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ニュースリリース
  • No.sh0391(2022/10/13)

サントリーホール室内楽アカデミー特別公演
ミュンヘン国際音楽コンクール第2位&聴衆賞記念
クァルテット・インテグラ リサイタル

クァルテット・インテグラ
© Daniel Delang

第71回ミュンヘン国際音楽コンクールでの演奏
© Daniel Delang

 サントリーホールは2023年1月6日(金)19:00より、ブルーローズ(小ホール)で、サントリーホール室内楽アカデミー特別公演 ミュンヘン国際音楽コンクール第2位&聴衆賞記念 クァルテット・インテグラ リサイタルを開催します。

 9月にドイツで開催された第71回ARDミュンヘン国際音楽コンクール弦楽四重奏部門にて、第2位と聴衆賞に輝いたクァルテット・インテグラ。歴史と伝統を誇る世界最高峰の同コンクールにおいて、弦楽四重奏部門の日本人団体では1970年の東京クヮルテットの優勝に次ぐ快挙で、2005年ウェールズ弦楽四重奏団(第3位)、16年カルテット・アマービレ(第3位)に続く受賞です。

 クァルテット・インテグラは2015年に結成、サントリーホール室内楽アカデミーの第5・6期生として18年9月から22年6月まで在籍しました。ホールを練習会場の1つとして通いつめ、21年10月にはバルトーク国際コンクール弦楽四重奏部門で優勝し、22年6月のサントリーホール チェンバーミュージック・ガーデン(CMG)2022の記念リサイタルを通じて、一躍注目と話題を集める存在となりました。アカデミー修了後、22年9月からロサンゼルスのコルバーン・スクールにグループとして留学し、ひた向きに音楽に向き合い続け、誠実で一体性を持った演奏に磨きをかけています。

 今回のメインとなるプログラムは、コンクールのファイナルで現地の聴衆の心を掴んだ「バルトーク:弦楽四重奏曲第6番」です。9曲用意したコンクールのレパートリーの中から、インテグラが今最も演奏したい曲目で、より深化したパフォーマンスを披露します。またハイドンラヴェルの名曲を取り上げ、今回の3曲は作曲された時代や様式がいずれも異なり、弦楽四重奏らしい多彩な魅力が感じられる選曲です。活躍の場を世界に広げ、弦楽四重奏の未来を担う若き代表格の成長過程に、ぜひご注目ください。

[チケットのお申し込み・お問合せ]
 サントリーホールチケットセンター TEL 0570-55-0017
 (10:00~18:00、休館日11/21、12/19、12/30~1/4を除く)
 サントリーホール・メンバーズ・クラブWEB suntoryhall.pia.jp
[写真・資料のご請求、ご取材・お問合せ]
 サントリーホール 広報部 TEL 03-3505-1002 FAX 03-3505-1007
 〒107-8403 東京都港区赤坂1-13-1 suntory.jp/HALL/

― 記 ―

サントリーホール室内楽アカデミー特別公演
ミュンヘン国際音楽コンクール第2&聴衆賞記念
クァルテット・インテグラ リサイタル

Suntory Hall Chamber Music Academy Special Concert
Quartet Integra Prizewinner of the ARD International Music Competition 2022

【日時】2023年1月6日(金)19:00開演(18:30開場)

【会場】サントリーホール ブルーローズ(小ホール)

【出演】
弦楽四重奏:クァルテット・インテグラ *サントリーホール室内楽アカデミー修了
Quartet Integra, String Quartet *Suntory Hall Chamber Music Academy Alumni
 ヴァイオリン:三澤響果 Kyoka Misawa, Violin
 ヴァイオリン:菊野凜太郎 Rintaro Kikuno, Violin
 ヴィオラ:山本一輝 Itsuki Yamamoto, Viola
 チェロ:築地杏里 Anri Tsukiji, Cello 

プロフィールはこちら

【曲目・出演】
ハイドン:弦楽四重奏曲第74番 ト短調 Hob. III:74「騎手」
Joseph Haydn: String Quartet No. 74 in G Minor, Hob. III:74, “The Rider”
ラヴェル:弦楽四重奏曲 ヘ長調
Maurice Ravel: String Quartet in F Major
バルトーク:弦楽四重奏曲第6番
Béla Bartók: String Quartet No. 6 

【主催】サントリーホール
【協賛】リベラ株式会社

【チケット料金】指定5,000円、サイドビュー3,500円

【チケット発売】
サントリーホール・メンバーズ・クラブ先行発売:2022年11月2日(水)10時~4日(金)
※先行期間中は窓口での販売はございません。
一般発売:11月5日(土)10時~

【チケット取り扱い】
サントリーホール・メンバーズ・クラブWEB suntoryhall.pia.jp(24時間受付)
 ※メンバーズ・クラブは要事前登録(会費無料・WEB会員は即日入会可)
サントリーホールチケットセンター 0570-55-0017(10:00~18:00 休館日を除く)
チケットぴあ t.pia.jp
イープラス eplus.jp

※新型コロナウイルス感染症拡大防止の対応上、出演者・曲目等に変更がある場合がございますので、あらかじめご了承ください。最新情報は、ホームページでお知らせします。suntory.jp/HALL/
※就学前のお子様は同伴・入場いただけません。

※都合により、内容が変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
公演の最新情報はホームページにて発表いたします。(URL=suntory.jp/HALL/

 

【プロフィール】
弦楽四重奏:クァルテット・インテグラ Quartet Integra, String Quartet
2015年桐朋学園在学中に結成。22年第71回ARDミュンヘン国際音楽コンクール弦楽四重奏部門第2位。あわせて聴衆賞を受賞。21年バルトーク国際コンクール弦楽四重奏部門第1位。第8回秋吉台音楽コンクール弦楽四重奏部門第1位。あわせてベートーヴェン賞、山口県知事賞を受賞。キジアーナ音楽院夏期マスタークラスにて最も優秀な弦楽四重奏団に贈られる"Banca Monte dei Paschi di Siena" Prizeを受賞。クライヴ・グリーンスミス、ギュンター・ピヒラーの指導を受ける。第41回霧島国際音楽祭に出演し、堤剛音楽監督賞および霧島国際音楽祭賞を受賞。これまでに、磯村和英、堤剛、練木繁夫、山崎伸子、クァルテット・エクセルシオと共演し好評を博す。NHK Eテレ「ららら♪クラシック」、NHK-BS「クラシック倶楽部」、NHK-FM「リサイタル・パッシオ」などに出演。サントリーホール室内楽アカデミー第5・6期修了。磯村和英、山崎伸子、原田幸一郎、池田菊衛、花田和加子、堤剛、毛利伯郎、練木繁夫に師事。公益財団法人松尾学術振興財団より助成を受ける。22年秋よりロサンゼルスのコルバーン・スクールにレジデンス・アーティストとして在籍。

ヴァイオリン:三澤響果 Kyoka Misawa, Violin
1998年生まれ。5歳より佐々木歩のもとでヴァイオリンを始める。第14回洗足学園ジュニア音楽コンクール最優秀賞およびグランプリ受賞。第66回全日本学生音楽コンクール東京大会第2位、全国大会第3位。第16回チェコ音楽コンクール第1位。桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマ・コースを経て、現在、ロサンゼルスのコルバーン・スクールにてマーティン・ビーヴァーに師事。

ヴァイオリン:菊野凜太郎 Rintaro Kikuno, Violin
5歳よりヴァイオリンを始める。第66回全日本学生音楽コンクール東京大会第1位。2017年度青山音楽財団奨学生。19・20年明治安田クオリティオブライフ文化財団音楽学生奨学生。これまでに向山敦子、森川ちひろ、辰巳明子に師事。桐朋学園大学音楽学部に特待生として入学し、同大学を首席で卒業。現在コルバーン・スクールに在籍し、マーティン・ビーヴァーに指導を受ける。

ヴィオラ:山本一輝 Itsuki Yamamoto, Viola
精力的にリサイタルを開催し、ソリストとして、石島正博『無伴奏ヴィオラの為のソナタ』を世界初演するなど、新曲の初演に意欲的に取り組んでいる。また作曲家として、新作の『二胡とヴィオラの為のショートショート』(2021)が初演された。ヴィオラを佐々木亮、タチヤナ・マズレンコに、作曲を石島正博に師事。桐朋学園大学卒業し、現在コルバーン・スクールに在籍。

チェロ:築地杏里 Anri Tsukiji, Cello
第71回全日本学生音楽コンクール全国大会第1位。あわせて日本放送協会賞、かんぽ生命奨励賞を受賞。サントリーホールの主催公演では、ソリストとして堤剛と共演。これまでに山崎伸子、中田有、倉田澄子、松波恵子に師事。桐朋学園大学音楽学部チェロ科を卒業し、現在コルバーン・スクールに在籍。クライヴ・グリーンスミスに師事。

サントリーホール 室内楽アカデミーについて
 サントリーホール室内楽アカデミーは、次世代を担う若手音楽家を支援するサントリーホールの『ENJOY! MUSIC プログラム』の柱のひとつとして2010年に開講しました。学業期を終えてプロフェッショナルを目指す若手演奏家の成長と成熟を図り、修了生のキャリアアップを支援しています。
 アカデミー・ディレクターの堤剛(チェロ)を中心に、原田幸一郎・池田菊衛・花田和加子(ヴァイオリン)、磯村和英(ヴィオラ)、毛利伯郎(チェロ)、練木繁夫(ピアノ)をファカルティに迎えて、月2回のワークショップで演奏指導を受けるほか、他グループのワークショップの聴講を原則とし、お互いの演奏と指導内容を聴き合うことによって、アンサンブル演奏に必要な技術・知識を多面的に習得します。研修そのものが参加者のレパートリーとなり、実践的な知識を会得する機会となるよう、フェロー(受講生)自らが取組む作品を検討し、古典から現代作品まで幅広く取り上げています。研修期間は2年、受講料は無料です。
 国内外の第一線で活躍する音楽家とともに、世代を超えて室内楽の喜びと真髄を分かち合う若手演奏家の“育成の場”であり、「サントリーホール チェンバーミュージック・ガーデン」の出演や、地域に出向くアウトリーチなどを通じて、室内楽の楽しさと深みを聴き手と分かち合う“演奏の場”も提供しています。
 これまでに、葵トリオ(18年第67回ARDミュンヘン国際音楽コンクール第1位)のメンバー3人(ピアノ:秋元孝介、ヴァイオリン:小川響子、チェロ:伊東 裕)や、クァルテット・インテグラ(22年第71回ARDミュンヘン国際音楽コンクール第2位および聴衆賞、21年バルトーク国際コンクール第1位)など、若き室内楽奏者を輩出してきました。

 「室内楽を演奏する人たちの間にあるのは、年齢や経験の違いを超え、いっしょに音楽をつくり、楽しみ、素晴らしいものを共有することです。この室内楽アカデミーで一番大切にしたいのは、「教える―教わる」ではない、皆が対等な音楽家として向かい合う時間です。いっしょにつくっていく過程では、演奏したいことを言葉にも音にもしないといけない。そんなふうに音楽することそのものを楽しめる人になってほしい。そういう楽しみを分かち合える人たちが、輪が広がるようにつながっていく場所、それがサントリーホール室内楽アカデミーです。」

サントリーホール館長:堤 剛アカデミー・ディレクター

以上

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