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エリアス弦楽四重奏団 ©Kaupo Kikkas |
日本最大級の室内楽の祭典『チェンバーミュージック・ガーデン』の中核を担う
ベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲演奏を6日間にわたり開催!
サントリーホールは、6月3日(土)、5日(月)、7日(水)、10日(土)、12日(月)、14日(水)の6日間、「エリアス弦楽四重奏団 ベートーヴェン・サイクルⅠ~Ⅵ」をブルーローズ(小ホール)で開催します。
初夏の室内楽の祭典「チェンバーミュージック・ガーデン」(CMG)期間中に開催されるベートーヴェン・サイクルは、一つの弦楽四重奏団がベートーヴェンの弦楽四重奏曲を短期間に集中して全曲演奏する、世界であまり類を見ない名物企画です。2011年のCMG開園以来、世界各国の名だたる弦楽四重奏団が記憶に残る名演を繰り広げてきました。2023年のCMGには、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲をレパートリーの中核に据えてきたエリアス弦楽四重奏団が満を持して初来日します。英国で結成され、同世代のカルテットの中でも瞬く間に頭角を現し、2010年にはボルレッティ・ブイトーニ・トラスト・アワードを受賞。同財団の支援を受け、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲を深く掘り下げてきおり、ベートーヴェンの全曲演奏の実演は10回以上のキャリアを誇ります。これまでにカーネギーホール、ウィーン楽友協会、ベルリン・コンツェルトハウス、コンセルトヘボウなど名立たる室内楽ホールに出演し、また世界最高峰のコンサートホール、ロンドンのウィグモアホールではベートーヴェンの全曲演奏・録音を行い、彼らのベートーヴェン探求の成果を世界に発信しています。
今回のエリアス弦楽四重奏団のベートーヴェン・サイクル(全6回)では、これまで培ってきたプログラム構成に基づき、彼ら自身にとっても新たなベートーヴェン探求の扉を開くことになります。それは「第13番作品130」について、異なる終楽章でCMG期間中に2回演奏するという創意工夫に富んだプログラムで表現されます。この考え方は、エリアス弦楽四重奏団と同郷で、英国の弦楽四重奏シーンを長きにわたりリードしてきたリンゼイ弦楽四重奏団から着想しベートーヴェンの全曲演奏において第13番を2種類の終楽章で演奏することにより、第5楽章「カヴァティーナ」の大きな印象の違いを披露してきました。今回のCMGでは、エリアス弦楽四重奏団ならではのベートーヴェン“全17曲”で体感していただける貴重な機会となります。
[チケットのお申し込み・お問合せ] サントリーホールチケットセンター TEL 0570-55-0017(10~18時、休館日を除く) ※窓口は公演開催日のみ開演時刻まで営業 サントリーホール・メンバーズ・クラブWEB suntoryhall.pia.jp [写真・資料のご請求、ご取材・お問合せ] サントリーホール 広報部 TEL 03-3505-1002 FAX 03-3505-1007 〒107-8403 東京都港区赤坂1-13-1 suntory.jp/HALL/ |
― 記 ―
サントリーホール チェンバーミュージック・ガーデン
エリアス弦楽四重奏団 ベートーヴェン・サイクル
Suntory Hall Chamber Music Garden
Elias String Quartet - The Beethoven Cycle
【出演】
弦楽四重奏:エリアス弦楽四重奏団 Elias String Quartet, String Quartet
ヴァイオリン:サラ・ビトロック Sara Bitlloch, Violin
ヴァイオリン:ドナルド・グラント Donald Grant, Violin
ヴィオラ:シモーネ・ファン・デア・ギーセン Simone van der Giessen, Viola
チェロ:マリー・ビトロック Marie Bitlloch, Cello
【会場】サントリーホール ブルーローズ(小ホール) Suntory Hall, Blue Rose (Small Hall)
【日時・曲目】ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全曲 Ludwig van Beethoven: String Quartets
I 6月3日(土)19:00開演(18:30開場) Saturday, June 3, 19:00 (Doors open 18:30)
第1番 ヘ長調 作品18-1 No. 1 in F Major, Op. 18, No. 1
第3番 ニ長調 作品18-3 No. 3 in D Major, Op. 18, No. 3
第15番 イ短調 作品132 No. 15 in A Minor, Op. 132
II 6月5日(月)19:00開演(18:30開場) Monday, June 5, 19:00 (Doors open 18:30)
第2番 ト長調 作品18-2 No. 2 in G Major, Op. 18, No. 2
第11番 ヘ短調 作品95「セリオーソ」 No. 11 in F Minor, Op. 95, “Serioso”
第13番 変ロ長調 作品130 No. 13 in B-flat Major, Op. 130
*第6楽章は「アレグロ」を演奏 6th Movement: “Allegro”
III 6月7日(水)19:00開演(18:30開場) Wednesday, June 7, 19:00 (Doors open 18:30)
第5番 イ長調 作品18-5 No. 5 in A Major, Op. 18, No. 5
第9番 ハ長調 作品59-3「ラズモフスキー第3番」 No. 9 in C Major, Op. 59, No. 3, “Razumovsky No. 3”
第14番 嬰ハ短調 作品131 No. 14 in C-sharp Minor, Op. 131
IV 6月10日(土)19:00開演(18:30開場) Saturday, June 10, 19:00 (Doors open 18:30)
第12番 変ホ長調 作品127 No. 12 in E-flat Major, Op. 127
第7番 ヘ長調 作品59-1「ラズモフスキー第1番」 No. 7 in F Major, Op. 59, No. 1, “Razumovsky No. 1”
V 6月12日(月)19:00開演(18:30開場) Monday, June 12, 19:00 (Doors open 18:30)
第6番 変ロ長調 作品18-6 No. 6 in B-flat Major, Op. 18, No. 6
第16番 ヘ長調 作品135 No. 16 in F Major, Op. 135
第8番 ホ短調 作品59-2「ラズモフスキー第2番」 No. 8 in E Minor, Op. 59, No. 2, “Razumovsky No. 2”
VI 6月14日(水)19:00開演(18:30開場) Wednesday, June 14, 19:00 (Doors open 18:30)
第4番 ハ短調 作品18-4 No. 4 in C Minor, Op. 18, No. 4
第10番 変ホ長調 作品74「ハープ」 No. 10 in E-flat Major, Op. 74, “Harp”
第13番 変ロ長調 作品130「大フーガ付」 No. 13 in B-flat Major, Op. 130, “Grosse Fuge”
【主催】サントリーホール
【チケット料金】
セット券(全6公演、先行発売期間限定60席)24,000円
指定5,000円、指定早割4,000円、サイドビュー3,500円、学生1,000円 ※各日とも
【チケット発売】
サントリーホール・メンバーズ・クラブ先行発売 2023年2月4日(土)10時~13日(月)
※セット券、指定早割は先行(早割)期間中のみ販売。
※先行(早割)期間中は窓口での販売はございません。
※早割の枚数には限りがありますので、お早めにお買い求めください。
一般発売 2023年2月18日(土)10時~
※学生席はサントリーホールチケットセンター(WEB・電話・窓口)のみ取り扱い。
25歳以下、来場時に学生証提示要。
【チケット取り扱い】
サントリーホールチケットセンター 0570-55-0017(10:00~18:00、休館日を除く)
サントリーホール・メンバーズ・クラブWEB suntoryhall.pia.jp
サントリーホール窓口(10:00~18:00、休館日を除く)
※18時以降開演の公演がある場合は開演時刻まで営業
チケットぴあ t.pia.jp
※都合により、内容が変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。最新情報は、ホームページでお知らせします。(URL=suntory.jp/HALL/)
※就学前のお子様は同伴・入場いただけません。
【プロフィール】
■弦楽四重奏:エリアス弦楽四重奏団 Elias String Quartet, String Quartet
1998年マンチェスターの王立ノーザン音楽大学在学中に結成。クリストファー・ローランド博士に師事し、ケルン音楽大学ではアルバン・ベルク弦楽四重奏団のもとで研鑽を積んだ。同世代のカルテットの中でも特に情熱的で、活力のみなぎる団体として、瞬く間にその名声を確立。BBC Radio 3「新世代アーティスト」に選出され、2010年にはボルレッティ・ブイトーニ・トラスト・アワードを受賞。同財団の支援を受け、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲を深く掘り下げて演奏し、専用ウェブサイトやソーシャルメディアを通じて共有する「ベートーヴェン・プロジェクト」を立ち上げた。これまでに10回以上にわたりベートーヴェン・サイクルの実演を行っている。またカーネギーホール、ウィーン楽友協会、ベルリン・コンツェルトハウス、コンセルトヘボウ、ウィグモアホールなど、世界の名立たる室内楽ホールに出演するほか、レオン・フライシャー、マイケル・コリンズ、パスカル・モラゲス、マーク・パドモア、アン・マレー、エルサレム弦楽四重奏団などと共演。またベートーヴェン弦楽四重奏曲全曲演奏を収録した6枚のCDをリリースするなど、いずれの作品も批評家から高い評価を得ている。現在、グラスゴー・コンサートホールおよび英国最大規模の芸術祭ブライトン・フェスティバルのレジデント・アーティスト。またサウサンプトン大学ターナー・シムズ・コンサートホールのアソシエイト・アーティストとして活動している。
■ヴァイオリン:サラ・ビトロック Sara Bitlloch, Violin
スイスのメニューイン国際音楽アカデミーやアメリカのカーティス音楽院で学ぶ。ヨーゼフ・シゲティ国際ヴァイオリンコンクール第1位。1999年ピアノ三重奏でメルボルン国際室内楽コンクール入賞。パリのカスタンニェリ弦楽四重奏団のメンバーを務め、2003年にエリアス弦楽四重奏団に加入。これまでにメニューイン、フライシャー、イッサーリス、ギトリス、カントロフなどと共演。エルネン(スイス)、クフモ(フィンランド)などの室内楽音楽祭に参加する。
■ヴァイオリン:ドナルド・グラント Donald Grant, Violin
スコットランドの小さな村で過ごし、幼少のころから多様な音楽を演奏して過ごす。セント・メリーズ音楽学校や、英国王立ノーザン音楽大学で学び、在学中にエリアス弦楽四重奏団に参加。2009年ソロ・アルバム『The Way Home』を発表。フォークバンド「The Secret North」メンバー。ストリングスの編曲やコンテンポラリーなフォーク・アルバムへの参加、即興演奏など、様々なコラボレーションをこよなく愛している。
■ヴィオラ:シモーネ・ファン・デア・ギーセン Simone van der Giessen, Viola
1984年アムステルダム生まれ。2002年に渡英し、英国王立ノーザン音楽大学で学ぶ。ヤン・レプコに師事。マンチェスターでナバラ弦楽四重奏団を創設し、室内楽が音楽生活の中心となった。06年に同大学を優秀な成績で卒業し、09年にはロイヤル・フェスティバル・ホールで演奏。マーラー・チェンバー・オーケストラに参加するなど、室内オーケストラやアンサンブル奏者としても活躍している。
■チェロ:マリー・ビトロック Marie Bitlloch, Cello
パリ国立高等音楽院や英国王立ノーザン音楽大学で学ぶ。フィリップ・ミュレール、ラルフ・カーシュバウムに師事。ヨハン・ゼバスティアン・バッハ国際コンクールで審査員賞を受賞。エリアス弦楽四重奏団の仲間との出会いをきっかけに、英国で室内楽に専念することを決意。これまでにメナヘム・プレスラーなどと共演するほか、パブロ・カザルス音楽祭ほか欧米各地のフェスティバルに参加する。
<参考>
サントリーホール チェンバーミュージック・ガーデン ベートーヴェン・サイクル出演団体
2011年 パシフィカ・クァルテット(アメリカ)
2012年 ヘンシェル・クァルテット(ドイツ)
2013年 ボロメーオ・ストリング・クァルテット(アメリカ)
2014年 キュッヒル・クァルテット(オーストリア)
2015年 ミロ・クァルテット(アメリカ)
2016年 クァルテット・エクセルシオ(日本)
2017年 *サントリーホール改修工事(2月~8月)により休止 ※CMG2017は9月開催
2018年 カザルス弦楽四重奏団(スペイン)
2019年 クス・クァルテット(ドイツ)
2020年 アトリウム弦楽四重奏団(ロシア)*新型コロナウイルス感染症拡大防止のため中止
※CMG2020はCMGオンラインとして出演者・内容を変更して無観客・有料ライブ配信により一部開催
2021年 エルサレム弦楽四重奏団(イスラエル)
2022年 アトリウム弦楽四重奏団(ロシア)
★サントリーホール チェンバーミュージック・ガーデン2023の概要は、Suntory Hall NEWS RELEASE (No. sh0397) をご覧ください。 また、サントリーホールのホームページでは、チェンバーミュージック・ガーデン(CMG)の特集ページを開設いたしました。CMG公演関連情報など随時更新しています。 https://www.suntory.co.jp/suntoryhall/feature/chamber2023/ |
以上