サントリーホールのオルガン |
5月12日公演に出演する梅干野安未(オルガン) |
平日のランチタイムにお楽しみいただくオルガンの入場無料コンサート
サントリーホール休館明け第1弾2022年5月12日(木)の回は
オンライン配信(無料)も同時開催
サントリーホールは、毎月1回(8月を除く)平日のランチタイムに、オルガン音楽を気軽にお楽しみいただく30分間の入場無料コンサート「サントリーホール オルガン プロムナード コンサート」を開催しています。サントリーホールは2022年4月から約1か月間、改修工事のために休館し、オルガンの点検・メンテナンスを施しました。本公演は5月12日(木)12時15分開演の回から2ヶ月ぶりに再開します。
オルガン プロムナード コンサートでは、オルガニスト自身の企画による自由なプログラムで、世界最大級のパイプ数5,898本を誇るサントリーホールのオルガンの響きをお楽しみいただいています。今後の活躍が期待される若手から、国内外で活躍する旬のオルガニストを起用しています。5月12日出演の梅干野安未(ほやのあみ)は、今年生誕200年を迎えるフランク作曲の大曲、6つの作品 より 第2曲「交響的大曲」を演奏し、サントリーホールのオルガンの魅力を最大限に伝えます。6月以降の出演者も、初登場の小田龍一郎、札幌コンサートホール専属オルガニストのニコラ・プロカッチーニ、神奈川県民ホール オルガンアドバイザーとしても活躍中の中田恵子という多彩な顔ぶれが出演します。
5月12日(木)公演は、オンライン(ライブ&リピート)配信も同時開催、リアルの公演とは異なる出演者の近くのアングルなどから撮影することにより、演奏風景の細部までご覧いただけます。
2020年から始まったコロナ禍においては、緊急事態宣言中の公演中止や、無観客ライブ配信などの試行錯誤を重ね、感染症拡大防止の対応上、トレーサビリティの観点からサントリーホール メンバーズクラブ会員(会費無料・WEB会員は即日入会可)の事前申し込み制として開催していましたが、5月12日からの回から、お電話ではどなたでもお申込みいただけるように変更します。また就学前の小さなお子様連れのお客様を対象としていたブルーローズ(小ホール)の大型スクリーンでのライブビューイングは引き続き休止中です。
[写真・資料のご請求、ご取材・お問合せ] サントリーホール 広報部 TEL 03-3505-1002(平日11:00~18:00 休館日を除く) FAX 03-3505-1007 〒107-8403 東京都港区赤坂1-13-1 http://suntory.jp/HALL/ [公演に関するお問合せ] サントリーホールチケットセンター TEL 0570-55-0017(オペレーター対応10:00~18:00、休館日を除く) |
― 記 ―
サントリーホール オルガン プロムナード コンサート
SUNTORY HALL ORGAN PROMENADE CONCERT
【日程・出演・時間・曲目(5月12日公演のみ発表)】
各日共 12:15~12:45(11:45開場)
※公演日2週間前からホームページに曲目と出演者プロフィール、メッセージを掲載しています。
2022年5月12日(木) 梅干野安未(オルガン) Ami Hoyano, Organ
*オンライン配信有(ライブ&リピート配信)
[曲目]
C. フランク(1822~90):6つの作品 より 第2曲「交響的大曲」嬰ヘ短調 作品17
César Franck: No. 2 “Grande pièce symphonique” in F-sharp Minor, Op. 17 from Six Pieces
※出演者プロフィール、メッセージはこちらから
https://www.suntory.co.jp/suntoryhall/schedule/detail/20220512_M_1.html
6月9日(木) 小田龍一郎(オルガン) Ryuichiro Oda, Organ
7月7日(木) ニコラ・プロカッチーニ(オルガン) Nicola Procaccini, Organ
9月8日(木) 中田恵子(オルガン) Keiko Nakata, Organ
■オルガン プロムナード コンサート特集ページ
https://www.suntory.co.jp/suntoryhall/feature/organpromenade/
【会場】サントリーホール 大ホール
【入場】無料(事前申し込み制・指定席制・座席選択可)
【主催】サントリーホール
【助成】
文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)
独立行政法人日本芸術文化振興会
【オンライン配信(無料)】*5月12日公演のみ
デジタルサントリーホール https://www.suntory.co.jp/suntoryhall/dsh/ja/streaming/
※都合により、内容が変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
公演の最新情報はホームページにて発表いたします。(URL=http://suntory.jp/HALL/)
【プロフィール】
■梅干野安未 Ami Hoyano, Organ (5月12日出演)
東京藝術大学オルガン専攻および同大学院修了。学内にて安宅賞、アカンサス音楽賞、同声会賞受賞。文化庁新進芸術家海外研修派遣員としてフランスへ留学。パリ国立高等音楽院のオルガン科学士および修士課程を修了するとともに、エクリチュール(作曲書法)科でも和声とルネサンス対位法のプリを獲得。ピエール・ド・マンシクール国際オルガンコンクール入賞、デュドランジュ国際オルガンコンクール優勝。所沢ミューズ第3代ホールオルガニストを経て、現在、東京藝術大学教育研究助手、明治学院非常勤オルガニスト、アトリエ バロック講師。著者として関わった2020年刊行のオルガン教則本『オルガン奏法 パイプでしゃべろう!パイプで歌おう!』(道和書院)は、各方面から高い評価を得ている。
www.amihoyano.com
■小田龍一郎 Ryuichiro Oda, Organ (6月9日出演)
東京都出身。武蔵野音楽大学器楽学科オルガン専攻卒業、同大学大学院博士前期課程修了、同大学大学院博士後期課程研究領域単位取得。平成20・21年度福井直秋記念奨学生。2008年にC. ボッサート、12年にP. v. ダイクほかによるマスタークラスを受講。各地のコンサートホールや教会などで多数演奏活動を行い、オーケストラや合唱団とも共演している。最近は特に、ルネサンス期からバロック期にかけての作品、および20世紀後半以降に書かれた作品に積極的に取り組んでいる。オルガンを藤枝照久、西尾純子、ピアノを栗原千種に師事。ヘアフォルト国際オルガンコンクール(16)セミファイナリスト。東京オリンピックに因んで東京芸術劇場において開催されたトウキョウ・オルガン・マラソン「オルガンは回る」(21)出演。(一社)日本オルガニスト協会会員。
■ニコラ・プロカッチーニ Nicola Procaccini, Organ (7月7日出演)
1995年、イタリア生まれ。イタリア国立フェルモ音楽院にてチェンバロを、ハンブルク音楽演劇大学、現在はパリ国立高等音楽院にてオルガンを学ぶ。2017年、第5回アガティートロンチ国際オルガンコンクール第2位、18年、第5回ブクステフーデ国際オルガンコンクール優勝。ドイツ、イタリアの教会をはじめ、世界各国の国際古楽フェスティバルなどで多数コンサートに出演。チェンバロや通奏低音の奏者としても活躍する。21年10月、第22代札幌コンサートホール専属オルガニストに就任。
■中田恵子 Keiko Nakata, Organ (9月8日出演)
東京女子大学卒業後、東京藝術大学オルガン専攻卒業。同大学院修士課程を修了時、修士論文ではJ. S. バッハ『トッカータ ハ長調』(BWV 564)をめぐる演奏解釈を論じ、日本オルガニスト協会年報誌『JAPAN ORGANIST』第38巻に掲載される。その後渡仏。パリ地方音楽院演奏家課程を修了。第11回アンドレ・マルシャル国際オルガンコンクール優勝。あわせて優れた現代曲解釈としてGiuseppe Englert賞を受賞。現在、神奈川県民ホール オルガンアドバイザー、(一財)キリスト教音楽院講師、国際キリスト教団代々木教会オルガンクラス講師、玉川聖学院オルガニスト、日本キリスト教団鎌倉雪ノ下教会オルガニスト。キングインターナショナルよりデビューCD『Joy of Bach』をリリース。
サントリーホールのオルガン
サントリーホールのオルガンは、オーストリアのリーガー社による製作で、ストップ数74、パイプ数5,898本を有し、世界でも最大級です。1986年10月12日、オルガンのA(ラ)の音とともに、サントリーホールは産声をあげました。落成式典で、佐治敬三館長(当時)がAの音を鳴らし、オーケストラのチューニングが行われたのです。以来約35年間、大ホール正面に位置するオルガンは、その優雅で荘厳な響きでホールを満たしてきました。
現在、オルガン プロムナード コンサートの他にも、こどもからおとなまでオルガンの魅力をたっぷりにお楽しみいただける、夏の新たな風物詩「サントリーホールでオルガンZANMAI!」など、オルガンの仕組みやその魅力を存分に味わっていただけるような主催公演のラインナップをお届けしています。
以上