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ニュースリリース
  • No.sh0393(2022/11/16)

第51回サントリー音楽賞受賞記念コンサート
河村尚子(ピアノ)

盟友、指揮者の山田和樹と

河村尚子(ピアノ)
©Marco Borggreve

ドーリック弦楽四重奏団
©George Garnier

ソロ、室内楽、協奏曲で河村尚子の表情豊かな演奏を満喫する2夜
女性作曲家作品とドイツ・ロマン派の名曲を絡め合わせたプログラムを、敬愛する音楽仲間と共に

 サントリーホールは「第51回サントリー音楽賞受賞記念コンサート 河村尚子(ピアノ)」として、2023年3月9日(木)「室内楽」ブルーローズ(小ホール)にて、3月13日(月)「協奏曲」大ホールにて、いずれも19:00開演で開催します。
 サントリー芸術財団は、1969年の創設以来、日本の洋楽発展に最も顕著な功績のあった個人または団体に「サントリー音楽賞」を贈呈してきました。河村尚子氏は2019年の活動において、ベートーヴェン・ピアノソナタ・プロジェクトと銘打った演奏会シリーズの完結や「ベートーヴェン・ソナタ集」CD録音での表情豊かな演奏による作品解釈、また新しいレパートリーの開拓という点では、山田和樹指揮NHK交響楽団との共演による矢代秋雄「ピアノ協奏曲」で、作品の再評価にもつながる鮮やかな演奏を展開しました。近年の充実した音楽活動と、さらに大きな飛躍の可能性が評価され、第51回(2019年度)サントリー音楽賞が贈賞されました。
 受賞からコロナ禍の3年を経た今回の記念コンサートでは、2夜にわたって河村氏が敬愛する音楽仲間とともにこれまでに挑戦したかった作品を取り上げ披露します。河村氏はロックダウン中、教鞭を執るドイツのフォルクヴァング芸術大学で取り組んだオンライン・スピーチをきっかけに、今まで演奏経験が少なかった女性作曲家の作品に目を向け、より積極的に取り組む意欲を持ちました。室内楽では、和声と色彩豊かな英国のドーリック弦楽四重奏団とともに、矢代秋雄のピアノ・ソナタと、アメリカとドイツにルーツを持つ英国の女性作曲家レベッカ・クラークのピアノ三重奏曲シューマンのピアノ五重奏曲の3曲を、協奏曲では盟友ともいえる山田和樹氏読売日本交響楽団とともに、アメリカ出身の後期ロマン派の女性作曲家エイミー・ビーチ『仮面舞踏会』と、ピアノ協奏曲を、そしてブラームスのピアノ協奏曲第2番という3曲を取り上げます。ピアノ・ソロと、室内楽、協奏曲、そして女性作曲家の作品とドイツ・ロマン派の作品を絡め合わせた、心沸き立つ意欲的なプログラムにご期待ください。

[チケットのお申し込み・お問合せ]
 サントリーホールチケットセンター TEL 0570-55-0017 (10:00~18:00 休館日除く)
 サントリーホール・メンバーズ・クラブWEB suntoryhall.pia.jp
[写真・資料のご請求、ご取材・お問合せ]
 サントリーホール 広報部 TEL 03-3505-1002 FAX 03-3505-1007
 〒107-8403 東京都港区赤坂1-13-1 suntory.jp/HALL/

― 記 ―

第51回サントリー音楽賞受賞記念コンサート
河村尚子(ピアノ)
Commemorative Concert of the 51st Suntory Music Award
Hisako Kawamura (Piano)

【日時・会場】
室内楽
2023年3月9日(木)19:00開演(18:20開場) サントリーホール ブルーローズ(小ホール)
協奏曲
2023年3月13日(月)19:00開演(18:20開場) サントリーホール 大ホール

【出演】
ピアノ:河村尚子 Hisako Kawamura, Piano

ドーリック弦楽四重奏団 Doric String Quartet(3/9室内楽出演)
第1ヴァイオリン:アレックス・レディントン Alex Redington
第2ヴァイオリン:イン・シュー Ying Xue
ヴィオラ:エレーネ・クレマン Hélène Clément
チェロ:ジョン・マイヤースコウ John Myerscough

指揮:山田和樹 Kazuki Yamada. Conductor(3/13協奏曲出演)
読売日本交響楽団 Yomiuri Nippon Symphony Orchestra(3/13協奏曲出演)

プロフィールはこちら

【曲目】
室内楽
矢代秋雄:ピアノ・ソナタ
Akio Yashiro: Piano Sonata
レベッカ・クラーク:ピアノ三重奏曲
Rebecca Clarke: Piano Trio
シューマン:ピアノ五重奏曲 変ホ長調 作品44
Robert Schumann: Piano Quintet in E-flat Major, Op. 44
協奏曲
エイミー・ビーチ:『仮面舞踏会』作品22
Amy Beach: Bal Masque, Op. 22
エイミー・ビーチ:ピアノ協奏曲 嬰ハ短調 作品45
Amy Beach: Piano Concerto in C-sharp Minor, Op. 45
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 作品83
Johannes Brahms: Piano Concerto No. 2 in B-flat Major, Op. 83

【主催】サントリーホール
【協賛】サントリーホールディングス株式会社

【チケット料金】
室内楽
S席7,000円 A席5,000円 サイドビュー席3,000円 学生席1,000円
協奏曲
S席9,000円 A席7,000円 B席5,000円 C席3,000円 学生席1,000円
【チケット発売】
サントリーホール・メンバーズ・クラブ先行発売 11月23日(水・祝)10時~29日(火)
一般発売 11月30日(水)10時~

【チケット取り扱い】
サントリーホール・メンバーズ・クラブWEB suntoryhall.pia.jp
 ※メンバーズ・クラブは要事前登録(会費無料・WEB会員は即日入会可)
サントリーホールチケットセンター 0570-55-0017(10:00~18:00、休館日を除く)
サントリーホール窓口(10:00~18:00、休館日を除く)
 ※先行期間中は窓口での販売は致しません。
チケットぴあ t.pia.jp
イープラス eplus.jp
ローソンチケット l-tike.com
※学生券はサントリーホールチケットセンター(WEB・電話・窓口)のみ取り扱い。25歳以下、来場時に学生証提示要。お一人様1枚限り。

※2公演購入特典
3月9日「室内楽」と3月13日「協奏曲」の2公演のチケット(S席またはA席)をお買い求めいただいた方に、抽選で河村尚子サイン入りプログラムをプレゼントします。詳細はサントリーホール ホームページで後日発表します。

※都合により、内容が変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。公演の最新情報はホームページにて発表いたします。(URL=suntory.jp/HALL/
※就学前のお子様は同伴・入場いただけません。

【プロフィール】
■ピアノ:河村尚子 Hisako Kawamura, Piano
ミュンヘン国際音楽コンクール第2位、クララ・ハスキル国際コンクール優勝。ドイツを拠点に、ウィーン響、バイエルン放送響などにソリストして迎えられ、室内楽でもカーネギーホールなどで演奏。日本ではP. ヤルヴィ指揮NHK響など国内主要オーケストラと共演を重ねる傍ら、ヤノフスキ指揮ベルリン放送響、ビエロフラーヴェク指揮チェコ・フィルなどの日本ツアーに参加。文化庁芸術選奨文部科学大臣新人賞ほか、2020年には第32回ミュージック・ペンクラブ音楽賞独奏・独唱部門賞、第12回CDショップ大賞2020・クラシック賞、第51回サントリー音楽賞を受賞。主なCDに、19年10月リリースの、「熱情」「ワルトシュタイン」を含むベートーヴェンのピアノ・ソナタ集、『ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番&チェロ・ソナタ』など(RCA Red Seal)。19年秋公開の映画『蜜蜂と遠雷』(恩田陸原作)では主役・栄伝亜夜のピアノ演奏を担当し、その音楽を集めた『河村尚子plays栄伝亜夜』もリリースされている。現在、ドイツのフォルクヴァング芸術大学教授。
オフィシャル・ホームページ:http://www.hisakokawamura.com/

■ドーリック弦楽四重奏団 Doric String Quartet
時代の最先端を走り続け、洗練された室内楽を聴かせる、イギリスが誇る名門クァルテット。1998年イギリスで結成され、世界中の聴衆や批評家を魅了し、今最も注目されている四重奏団である。アルバン・ベルク四重奏団、ハーゲン・クァルテットらのメンバーらによるマスタークラスにて研鑽を積み、2000年ブリストル・ミレニアム弦楽四重奏コンクールで第1位、08年には大阪国際室内楽コンクールで第1位に輝いた。現在、イギリスの主要なホールをはじめ、世界各地の主な音楽祭、著名なホールに頻繁に招かれているほか、数多くのCDも高く評価されている。

■指揮:山田和樹 Kazuki Yamada. Conductor
第51回ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝。これまでに、パリ管、ドレスデン国立歌劇場管、チェコ・フィル、フィルハーモニア管、ベルリン放送響、サンタ・チェチーリア管、ワシントン・ナショナル管など、世界の主要オーケストラに客演を重ねている。2012年から18年までスイス・ロマンド管弦楽団の首席客演指揮者を務めたほか、16/17シーズンから、モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団芸術監督兼音楽監督に就任。18/19シーズンから首席客演指揮者を務めるバーミンガム市交響楽団とは、22年7月にBBCプロムスにデビュー。23年4月からは首席指揮者兼アーティスティックアドバイザーに就任予定。国内では読売日本交響楽団首席客演指揮者、東京混声合唱団音楽監督兼理事長などを務めている。
出光音楽賞、渡邉暁雄音楽基金音楽賞、齋藤秀雄メモリアル基金賞、文化庁芸術祭大賞、芸術選奨文部科学大臣新人賞など受賞多数。本質に迫るとともにファンタジーあふれる音楽づくり、演奏家たちと一体になって奏でるサウンドは、音楽の喜びと真髄を客席と共有し熱狂の渦に巻き込む。名実ともに日本を代表するマエストロである。

■読売日本交響楽団 Yomiuri Nippon Symphony Orchestra
1962年、クラシック音楽の振興と普及のために読売新聞社、日本テレビ放送網、読売テレビのグループ3社を母体に設立された。創立以来、世界的な指揮者、ソリストと共演を重ねている。現在、常任指揮者をS. ヴァイグレが務め、東京のサントリーホールや事業提携を結んでいる東京芸術劇場などで演奏会を多数開催。2017年11月にはS. カンブルラン指揮のメシアン『アッシジの聖フランチェスコ』(全曲日本初演)が好評を博し、『音楽の友』誌の「コンサート・ベストテン」第1位、サントリー音楽賞、レコード・アカデミー賞(特別部門)を受賞した。演奏会などの模様は日本テレビ「読響プレミア」で放送されている。
https://yomikyo.or.jp/

以上

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