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ニュースリリース
  • No.sh0377(2022/4/28)

サントリーホール サマーフェスティバル 2022 開催
2022年8月21日(日)~8月28日(日)

クラングフォルム・ウィーン
©Tina Herzl

イザベル・ムンドリー
©Astrid Ackermann

小野田健太

ホール開館以来、日本の現代音楽界を牽引するサマーフェスティバル
クラングフォルム・ウィーンとイザベル・ムンドリーを招聘

 サントリーホールは、2022年8月21日(日)~8月28日(日)の期間に、「サントリーホール サマーフェスティバル 2022」を開催します。1987年の開催以来、音楽の“現在(いま)”を紹介する、東京の現代音楽の祭典として、最前線で活躍する世界各国の音楽家たちがサントリーホールに集まり、ユニークかつチャレンジ精神にあふれる音楽を発信しています。
1. ザ・プロデューサー・シリーズ クラングフォルム・ウィーンがひらく
 その年毎のプロデューサーが独自の視点で現代音楽を切り取り、作品を紹介するシリーズ。昨年に引き続き海外からのプロデューサーとして、クラシック音楽の中心ウィーンを拠点に音楽の「現在(いま)」を紹介し続ける現代音楽のスペシャリスト集団としてグローバルに活躍するクラングフォルム・ウィーン(KFW)を招聘します。生誕100年のメモリアルイヤーとなるクセナキスや武満徹などの音楽界の巨匠からイヴィチェヴィチや塚本瑛子などの旬の作曲家を取り上げ、多彩なプログラムで現代音楽の歴史と未来を紹介します。
2. テーマ作曲家 イザベル・ムンドリー サントリーホール国際作曲委嘱シリーズNo. 44
 世界の第一線で活躍する作曲家に管弦楽作品を委嘱し多角的に紹介します。コロナ禍による2020年夏の来日予定から2年の時を経て、満を持してイザベル・ムンドリー(1963~ )が登場。作曲家として最先端を走ってきたムンドリーの作品を、管弦楽、室内楽それぞれのプログラムで紹介します。その他、若手作曲家の作品を公募しクリニックする作曲ワークショップは、ムンドリーの音楽との向き合い方を垣間見ることができる貴重な機会となります。
3. 第32回芥川也寸志サントリー作曲賞選考演奏会
 前年(1月~12月)に国内外で初演された日本人新進作曲家の管弦楽作品から3曲を演奏会で再演。その中から、もっとも清新かつ将来性に富む作品1曲を公開で選考し贈賞します。選考委員の酒井健治、福士則夫、山根明季子による第一次選考を経て、大畑眞、根岸宏輔、波立裕矢の3作品がノミネートされています。第30回受賞者の小野田健太の委嘱作品の初演もあわせて行います。近年好評の聴衆による投票、SFA総選挙も実施します。また、候補作品演奏と選考会の様子は、有料のオンライン配信(ライブのみ)でもお楽しみいただけます。

[チケットのお申し込み・お問合せ]
サントリーホール・メンバーズ・クラブWEB http://suntoryhall.pia.jp/
サントリーホールチケットセンター TEL 0570-55-0017 (10~18時、休館日を除く)
[写真・資料のご請求、ご取材・お問合せ]
サントリーホール 広報部 TEL 03-3505-1002 FAX 03-3505-1007
〒107-8403 東京都港区赤坂1-13-1 http://suntory.jp/HALL/

― 記 ―

サントリーホール サマーフェスティバル 2022
SUNTORY HALL SUMMER FESTIVAL 2022

ザ・プロデューサー・シリーズ クラングフォルム・ウィーンがひらく
The Producer Series KLANGFORUM WIEN

◎大アンサンブル・プログラム
 ‐時代の開拓者たち‐
 Large Ensemble Program -Pioneers toward the Future- 

【日時】2022年8月22日(月)19:00開演(18:20開場) Monday, August 22, 2022 at 19:00 (Doors open 18:20)

【会場】大ホール Main Hall

【曲目】
ヨハネス・マリア・シュタウト(1974~ ):『革命よ、聴くんだ(ほら、仲間だろ)』アンサンブルのための(2021)[日本初演]
Johannes Maria Staud: Listen, Revolution (We’re buddies, see –) for Ensemble [Japanese Premiere]
ミレラ・イヴィチェヴィチ(1980~ ):『サブソニカリー・ユアーズ』アンサンブルのための(2021)[日本初演]
Mirela Ivičević: Subsonically Yours… for Ensemble [Japanese Premiere]
塚本瑛子(1986~ ):『輪策赤紅、車輪(ラート ラート ロート レッド、レーダー)』大アンサンブルのための(2017)[日本初演]
Eiko Tsukamoto: rad rat rot red, räder for Large Ensemble [Japanese Premiere]
武満 徹(1930~96):『トゥリー・ライン』室内オーケストラのための(1988)
Toru Takemitsu: Tree Line for Chamber Orchestra
ゲオルク・フリードリヒ・ハース(1953~ ):『ああ、たとえ私が叫ぼうとも、誰が聞いてくれよう…』打楽器とアンサンブルのための(1999)[日本初演]
Georg Friedrich Haas: Wer, wenn ich schriee, hörte mich... for Percussion and Ensemble [Japanese Premiere] 

【出演】
指揮:エミリオ・ポマリコ Emilio Pomàrico, Conductor
クラングフォルム・ウィーン Klangforum Wien
ほか etc.

プロフィールはこちら

【チケット料金】
S席4,000円 A席3,000円 B席2,000円 学生 1,000円
S ¥4,000 A ¥3,000 B ¥2,000 Student \1,000

◎室内楽プログラム「ウィーンの現代音楽逍遥」(第1夜)
 ‐クラングフォルムのFamily Tree
 Chamber Music I -Family Tree of Klangforum- 

【日時】2022年8月23日(火)19:00開演(18:20開場) Tuesday, August 23, 2022 at 19:00 (Doors open 18:20)

【会場】ブルーローズ(小ホール) Blue Rose (Small Hall)

【曲目】
サルヴァトーレ・シャリーノ(1947~ ):『アジタート・カンタービレ―距離に関するカプリッチョ』ソロ・ホルンのための(2020)[日本初演]
Salvatore Sciarrino: Agitato cantabileCapriccio sulla lontananza for Horn Solo [Japanese Premiere]
レベッカ・サンダース(1967~ ):『行ったり来たり』ヴァイオリンとオーボエのための(2010)
Rebecca Saunders: To and Fro for Violin and Oboe
オルガ・ノイヴィルト(1968~ ):『夜と氷のなかで』ファゴットとアコーディオンのための(2006/07)
Olga Neuwirth: In Nacht und Eis for Bassoon and Accordion
ゲオルク・フリードリヒ・ハース(1953~ ):『ひとつから三つを』フルート、クラリネット、打楽器、ピアノ、ヴァイオリン、チェロのための(2001)
Georg Friedrich Haas: tria ex uno for Flute, Clarinet, Percussion, Piano, Violin and Cello
エンノ・ポッペ(1969~ ):『トラウベン』ヴァイオリン、チェロ、ピアノのための(2004~05)
Enno Poppe: Trauben for Violin, Cello and Piano
フリードリヒ・チェルハ(1926~ ):『4つのパラフレーズ』オーボエ、チェロ、ピアノのための(2011)
Friedrich Cerha: 4 Paraphrasen for Oboe, Cello and Piano
ジョルジュ・アペルギス(1945~ ):『夜のない日』ソロ・コントラフォルテのための(2020)
Georges Aperghis: Tag ohne Nacht for Contraforte Solo
ベルンハルト・ラング(1957~ ):『シュリフト 3』ソロ・アコーディオンのための(1997)
Bernhard Lang: Schrift 3 for Accordion Solo
べアート・フラー(1954~ ):ピアノ四重奏曲(2019)
Beat Furrer: Piano Quartet 

【出演】
クラングフォルム・ウィーン メンバー Members of Klangforum Wien

プロフィールはこちら

【チケット料金】
指定席一般3,000円 学生 1,000円
Reserved Seating ¥3,000 Student \1,000

◎室内楽プログラム「ウィーンの現代音楽逍遥」(第2夜)
 ‐ウィーンは常動する‐
 Chamber Music II -Das neue Wien-

【日時】2022年8月25日(木)19:00開演(18:20開場) Thursday, August 25, 2022 at 19:00 (Doors open 18:20)

【会場】ブルーローズ(小ホール) Blue Rose (Small Hall)

【曲目】
ヨハン・シュトラウスII世(1825~99)/シェーンベルク 編曲:『皇帝円舞曲』作品437(室内アンサンブル用編曲)(1889/1925)
Johann Strauss Jr. (arr. Arnold Schoenberg): Kaiser-Walzer, Op. 437 (arr. for Chamber Ensemble)
アントン・ヴェーベルン(1883~1945):室内オーケストラのための6つの小品 作品6(1909/20)
Anton Webern: Six Pieces for Chamber Orchestra, Op. 6
アルバン・ベルク(1885~1935)/ワーヘナール編曲:『アルテンベルク歌曲集』作品4(室内アンサンブル用編曲)(1912/85)
Alban Berg (arr. Diderik Wagenaar): Altenberg Lieder, Op. 4 (arr. for Chamber Ensemble)
アルノルト・シェーンベルク(1874~1951):5つの管弦楽曲 作品16(室内オーケストラ用編曲)(1909/20)
Arnold Schoenberg: Five Pieces for Orchestra, Op. 16 (arr. for Chamber Orchestra)
グスタフ・マーラー(1860~1911)/グラール 編曲:『子供の不思議な角笛』より「番兵の夜の歌」(室内アンサンブル用編曲)(1892/2022)[日本初演]
Gustav Mahler (arr. Trevor Grahl): “Der Schildwache Nachtlied” from Des Knaben Wunderhorn (arr. for Chamber Ensemble) [Japanese Premiere]
グスタフ・マーラー(1860~1911)/ティドロー 編曲:『子供の不思議な角笛』より「この世の生活」(室内アンサンブル用編曲)(1892~93/2022)[日本初演]
Gustav Mahler (arr. Thierry Tidrow): “Das irdische Leben” from Des Knaben Wunderhorn (arr. for Chamber Ensemble) [Japanese Premiere]
グスタフ・マーラー(1860~1911)/ティドロー編曲:『子供の不思議な角笛』より「塔の中の囚人の歌」(室内アンサンブル用編曲)(1898/2022)[日本初演]
Gustav Mahler (arr. Thierry Tidrow): “Lied des Verfolgten im Turm” from Des Knaben Wunderhorn (arr. for Chamber Ensemble) [Japanese Premiere] 

【出演】
指揮:エミリオ・ポマリコ Emilio Pomàrico, Conductor
クラングフォルム・ウィーン メンバー Members of Klangforum Wien
ほか etc. 

プロフィールはこちら

【チケット料金】
指定席一般3,000円 学生 1,000円
Reserved Seating ¥3,000 Student \1,000 

◎クセナキス100(クセナキス生誕100周年プログラム)
 Program for Xenakis 100th Anniversary

【日時】 2022年8月26日(金)19:00開演(18:20開場) Friday, August 26, 2022 at 19:00 (Doors open 18:20)

【会場】大ホール Main Hall

【曲目】
ヤニス・クセナキス(1922~2001):『ペルセファッサ』6人の打楽器奏者のための(1969)*
Iannis Xenakis: Persephassa for Six Percussionists
ヤニス・クセナキス:バレエ音楽『クラーネルグ』オーケストラとテープのための(1969)
Iannis Xenakis: Kraanerg Ballet Music for Orchestra and Tape

【出演】
クラングフォルム・ウィーン Klangforum Wien
指揮:エミリオ・ポマリコ Emilio Pomàrico, Conductor
打楽器:イサオ・ナカムラ/神田佳子/クラングフォルム・ウィーン メンバー ほか*
Isao Nakamura / Yoshiko Kanda / Members of Klangforum Wien etc., Percussion 

プロフィールはこちら

【チケット料金】
S席5,000円 A席4,000円 B席3,000円 学生2,000円 
S ¥5,000 A ¥4,000 B ¥3,000 Student \2,000

テーマ作曲家 イザベル・ムンドリー
Theme Composer ISABEL MUNDRY
サントリーホール国際作曲委嘱シリーズNo. 44 (監修:細川俊夫)
Suntory Hall International Program for Music Composition No. 44
(Artistic Director: Toshio Hosokawa)

◎作曲ワークショップ(スコア公募方式による)
 Music Composition Workshop (Call for Scores within Japan)
 (日本語通訳付)

【日時】2022年8月21日(日)14:00開始(13:20開場) Sunday, August 21, 2022 at 14:00 (Doors open 13:20)

【会場】ブルーローズ(小ホール) Blue Rose (Small Hall)

【内容】
14:00
第一部 イザベル・ムンドリー×細川俊夫 トーク・セッション
Part 1 Isabel Mundry×Toshio Hosokawa Talk Session
15:30(予定)
第二部 若手作曲家からの公募作品クリニック/実演付き(Call for Scores)
Part 2 Workshop by Call for Scores 

【出演】
レクチャー:イザベル・ムンドリー/細川俊夫 Isabel Mundry / Toshio Hosokawa, Lecture

プロフィールはこちら

【チケット料金】
聴講券[自由席]一般1,000円 学生 500円
Non-Reserved Seating ¥1,000 Student \500 

【作品公募 Call for Scores】イザベル・ムンドリーが、若い作曲家の室内楽作品をクリニックします。
応募詳細はこちら
https://www.suntory.co.jp/suntoryhall/schedule/detail/SSF22_callforscores_compressed.pdf

募集要項
提出書類:(1)作品のスコアおよびパート譜一式  (2)応募申請書  ※(1)、(2)共にPDF 推奨
作品の編成
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、クラリネット、フルートを使ったソロ、デュオ、トリオのいずれかの編成。
※スコア、パート譜は作曲家自身の責任において作成されたものに限ります。
※既存/新作を問いません。
※楽器の重複は不可とします。
※楽譜に使用する言語は、通常の音楽用語、記号のほかは、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語のいずれかをご使用ください。
作品の長さ:10分以内
応募者の資格:日本在住、年齢35 歳以下(2022年8月21日時点)に限る。国籍不問。
※8月21日開催のワークショップへの参加が必須です。(交通費支給※上限あり)
応募締め切り:2022年5月31日(火)23時59分まで
応募方法
下記メールアドレスへ(1)と(2)をお送りください。
また、応募メールの件名は「作曲ワークショップ(氏名)」とご記入ください。
選考結果通知:採用された方へのみメールにてご連絡いたします。
お問い合わせおよび応募先
東京コンサーツ サマーフェスティバル事務局 summerfes@tokyo-concerts.co.jp
※応募の際、記載いただきました個人情報は、目的以外では使用いたしません。

◎室内楽ポートレート(室内楽作品集)
 Chamber Music Portrait

【日時】2022年8月24日(水)19:00開演(18:20開場) Wednesday, August 24, 2022 at 19:00 (Doors open 18:20) 

【会場】ブルーローズ(小ホール) Blue Rose (Small Hall)

【曲目】
イザベル・ムンドリー(1963~ ):
Isabel Mundry:
『時の名残り』クラリネット、アコーディオン、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための(2000)
Traces des moments for Clarinet, Accordion, Violin, Viola and Cello

クラリネット:上田 希 Nozomi Ueda, Clarinet
アコーディオン:大田智美 Tomomi Ota, Accordion
ヴァイオリン:成田達輝 Tatsuki Narita, Violin
ヴィオラ:安達真理 Mari Adachi, Viola
チェロ:山澤 慧 Kei Yamazawa, Cello 

『誰?』フランツ・カフカ断章 ソプラノとピアノのための(2004)
„Wer?“ nach Fragmenten von Franz Kafka for Soprano and Piano

ソプラノ:太田真紀 Maki Ota, Soprano
ピアノ:大宅さおり Saori Oya, Piano 

『リエゾン』クラリネット、ヴァイオリン、チェロ、ピアノのための(2007~09)
Liaison for Clarinet, Violin, Cello and Piano

クラリネット:上田 希 Nozomi Ueda, Clarinet
ヴァイオリン:成田達輝 Tatsuki Narita, Violin
チェロ:山澤 慧 Kei Yamazawa, Cello
ピアノ:大宅さおり Saori Oya, Piano 

『バランス』ソロ・ヴァイオリンのための(2006)
Balancen for Violin Solo

ヴァイオリン:成田達輝 Tatsuki Narita, Violin 

『いくつもの音響、いくつもの考古学』バセット・ホルン、チェロ、ピアノのための(2017/18)
Sounds, Archeologies for Basset-Horn, Cello and Piano

バセット・ホルン:上田 希 Nozomi Ueda, Basset-Horn
チェロ:山澤 慧 Kei Yamazawa, Cello
ピアノ:大宅さおり Saori Oya, Piano 

【チケット料金】
指定席一般3,000円 学生 1,000円 Reserved Seat ¥3,000 Student \1,000

◎オーケストラ・ポートレート(委嘱新作初演演奏会)
 Orchestra Portrait (Commissioned Work Program)

【日時】2022年8月28日(日)15:00開演(14:20開場) Sunday, August 28, 2022 at 15:00 (Doors open 14:20)

【会場】大ホール Main Hall

【曲目】
イザベル・ムンドリー(1963~ ):『終わりなき堆積』室内オーケストラのための(2018/19)
Isabel Mundry: Endless Sediments for Chamber Orchestra
クロード・ドビュッシー(1862~1918):舞踊詩『遊戯』オーケストラのための(1912~13)
Claude Debussy: Jeux poème dansé for Orchestra
フィリップ・クリストフ・マイヤー(1995~ ):『Dear Haunting』オーケストラのための(2020)[世界初演]
Philipp Christoph Mayer: Dear Haunting for Orchestra [World Premiere]
イザベル・ムンドリー:『身ぶり』ヴィオラとオーケストラのための(2022)*[世界初演 サントリーホール、バイエルン放送/musica viva共同委嘱]
Isabel Mundry: Gesture for Viola and Orchestra [World Premiere, co-commissioned by Suntory Hall and Bayerischer Rundfunk/musica viva] 

【出演】
ヴィオラ:ニルス・メンケマイヤー *  Nils Mönkemeyer, Viola
指揮:ミヒャエル・ヴェンデベルク Michael Wendeberg, Conductor
東京交響楽団 Tokyo Symphony Orchestra 

プロフィールはこちら

【チケット料金】
S席4,000円 A席3,000円 B席2,000円 学生1,000円
S ¥4,000 A ¥3,000 B ¥2,000 Student \1,000 

32回芥川也寸志サントリー作曲賞選考演奏会
The 32nd Competition of Yasushi Akutagawa Suntory Award for Music Composition

【日時】 2022年8月27日(土)15:00開演(14:20開場) Saturday, August 27, 2022 at 15:00 (Doors open 14:20)

【会場】大ホール Main Hall

【曲目】
30回芥川也寸志サントリー作曲賞受賞記念サントリー芸術財団委嘱作品
小野田健太(1996~ ): 2台のピアノとオーケストラのための新作(2021~22)[世界初演]
Kenta Onoda: New Work for Two Pianos and Orchestra [World Premiere, commissioned by Suntory Foundation for the Arts] 

ピアノ:秋山友貴/山中惇史 Tomoki Akiyama / Atsushi Yamanaka, Piano

32回芥川也寸志サントリー作曲賞候補作品(50音順/曲順未定)
大畑 眞(1993~ ):『ジンク』(2021)
Makoto Ohata: JINK
根岸宏輔(1998~ ):『雲隠れにし 夜半の月影』オーケストラのための(2020)
Kohsuke Negishi: Moonlight Hidden in the Clouds for Orchestra
波立裕矢(1995~ ):『失われたイノセンスを追う。II』オーケストラのための(2020~21)
Yuya Haryu: A Lost Innocence Chase II for Orchestra 

【出演】
指揮:杉山洋一 Yoichi Sugiyama, Conductor
新日本フィルハーモニー交響楽団 New Japan Philharmonic 

プロフィールはこちら

候補作品演奏の後、公開選考会(司会:沼野雄司) Open Screening (Yuji Numano, MC)
選考委員(50音順):酒井健治/福士則夫/山根明季子 Kenji Sakai / Norio Fukushi / Akiko Yamane, Jury 

【SFA総選挙~あなたの清き、耳の一票を】
選考演奏会を会場で聴いて、気に入った曲に投票していただきます。
観客による総選挙の結果は、作曲賞決定後に発表します。 

【チケット料金】
前売 一般2 ,000円 学生1,000円
当日窓口 一般2,500円 学生1,500円
有料オンライン(ライブ)配信視聴券1,000円
視聴券一般発売:7月29日(金)~8月27日(土)16:00(開演1時間後)まで
視聴券取り扱い:デジタルサントリーホール(サントリーホール・メンバーズ・クラブWEB/チケットぴあ) 

【チケット発売】
サントリーホール・メンバーズ・クラブ先行発売:2022年5月10日(火)10時~16日(月)
※先行期間中は窓口での販売はございません。
一般発売:5月17日(火)10時~

<特別企画チケット>
サマーフェスティバル全公演セット券 20,000円(限定50セット)
8月21日~28日開催『サントリーホール サマーフェスティバル 2022』全公演入場券
★セットで買うと5,000円もお得!(大ホール S席/ブルーローズ 前方中央寄りの良席)

●2022年5月10日(火)10:00~ 一般発売開始
【特別企画チケット取り扱い】
サントリーホールチケットセンター電話(0570-55-0017)、窓口のみ
※1回のお申込みにつき1セットまで。

【チケット取り扱い】
サントリーホールチケットセンター 0570-55-0017(10:00~18:00、休館日を除く)
サントリーホール・メンバーズ・クラブWEB http://suntoryhall.pia.jp/
(登録料・会費無料、座席選択可能)
サントリーホールチケットセンター窓口:10:00~18:00、休館日を除く
※18:00以降開演の公演がある場合は開演時刻まで営業いたします。
東京コンサーツ http://confetti-web.com/TOKYO-CONCERTS(座席選択可能)
0120-240-540(カンフェティチケットセンター、平日10:00~18:00)
チケットぴあ t.pia.jp
イープラス eplus.jp
※学生券はサントリーホールチケットセンター(WEB・電話・窓口)のみ取り扱い。
 25歳以下、来場時に学生証提示要。お一人様1枚限り。

【主催】サントリーホール
【制作協力】東京コンサーツ
【後援】
オーストリア大使館、オーストリア文化フォーラム東京(ザ・プロデューサー・シリーズ公演のみ)
ドイツ連邦共和国大使館(テーマ作曲家公演のみ)
【協力(芥川也寸志サントリー作曲賞選考演奏会のみ)】
(一社)日本作曲家協議会 (一社)日本音楽著作権協会 (特非)日本現代音楽協会 

◆サントリーホール サマーフェスティバル特集ページはこちらからご覧ください。
 https://www.suntory.co.jp/suntoryhall/feature/summer2022/

※都合により、内容が変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
公演の最新情報はホームページにて発表いたします。(URL=http://suntory.jp/HALL/

 

【プロフィール】
クラングフォルム・ウィーン Klangforum Wien
柔軟な思考、名人芸、的確な聴覚。クラングフォルム・ウィーン(KFW)は、国際的に最も名高い現代音楽専門アンサンブルの一つとして、芸術的解釈と体験的空間の拡大に力を注いでいる。KFWの公演は、最良の意味でのイベントである。直接的であり、逃れることのできない感覚的な体験を提供するからだ。そして、その音楽の新しさは、語り、実行し、魅惑することにある。1985年にベアート・フラーによって設立されて以来、このアンサンブルは多数の賞を授与され、今日まで音楽の歴史を刻んできた。4大陸の作曲家による約600作品の初演、90を超える広範なディスコグラフィー、主要なコンサート・ホールやオペラ・ハウスだけでなく、熱心な若手による公演やヨーロッパ、アメリカ、アジアの著名な音楽祭への出演など、その活動は多岐にわたる。トップクラスの作曲家たちとの互いに充実したコラボレーションにおいては、長年にわたって深い芸術的な友情を育んできた。2009年からは、グラーツ音楽大学で教授活動の一環として、次世代を担う学生たちに表現法や演奏技術などを幅広く指導している。KFWは、オーストラリア、ブルガリア、ドイツ、フィンランド、フランス、ギリシャ、イタリア、オーストリア、スウェーデン、スイス、アメリカ出身の23人の音楽家で構成されている。18/19シーズンの初めには、シルヴァン・カンブルランの後任として、バス・ウィーヘルスが首席客演指揮者に就任した。20年1月1日より、ぺーター・パウル・カインラートが同アンサンブルの新しい芸術監督を務めている。

作曲:イザベル・ムンドリー Isabel Mundry, Composer
「作曲とは、区切り区切られる多層的な時間(長さに関わりなく)を、音というかたちでつかまえることである」――イザベル・ムンドリーは、視覚芸術や文学といった多様な分野に好奇心を向けることによって、20世紀後半から数々の作曲家が関心を寄せてきた音楽と時間・空間の関係を作品ごとに捉えなおし、聴くとは何か、音楽とは何かをめぐる思索を重ねてきた。ドイツ哲学の伝統を彷彿とさせる、その透徹した知性が生みだす音楽は、聴体験そのものの在り方を映しだす鏡のごとく、澄明で清冽な響きにあふれている。
1963年4月20日、ヘッセン州のシュルヒテルンに生まれ、まもなくベルリンに移ったムンドリーは、ピアノに続いて17歳で作曲を始めた。83年から91年までベルリン芸術大学で、フランク・ミヒャエル・バイヤーとゲスタ・ノイヴィルトに師事。85年からはベルリン工科大学電子音楽スタジオ、フランクフルト音楽・舞台芸術大学およびフライブルク音楽大学で、電子音楽を学んだ。ベルリン工科大学では音楽学をカール・ダールハウスに師事、芸術史、哲学の教養も蓄えた。SWR実験スタジオでの研修を経て、86~93年にベルリンのシュパンダウ教会音楽学校で音楽理論と分析を教え、91~93年にはベルリン芸術大学でも作曲と音楽分析を担当、91~94年にはフランクフルト音楽・舞台芸術大学でハンス・ツェンダーに師事した。「作品1」ともいうべき弦楽四重奏のための『11の線』(91~92)は、『線、線描画』(99/2004)、『線描画』(06)へと発展した。92~94年にはパリ国際芸術都市、次いでIRCAMの奨学金を得てパリに滞在、IRCAMで1年間の研修を受ける。94~96年にウィーンで活動したあと、96年にフランクフルト音楽・舞台芸術大学作曲科教授に就任。2004年にはチューリヒ芸術大学作曲科教授に就任し、翌05年にはベルリン・ドイツ・オペラで初演されたムジークテアーター『ひとつの息――オデュッセイア』が、『オペルンヴェルト』の年間最優秀初演作品に選ばれた。11年からミュンヘン音楽・演劇大学教授を務める。
近年では時間・空間にとどまらず、歴史、自己と他者、身体といったさまざまな概念に着目し、それらをめぐる思考を音楽化している。たとえば、デュファイの音楽の響きのみならず、その創作原理をも再構成しようとした『デュファイ編曲集』(03~04)、西田幾多郎の同名の論考に触発されて作曲されたピアノ協奏曲『私と汝』(08)、「想像上の舞踊」として構想された管弦楽のための連作『モーションズ//二重の眼差しI-VII』(14/18)などである。
注目すべきは、こうした理知的なアプローチが、他分野における出会いや巡り合わせをつねに源としていること、具体と抽象の間の往還がそのまま作品へと結実していることである。多和田葉子に詩を依頼した『顔』(1997)、南禅寺の庭園から受けた感銘に由来する『時の名残り』(2000)、パチンコ台を楽器として用い、旅行者用レビューサイトの引用をテクストに含む『イム・ファル』(17)などに、ムンドリーの柔軟な発想が表れている。
1997年に秋吉台国際20世紀音楽セミナー&フェスティバルに招かれて以降、ダルムシュタット国際現代音楽夏期講習など世界各国のセミナーで教え、エルンスト・フォン・ジーメンス音楽財団奨励賞(2001)、ハイデルベルク女性芸術家賞(11)など数多の賞を得る。ルツェルン音楽祭(03)、マンハイム国立劇場(04)、シュターツカペレ・ドレスデン(07、同楽団では初)のコンポーザー・イン・レジデンスに選任された。20年に予定されていた、SWRシュヴェツィンゲン音楽祭でのムジークテアーター『ジャングルにて』の世界初演は、コロナ禍により23年5月に延期された。作品はすべてブライトコプフ&ヘルテルから出版されている。

 ■作曲:小野田健太 Kenta Onoda, Composer
1996年福井県生まれ。東京藝術大学音楽学部作曲科卒業、同大学院修士課程修了。第86回日本音楽コンクール作曲部門入選、第30回芥川也寸志サントリー作曲賞受賞。2018年度明治安田クオリティオブライフ文化財団奨学生、20年度福島育英会奨学生、21年度ローム ミュージック ファンデーション奨学生。現在、パリ国立高等音楽院作曲科第一課程に在学。

作曲:大畑 眞 Makoto Ohata, Composer
1993年6月21日宮城県(登米市)生まれ。東京藝術大学音楽学部作曲科を首席で卒業、卒業時にアカンサス音楽賞を受賞。現在、同大学院音楽研究科2年次に在学中。令和元年度東京藝術大学宮田亮平奨学金奨学生、令和2年度長谷川良夫賞受賞。これまでに作曲を鈴木静哉、小鍛冶邦隆、望月京に師事。 

■作曲:根岸宏輔 Kohsuke Negishi, Composer
1998年6月7日埼玉県生まれ。第37回現音作曲新人賞(あわせて聴衆賞)、第31回朝日作曲賞(合唱組曲)、2021年度武満徹作曲賞第1位を受賞。日本大学芸術学部音楽学科作曲・理論コース(作曲)を卒業後、現在は同大学大学院修士課程に在籍し、伊藤弘之に作曲を師事している。 

作曲:波立裕矢 Yuya Haryu, Composer
1995年8月17日茨城県生まれ、千葉県育ち。2018年愛知県立芸術大学卒業、21年東京藝術大学大学院修士課程作曲専攻修了。第35回現音作曲新人賞受賞、第89回日本音楽コンクール作曲部門第1位。これまでに作曲を鈴木純明、小崎光洋、山本裕之、久留智之に師事。作曲の会「たんぽぽ」共同代表。

 

以上

 

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