1. サントリーTOP
  2. 企業情報
  3. ニュースリリース
  4. サントリーホール オペラ・アカデミー オペラティック・コンサート
ニュースリリース
  • No.sh0395(2023/1/10)

サントリーホール オペラ・アカデミー
オペラティック・コンサート

2022年のオペラティック・コンサートより

オペラ・アカデミーの研修生が修了生とともにおくる19世紀イタリア・オペラの名場面
ロマンティックなアリアや二重唱で日頃の研鑽の成果を発表

 サントリーホールは2023年3月14日(火)19:00より、ブルーローズ(小ホール)で、サントリーホール オペラ・アカデミー オペラティック・コンサートを開催します。

 若き声楽家およびピアニストを対象に“研鑽の場”と“演奏の場”を提供する「サントリーホール オペラ・アカデミー」。オペラティック・コンサートは、アカデミー生の研鑽の成果を発表する場として2018年に初開催して好評を得ました。今回はアドバンスト・コース第5期生3名の歌手が、現在さまざまなオペラ・プロダクションで活躍している修了生とともに、アリアと二重唱を中心とした3つのオペラの名場面をお届けします。今回取り上げる演目は、ドニゼッティ作曲『ランメルモールのルチア』『愛の妙薬』、ヴェルディ作曲『ラ・トラヴィアータ(椿姫)』と、いずれも本アカデミーにとって重要なレパートリーとなる19世紀のイタリア・オペラです。本アカデミー公演ではおなじみの朝岡聡による軽妙なナビゲートのもと、各人が日頃の研修会で磨きあげてきた声の表現と、3組のカップルが織りなすロマンティックな名場面にどうぞご期待ください。

 サントリーホール オペラ・アカデミーは、ホール・オペラ®のために来日した世界のトップ・アーティストから直接学べる場を提供する目的で1993年に発足しました。世界的な指揮者やコレペティトゥア、歌手によるレッスンを受けるのみならず、アカデミーのメンバー同士が互いのよき「耳」となり、歌を聴いて意見を述べることで啓発しあう研修会のスタイルが大きな特徴となっています。2011年秋より、元世界的テノール歌手で指揮者・声楽指導者のジュゼッペ・サッバティーニエグゼクティブ・ファカルティに迎え、現在は基礎的なテクニックの習得を目指す「プリマヴェーラ・コース」と、同コース修了生がさらに深い音楽表現を磨くための「アドバンスト・コース」の2コース制となっています。

 サントリーホールは、次世代を担う若手音楽家を支援する「ENJOY! MUSIC プログラム」の柱のひとつとして、学業期を終えてプロフェッショナルを目指す若手音楽家、すでにプロフェッショナルとして歩んでいる音楽家を対象に、育成と演奏の場を提供する「サントリーホール アカデミー」を、オペラと室内楽の二部門で開催しています。

[チケットのお申し込み・お問合せ]
サントリーホールチケットセンター TEL 0570-55-0017(10:00~18:00、休館日を除く)
 ※窓口は公演開催日のみ開演時刻まで営業
サントリーホール・メンバーズ・クラブWEB suntoryhall.pia.jp
写真・資料のご請求、ご取材・お問合せ]
サントリーホール 広報部 TEL 03-3505-1002 FAX 03-3505-1007
〒107-8403 東京都港区赤坂1-13-1 suntory.jp/HALL/

― 記 ―

サントリーホール オペラ・アカデミー
オペラティック・コンサート
Suntory Hall Opera Academy
Operatic Concert

【日時】2023年3月14日(火)19:00開演(18:20開場)

【会場】サントリーホール ブルーローズ(小ホール)

【出演・曲目】
ドニゼッティ:オペラ『ランメルモールのルチア』第1幕 より
Gaetano Donizetti: Act 1 from Lucia di Lammermoor, Excerpts
ルチア:萩野久美子(ソプラノ)Lucia: Kumiko Hagino, Soprano
エドガルド:石井基幾(テノール)Edgardo: Motoki Ishii, Tenor
アリーサ:伴野公三子(メゾ・ソプラノ)Alisa: Kumiko Banno, Mezzo-Soprano

ドニゼッティ:オペラ『愛の妙薬』第2幕 より
Gaetano Donizetti: Act 2 from L’elisir d’amore, Excerpts
アディーナ:岡 莉々香(ソプラノ)Adina: Lirica Oka, Soprano
ネモリーノ:髙畠伸吾(テノール)Nemorino: Shingo Takabatake, Tenor

ヴェルディ:オペラ『ラ・トラヴィアータ(椿姫)』第1幕、第2幕 より
Giuseppe Verdi: Act 1 and 2 from La traviata, Excerpts
アルフレード:石井基幾(テノール)Alfredo: Motoki Ishii, Tenor
ヴィオレッタ:迫田美帆(ソプラノ)Violetta: Miho Sakoda, Soprano
アンニーナ:東山桃子(ソプラノ)Annina: Momoko Toyama, Soprano

ピアノ:古藤田みゆき Miyuki Kotouda, Piano
ナビゲーター:朝岡 聡 Satoshi Asaoka, Navigator

音楽統括:ジュゼッペ・サッバティーニ Giuseppe Sabbatini, Music Director
原語指導・演技指導:田口道子 Michiko Taguchi, Diction Coaching & Stage Director

プロフィールはこちら

【主催】サントリーホール
【協賛】リベラ株式会社
【助成】
文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)
独立行政法人日本芸術文化振興会
【チケット料金】指定 4,000円
【チケット発売】
サントリーホール・メンバーズ・クラブ先行発売 2023年1月17日(火)10時~1月19日(木)
一般発売 2023年1月20日(金)10時~
【チケット取り扱い】
サントリーホール・メンバーズ・クラブWEB suntoryhall.pia.jp(24時間受付)
 ※メンバーズ・クラブは要事前登録(会費無料・WEB会員は即日入会可)
サントリーホールチケットセンター 0570-55-0017(オペレーター対応 10:00~18:00、休館日を除く)
サントリーホール窓口:10:00~18:00、休館日を除く
 ※18:00以降開演の公演がある場合は開演時刻まで営業いたします。
 ※先行期間中は窓口での販売は致しません。
チケットぴあ t.pia.jp
イープラス eplus.jp
ローソンチケット l-tike.com

※都合により、内容が変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。公演の最新情報はホームページにて発表いたします。(URL=suntory.jp/HALL/
※就学前のお子様は同伴・入場いただけません。

【プロフィール】
アドバンスト・コース 第5期
■ソプラノ:岡 莉々香 Lirica Oka, Soprano
東京都立総合芸術高等学校(旧都立芸術高等学校)音楽科、愛知県立芸術大学音楽学部声楽専攻卒業。これまでに声楽を坂本秀明、佐竹由美、中江早希、甚目裕夫に師事。第7回横浜国際音楽コンクール第1位、ならびにヤングアーティスト賞受賞。第6回東京国際声楽コンクール第4位。平成30年度山田貞夫音楽財団奨学生。同年度、第51回愛知県立芸術大学定期演奏会、第50回愛知県立芸術大学卒業演奏会に選出され、独唱で出演。

■ソプラノ:萩野久美子 Kumiko Hagino, Soprano
滋賀県立石山高等学校音楽科、東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。同大学院修士課程声楽専攻修了。大谷由美子、日紫喜恵美、佐々木典子、櫻田亮に師事。第23回滋賀県声楽コンクール第1位。モーツァルトやシューベルトの宗教曲などでソリストを務め、神奈川フィル、関西フィルと共演。オペラでは、モーツァルト『フィガロの結婚』スザンナ役およびバルバリーナ役、ドニゼッティ『愛の妙薬』アディーナ役を演じる。2019年度平和堂財団芸術奨励賞受賞。

■テノール:石井基幾 Motoki Ishii, Tenor
東京藝術大学大学院修士課程修了。サントリーホール オペラ・アカデミー アドバンスト・コース第3期修了。第4回日光国際音楽祭声楽コンクール準大賞(第2位)、第30回宝塚ベガ音楽コンクール第2位。2020年3月にバリトンからテノールへ転向。21年10月、サントリーホール フレッシュ・オペラ『ラ・トラヴィアータ』アルフレード役でテノール歌手としてオペラ・デビューし好評を博す。23年4月、東京・春・音楽祭2023 イタリア・オペラ・アカデミー in 東京 Vol.3『仮面舞踏会』にリッカルド役で出演予定。

プリマヴェーラ・コース 第6期
■ソプラノ:東山桃子 Momoko Toyama, Soprano
東京藝術大学音楽学部声楽科首席卒業、同大学院修士課程声楽専攻在学中。2019年度青山音楽財団奨学生、21年度武藤舞奨学金奨学生。第15・16回高校生のための歌曲コンクール本選奨励賞。第69回全日本学生音楽コンクール声楽部門高校の部全国大会入選。J. S. バッハ『マタイ受難曲』、ヘンデル『メサイア』のソリストを務める。杉浦真理、村松玲子、大村博美、菅英三子に師事。

■メゾ・ソプラノ:伴野公三子 Kumiko Banno, Mezzo-Soprano
東京藝術大学音楽学部声楽科卒業、同大学別科声楽専修修了。第63回藝大オペラ定期公演『フィガロの結婚』に花娘II役で出演。第73回全日本学生音楽コンクール東京本選入賞。第1回国際声楽コンクール東京歌曲部門第2位(最高位)および東京新聞賞受賞。第1回とやま美歌コンクール聴衆賞。人見共、佐々木典子、手嶋眞佐子に師事。

アドバンスト・コース 第1期修了
■テノール:髙畠伸吾 Shingo Takabatake, Tenor
武蔵野音楽大学卒業、同大学院修了。2018年、イタリア・パルマにて行われたシルクロード国際音楽コンクール第2位。第44回イタリア声楽コンコルソ金賞受賞。小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクトXIIIにおいて小澤征爾指揮のもとラヴェル『子どもと魔法』にキャストとして出演。その他、新国立劇場、日生劇場、セイジ・オザワ 松本フェスティバル、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン東京および金沢、パシフィック・ミュージック・フェスティバル札幌(PMF)などに携わり、数多くのオペラに出演している。23年11月にはNISSAY OPERA 2023『マクベス』にマルコム役で出演予定。ベートーヴェン「第九」、モーツァルト『レクイエム』などのソリストも務める。

アドバンスト・コース 第2期修了
■ソプラノ:迫田美帆 Miho Sakoda, Soprano
東京藝術大学卒業。第13回東京音楽コンクール第2位。第86回日本音楽コンクール入選。オペラでは、2019年サントリーホール オペラ・アカデミー公演『フィガロの結婚』に伯爵夫人役で出演。藤原歌劇団公演には、同年『蝶々夫人』題名役でデビュー。以後、同公演『フィガロの結婚』伯爵夫人役、同公演『コジ・ファン・トゥッテ』フィオルディリージ役、NISSAY OPERA 2021『ラ・ボエーム』(日本語版)ミミ役などを務め、いずれも好評を博した。コンサートでも活躍し、21年より東京フィル「第九」特別演奏会のソリストを務める。磨かれたテクニックと深い解釈に裏づけされた、安定したのびやかな歌唱が高く評価されている。NHK-FM「リサイタル・パッシオ」出演。藤原歌劇団団員。

■ピアノ:古藤田みゆき Miyuki Kotouda, Piano
日本大学芸術学部音楽学科ピアノ科卒業。東京二期会、藤原歌劇団などのオペラ団体で音楽スタッフとして経験を積む。1993年から2010年までサントリーホール「ホール・オペラ®」のチーフ音楽スタッフを務め、世界的な指揮者や歌手から厚い信頼を得た。国内外のコンクール、音楽祭、マスタークラスにも招かれている。また、オーケストラ・パートをピアノ一台で演奏するオペラ全曲公演に数多く出演するほか、声楽の共演者として、リーダーアーベントをはじめリサイタルやコンサートでも活躍している。2022年、NHK「クラシック倶楽部」出演。サントリーホール オペラ・アカデミー コーチング・ファカルティ。

■ナビゲーター:朝岡 聡 Satoshi Asaoka, Navigator
慶應義塾大学卒業。テレビ朝日にアナウンサーとして入社し、各種スポーツ中継のほか「ニュースステーション」初代スポーツキャスターとして活躍。1995年フリーとなってからはテレビ・ラジオ・CM出演のほか、クラシックコンサートの企画構成や司会でもコンサート・ソムリエとして活動のフィールドを広げている。とくにオペラと古楽ではユニークな評論が注目を集めており、クラシックの語り部としても幅広く活動中。興味深い内容を軽妙な語り口で展開する独自の世界は、新しい芸術ファンのすそ野を広げる司会者として注目と信頼を集めている。日本ロッシーニ協会副会長。東京藝術大学客員教授。

■音楽統括:ジュゼッペ・サッバティーニ Giuseppe Sabbatini, Music Director
世界的テノール歌手の活動を経て指揮者・声楽指導者に転向。指揮ではヨーロッパ、日本を中心に世界各地で活動し、マリエッラ・デヴィーアら一流歌手と共演。声楽指導者としては、母校のサンタ・チェチーリア音楽院(ローマ)やヴェルディ音楽院(ミラノ)、イタリア国立ラティーナ音楽院などで教鞭を執るほか、主要な国際コンクールの審査委員を歴任。ローマ歌劇場児童合唱団指揮者。サントリーホール オペラ・アカデミー エグゼクティブ・ファカルティ。

■原語指導・演技指導:田口道子 Michiko Taguchi, Diction Coaching & Stage Director
再演演出家としてミラノ・スカラ座、ヴェローナ野外劇場、フィレンツェ五月音楽祭などイタリア各地を中心に活躍、新国立劇場でも再演演出を手掛ける。サントリーホール オペラ・アカデミー公演では『セビリャの理髪師』『コジ・ファン・トゥッテ』『愛の妙薬』『ラ・ボエーム』『フィガロの結婚』を演出、2021年にはサントリーホール ホール・オペラ®/フレッシュ・オペラ『ラ・トラヴィアータ』の演出で好評を博した。訳書に『リッカルド・ムーティ自伝:はじめに音楽 それから言葉』『リッカルド・ムーティ、イタリアの心 ヴェルディを語る』(音楽之友社)。字幕翻訳も多数。

以上

PDF版はこちら