指し、真摯に音楽に向き合う若き声楽家およびピアニストを対象に、無償で学べる“研鑽の場”とさまざまな“演奏の場”を提供し、その成長と成熟を図ります。1993年に発足した本アカデミーは、世界的な指揮者やコレペティトゥア、歌手によるレッスンを受けるのみならず、アカデミーのメンバー同士が互いのよき「耳」となり、歌を聴いて意見を述べることで啓発しあう研修会のスタイルが大きな特徴となっています。20237月から25年7月まで学ぶプリマヴェーラ・コース第7期生を6月1日(木)~20日(火)の期間、募集します。
※公演詳細はこちらからご覧ください。https://www.suntory.co.jp/suntoryhall/schedule/detail/20230708_S_2.html

[チケットのお申し込み・お問合せ]
 サントリーホールチケットセンター TEL 0570-55-0017 (10:00~18:00 休館日除く)
 サントリーホール・メンバーズ・クラブWEB suntoryhall.pia.jp
[写真・資料のご請求、ご取材・お問合せ]
 サントリーホール 広報部 TEL 03-3505-1002 FAX 03-3505-1007
 〒107-8403 東京都港区赤坂1-13-1 suntory.jp/HALL/

― 記 ―

サントリーホール オペラ・アカデミー 修了コンサート
Suntory Hall Opera Academy Concert

【日時】2023年7月8日(土) 14:00開演(13:20開場)

【曲目・出演】※曲目詳細は公演直前に発表予定
イタリア室内歌曲
出演:プリマヴェーラ・コース第6期生 The Members of the 6th Primavera Course
 ソプラノ:潟 美瞳/髙橋茉椰/東山桃子
 Mimi Gata / Maya Takahashi / Momoko Toyama, Soprano
 メゾ・ソプラノ:伴野公三子/牧羽裕子
 Kumiko Banno / Yuko Makiba, Mezzo-Soprano
 テノール:谷島 晟
 Joe Yajima, Tenor
 バリトン:石本高雅
 Kouga Ishimoto, Baritone
 ピアノ:岡山真奈/齊藤真優/横山 希
 Mana Okayama / Mayu Saito / Nozomi Yokoyama, Piano
オペラ・アリア
出演:アドバンスト・コース第5期生 The Members of the 5th Advanced Course
 ソプラノ:岡 莉々香/萩野久美子
 Lirica Oka / Kumiko Hagino, Soprano
 テノール:石井基幾
 Motoki Ishii, Tenor
 ピアノ:古藤田みゆき(コーチング・ファカルティ)
 Miyuki Kotouda, Piano (Coaching Faculty) 

【チケット料金】自由2,000円
【会場】サントリーホール ブルーローズ(小ホール)
【主催】サントリーホール
【協賛】リベラ株式会社
【チケット発売】
サントリーホール・メンバーズ・クラブ先行発売 2023年4月14日(金)10時~18日(火)
一般発売 2023年4月19日(水)10時~
【チケット取り扱い】
サントリーホール・メンバーズ・クラブWEB suntoryhall.pia.jp
 ※メンバーズ・クラブは要事前登録(会費無料・WEB会員は即日入会可)
サントリーホールチケットセンター 0570-55-0017(10:00~18:00、休館日を除く)
サントリーホール窓口(10:00~18:00、休館日を除く)
 ※18:00以降開演の公演がある場合は開演時刻まで営業いたします。
 ※先行期間中は窓口での販売は致しません。
チケットぴあ t.pia.jp
イープラス eplus.jp
ローソンチケット l-tike.com

※都合により、内容が変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
 公演の最新情報はホームページ suntory.jp/HALL/ にて発表いたします。
※就学前のお子様は同伴・入場いただけません。 

サントリーホール オペラ・アカデミー
プリマヴェーラ・コース第7期生募集

コース概要
■研修年限:2023年7月~2025年7月
■研修内容
プリマヴェーラ・コース:発声の基本からベルカント唱法、イタリア古典歌曲、室内歌曲および古典派オペラを学ぶ基礎クラス
アドバンスト・コース(募集なし):オペラの役を通して深い表現・解釈を学ぶ上級クラス
※両コースとも別途イタリア語ディクションおよびテキスト解釈の講座またはレポート提出有 

ファカルティ プロフィール及びメッセージはこちら

募集要項(抜粋)
■募集部門:声楽各パート、ピアノ 各若干名
■応募資格:音楽大学またはそれに準じる専門性を有する大学卒業程度(満18歳より応募可)~満28歳まで(2023年6月末現在)
■選考方法:
第1次選考 書類審査
第2次選考 実技審査(会場:サントリーホール内)
 2023年7月9日(日)、10日(月)のうちいずれか一日
第3次選考 模擬レッスン・面接(会場:サントリーホール内)
 2023年7月12日(水)、13日(木)の両日
■オーディション曲目:
【声楽受験者】※伴奏者の手配を希望する場合は、応募の際に伴奏譜も同封すること
・任意の歌曲 1曲と任意のオペラ・アリア 2曲(イタリア語のものを1曲は含むこと) 計3曲を提出
【ピアノ受験者】
下記1~3のすべてについて準備のこと。
1. モーツァルトのオペラ『フィガロの結婚』『ドン・ジョヴァンニ』『コジ・ファン・トゥッテ』から1作品を選択。全曲の中から当日指定。
2. プッチーニのオペラ『ラ・ボエーム』全曲の中から当日指定。
3. 任意の作曲家のピアノ・ソナタから緩徐楽章(暗譜不要)
■受験料及び受講料:
原則無料(交通費等、受験や研修に必要な経費は自己負担。また教材等、実費負担となる場合あり)
■応募期間:2023年6月1日(木)~6月20日(火)必着
■応募方法:応募用紙2種を下記までお送りください。
募集要項および応募用紙は4月20日以降サントリーホール ホームページからダウンロードできます。suntory.jp/HALL/
■注意事項:詳細は募集要項を必ずご確認のうえ、ご応募ください。応募書類は返却いたしません。また、審査の内容についての個別のお問合せはご遠慮ください。
■送付先:
サントリーホール 企画制作部「オペラ・アカデミー 受講生募集」係宛
〒107-8403 東京都港区赤坂1-13-1
■問合せ:
サントリーホール 企画制作部 オペラ・アカデミー事務局
TEL:03-3505-1010 (平日11:00~18:00、休館日を除く)/FAX:03-3505-1007

2023年3月 「サントリーホール オペラ・アカデミー オペラティック・コンサート」 より

ファカルティ プロフィールおよびメッセージ
エグゼクティブ・ファカルティ
■ジュゼッペ・サッバティーニ Giuseppe Sabbatini, Executive Faculty
世界的テノール歌手の活動を経て指揮者・声楽指導者に転向。指揮ではヨーロッパ、日本を中心に世界各地で活動し、マリエッラ・デヴィーアら一流歌手と共演。声楽指導者としては、母校のサンタ・チェチーリア音楽院(ローマ)やヴェルディ音楽院(ミラノ)、イタリア国立ラティーナ音楽院などで教鞭を執るほか、主要な国際コンクールの審査委員を歴任。2023年9月開催のアルフレード・クラウス国際声楽コンクールでは、審査委員長を務める予定。プッチーニ音楽祭アカデミー(トッレ・デル・ラーゴ)マスタークラス講師。ローマ歌劇場ユース&児童合唱団指揮者。

メッセージ
「1993年にサントリーホールにオペラ・アカデミーが設立されてから、30年が経ちました。創立メンバーとしてこのアカデミーには大きな愛着を持っています。歌唱法の極意は、“技術は歌の表現に奉仕するもの”、“歌は言葉と音楽の両方の意味を表現すること”、この二つを実践することだと私は思っています。それを一緒に学んで行くことができれば幸いです。」

コーチング・ファカルティ
■天羽明惠(ソプラノ) Akie Amou, Soprano
東京藝術大学卒業。文化庁派遣芸術家在外研修員としてシュトゥットガルトに留学。1995年ソニア・ノルウェー女王記念第3回国際音楽コンクール優勝。その後ドイツを拠点とし、ヨーロッパ各地の歌劇場や音楽祭に出演。ヘンデルから現代オペラまで幅広いレパートリーを持ち、数多くの公演で主要な役を演じている。ソリストとしても、サヴァリッシュ、デュトワ、小澤征爾らの指揮で国内外のオーケストラと共演。超絶的なコロラトゥーラとリリックな声をあわせ持ち、内外で高い評価を得ている。ドイツ歌曲や近・現代歌曲を得意とし、2020年にはCD 『R. シュトラウス:4つの最後の歌』をリリース。1995年第6回五島記念文化賞オペラ新人賞、99年度アリオン賞、2003年第14回新日鉄音楽賞フレッシュアーティスト賞受賞。日本ロッシーニ協会運営委員。

■野田ヒロ子(ソプラノ) Hiroko Noda, Soprano
東京音楽大学卒業、同大学研究生修了。東京国際声楽コンペティション優勝。1998年ブダペスト国際声楽コンクール第2位。ハンガリー国立劇場『ラ・ボエーム』ミミ役でオペラ・デビュー。第38回日伊声楽コンコルソ優勝。2003年藤原歌劇団公演『ラ・トラヴィアータ(椿姫)』でヴィオレッタ役に抜擢され絶賛を博した。以後、『カルメン』ミカエラ役、『こうもり』ロザリンデ役、『道化師』ネッダ役、『アイーダ』『トスカ』題名役などで好評を博している。また、宗教曲などのソリストとしても活躍。その豊かな音楽性とコントロールされた歌唱は高く評価されている。藤原歌劇団団員。東京音楽大学非常勤講師。

■櫻田 亮(テノール) Makoto Sakurada, Tenor
東京藝術大学大学院修士課程修了。イタリアのボローニャ音楽院に学ぶ。2002年ブルージュ国際古楽コンクール第2位(声楽最高位)。ソリストとしての多彩な活動に加え、イタリア初期バロック・オペラのスペシャリストとしてヨーロッパ各地で活躍。国内では01年新国立劇場『ドン・ジョヴァンニ』ドン・オッターヴィオ役、06年サントリーホール ホール・オペラ®『トゥーランドット』ポン役、08年北とぴあ国際音楽祭『騎士オルランド』メドーロ役など多数の公演に出演。バロックから古典派の作品をレパートリーとし、その端正かつ正確な歌唱で好評を博している。日本イタリア古楽協会運営委員長。二期会会員。東京藝術大学教授。 

■今尾 滋(テノール) Shigeru Imao, Tenor
東京藝術大学大学院博士課程修了。ブダペスト国際声楽コンクール・ファルスタッフ部門第2位(最高位)。文化庁派遣芸術家在外研修員としてイタリアに留学。長くバリトンとして活動していたがニコラ・ルイゾッティの勧めでテノールに転向。2010年に『ヴァルキューレ』のジークムントを歌って再デビューした。以後ジークフリート(あらかわバイロイト)、イズマエーレ(二期会)、アイゼンシュタイン(サントリーホール)、ヘロデ(二期会)などを歌い、第二のキャリアを着実に築いている。二期会会員。日本声楽アカデミー会員。東京藝術大学および国立音楽大学非常勤講師、福島大学教授。著書(共著)に『アリアで聴くイタリア・オペラ』(立風書房)。 

■増原英也(バリトン) Hideya Masuhara, Baritone
東京藝術大学大学院修士課程修了。2008年『ファルスタッフ』フォード役でオペラ・デビュー。以後、『チェネレントラ』『アルジェのイタリア女』『ラ・トラヴィアータ(椿姫)』『リゴレット』『仮面舞踏会』『シモン・ボッカネグラ』『ラ・ボエーム』『蝶々夫人』など多数のオペラで主要な役を演じる。10年よりイタリア留学。パルマのテアトロ・レージョでは『結婚手形』ズルック役、韓国大邱オペラフェスティバルでは『ドン・ジョヴァンニ』レポレッロ役で出演。14年イタリア国立パルマ音楽院 アッリーゴ・ボーイトを最高位で修了後、帰国。日生劇場『セビリアの理髪師』バルトロ役、二期会『トスカ』スカルピア役を務める。ヴォイストレーナー、合唱指導者としても活躍中。二期会会員。

■古藤田みゆき(ピアノ) Miyuki Kotouda, Piano
日本大学芸術学部音楽学科ピアノ科卒業。東京二期会、藤原歌劇団などのオペラ団体で音楽スタッフとして経験を積む。1993年から2010年までサントリーホール「ホール・オペラ®」のチーフ音楽スタッフを務め、世界的な指揮者や歌手から厚い信頼を得た。国内外のコンクール、音楽祭、マスタークラスにも招かれている。また、オーケストラ・パートをピアノ一台で演奏するオペラ全曲公演に数多く出演するほか、声楽の共演者として、リーダーアーベントをはじめリサイタルやコンサートでも活躍している。22年、NHK「クラシック倶楽部」出演。

■森田 学(言語学/音楽学) Manabu Morita, Linguistics / Musicology
東京藝術大学卒業。バス歌手として、カルロ・フェリーチェ劇場アウディトーリウム『コジ・ファン・トゥッテ』ドン・アルフォンソ役でデビュー。これまでセルバンテス芸術祭『夕鶴』惣ど役、セヴラック音楽祭『風車の心』粉挽きの老人役などに出演した。また2019年にはトラエッタ音楽祭に招聘教授として招かれヴェストラウト歌曲を演奏し、Degressione MusicよりCDが発売されている。1997年よりボローニャ大学大学院やパガニーニ研究所で研究活動を行い、現在は後進の指導(舞台発音発声)にあたっている。『イタリアのオペラと歌曲を知る12章』(東京堂出版)、『イタリアの詩歌』(三修社)、『イタリア語のルール』(白水社)など、著書・翻訳書が多数ある。昭和音楽大学准教授。 

<コーチング・ファカルティ メッセージ>
「声楽家は、自らの歌声を一生聴くことができません。だからこそ自分の代わりに聴いてくれる、信頼できる「耳」を持つことがとても大切だと、私たちは考えます。発足以来、我々が理念に掲げている「お互いの耳になる」ことを前提に、「全員先生、全員生徒」の立場で、広く声楽全般の勉強に取り組んでいます。それぞれが得意とする専門分野はもちろんのこと、不得意分野においても、共に聴き合い、考えを語り合いましょう。そして研鑽を積み、技芸を高めていきましょう。」

以上

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