アトリウム弦楽四重奏団 |
日本最大級の室内楽の祭典『チェンバーミュージック・ガーデン』の中核を担う
ベートーヴェン弦楽四重奏曲全曲演奏を6日間にわたり開催!
サントリーホールは、6月5日(日)、7日(火)、9日(木)、11日(土)、13日(月)、16日(木)の6日間、「アトリウム弦楽四重奏団 ベートーヴェン・サイクルI~VI」をブルーローズ(小ホール)で開催します。
初夏の室内楽の祭典「チェンバーミュージック・ガーデン」(CMG)期間中に開催されるベートーヴェン・サイクルは、一つの弦楽四重奏団がベートーヴェンの弦楽四重奏曲を短期間に集中して全曲演奏する、世界であまり類を見ない名物企画です。2011年のCMG開園以来、世界各国の名だたる弦楽四重奏団が記憶に残る名演を繰り広げてきましたが、10回目を迎える2022年のベートーヴェン・サイクルには、アトリウム弦楽四重奏団が登場します。世界的な弦楽四重奏コンクールのロンドンとボルドーで2冠を獲得し、世界各地でカリスマ的な存在感を発揮してきたアトリウム弦楽四重奏団。ロシアの真髄を弦楽四重奏に注ぎ、20年超のキャリアを誇ります。これまでのショスタコーヴィチやチャイコフスキーの全曲演奏プロジェクトでは、息をのむほどの凄みを発揮してきました。ロシア人ソリストとして不動の地位を築いているニキータ・ボリソグレブスキーが第1ヴァイオリンとして加入後、初の日本公演となります。2020年に予定していた公演がやむなく中止となり、更なる2年間の準備を経て臨みます。
また、今年のベートーヴェン弦楽四重奏全曲演奏会も、CMGオンライン2022として6月5日(日)のベートーヴェン・サイクルIをデジタルサントリーホールより有料ライブ&リピート配信でお届けいたします。
今回のアトリウム弦楽四重奏団のベートーヴェン・サイクル全6回は、1公演を初期・中期・後期の曲でバランスよく配されたプログラム構成となっています。また、6月7日(火)には、2020年のベートーヴェン生誕250周年と、アトリウム弦楽四重奏団の結成20年を記念し、ロシアの現代作曲家クズマ・ボドロフに委嘱した弦楽四重奏曲第2番を披露します。同曲は、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第14番を引用して書かれました。世界中の弦楽四重奏ファンから高い支持を得てきた説得力のあるアンサンブルで、ベートーヴェンの生涯をご堪能ください。
[チケットのお申し込み・お問合せ] サントリーホールチケットセンター TEL 0570-55-0017 (10~18時、休館日を除く) サントリーホール・メンバーズ・クラブWEB http://suntoryhall.pia.jp/ [写真・資料のご請求、ご取材・お問合せ] サントリーホール 広報部 TEL 03-3505-1002 FAX 03-3505-1007 〒107-8403 東京都港区赤坂1-13-1 http://suntory.jp/HALL/ |
― 記 ―
サントリーホール チェンバーミュージック・ガーデン
アトリウム弦楽四重奏団 ベートーヴェン・サイクル
Suntory Hall Chamber Music Garden
Atrium String Quartet - The Beethoven Cycle
【出演】
弦楽四重奏:アトリウム弦楽四重奏団 Atrium String Quartet, String Quartet
ヴァイオリン:ニキータ・ボリソグレブスキー Nikita Boriso-Glebsky, Violin
ヴァイオリン:アントン・イリューニン Anton Ilyunin, Violin
ヴィオラ:ドミトリー・ピツルコ Dmitry Pitulko, Viola
チェロ:アンナ・ゴレロヴァ Anna Gorelova, Cello
【会場】サントリーホール ブルーローズ(小ホール) Suntory Hall, Blue Rose (Small Hall)
【日時・曲目】ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全曲 Ludwig van Beethoven: String Quartets
I 6月5日(日)14:00開演(13:30開場) Sunday, June 5, 14:00 (Doors open 13:30)
第3番 ニ長調 作品18-3 No. 3 in D Major, Op. 18, No. 3
第16番 ヘ長調 作品135 No. 16 in F Major, Op. 135
第7番 ヘ長調 作品59-1「ラズモフスキー第1番」
No. 7 in F Major, Op. 59, No. 1, “Razumovsky No. 1”
※CMGオンライン 2022対象公演(詳細は後述)
II 6月7日(火)19:00開演(18:30開場) Tuesday, June 7, 19:00 (Doors open 18:30)
第1番 ヘ長調 作品18-1 No. 1 in F Major, Op. 18, No. 1
ボドロフ:弦楽四重奏曲第2番[日本初演] Kuzma Bodrov: String Quartet No. 2 [Japanese Premiere]
* ボドロフの作品は、ベートーヴェン生誕250周年記念とアトリウム弦楽四重奏団の結成20周年記念にささげられており、ベートーヴェンの弦楽四重奏第14番を引用して書かれました。
第14番 嬰ハ短調 作品131 No. 14 in C-sharp Minor, Op. 131
III 6月9日(木)19:00開演(18:30開場) Thursday, June 9, 19:00 (Doors open 18:30)
第9番 ハ長調 作品59-3「ラズモフスキー第3番」
No. 9 in C Major, Op. 59, No. 3, “Razumovsky No. 3”
第13番 変ロ長調 作品130 No. 13 in B-flat Major, Op. 130
大フーガ 変ロ長調 作品133 Grosse Fuge in B-flat Major, Op. 133
IV 6月11日(土)17:00開演(16:30開場) Saturday, June 11, 17:00 (Doors open 16:30)
第2番 ト長調 作品18-2 No. 2 in G Major, Op. 18, No. 2
第6番 変ロ長調 作品18-6 No. 6 in B-flat Major, Op. 18, No. 6
第10番 変ホ長調 作品74「ハープ」 No. 10 in E-flat Major, Op. 74, “Harp”
V 6月13日(月)19:00開演(18:30開場) Monday, June 13, 19:00 (Doors open 18:30)
第4番 ハ短調 作品18-4 No. 4 in C Minor, Op. 18, No. 4
第8番 ホ短調 作品59-2「ラズモフスキー第2番」
No. 8 in E Minor, Op. 59, No. 2, “Razumovsky No. 2”
第12番 変ホ長調 作品127 No. 12 in E-flat Major, Op. 127
VI 6月16日(木)19:00開演(18:30開場) Thursday, June 16, 19:00 (Doors open 18:30)
第5番 イ長調 作品18-5 No. 5 in A Major, Op. 18, No. 5
第11番 ヘ短調 作品95「セリオーソ」 No. 11 in F Minor, Op. 95, “Serioso”
第15番 イ短調 作品132 No. 15 in A Minor, Op. 132
【主催】サントリーホール
【チケット料金】
セット券(全6公演、先行発売期間限定80席)21,000円
指定5,000円、指定早割3,500円、サイドビュー3,500円、学生1,000円 ※各日とも
【チケット発売】
サントリーホール・メンバーズ・クラブ先行発売 2022年2月5日(土)10時~13日(日)
※セット券、指定早割は先行(早割)期間のみ販売。
※先行(早割)期間中は窓口での販売はございません。
※早割の枚数には限りがありますので、お早めにお買い求めください。
一般発売 2022年2月19日(土)10時~
※学生券はサントリーホールチケットセンター(WEB・電話・窓口)のみ取り扱い。
25歳以下、来場時に学生証提示要。
【チケット取り扱い】
サントリーホールチケットセンター 0570-55-0017(10:00~18:00、休館日を除く)
サントリーホール・メンバーズ・クラブWEB http://suntoryhall.pia.jp/
サントリーホール窓口(10:00~18:00、休館日を除く)
※18時以降開演の公演がある場合は開演時刻まで営業
チケットぴあ t.pia.jp
■CMGオンライン 2022(有料ライブ&リピート配信)
2022年もお好きな時間と場所で何度でも楽しめるオンライン公演を、遠隔地でも音楽を気軽に楽しめるツールの一つとして7公演で実施します。「アトリウム弦楽四重奏団 ベートーヴェン・サイクル」では、Iの6月5日(日)14:00開演が対象公演です。
【CMGオンライン 2022対象公演】
2022年6月5日(日)14:00開演 アトリウム弦楽四重奏団 ベートーヴェン・サイクル I
【視聴券料金】
視聴券1,000円
※他6公演とのセット視聴券あり 7公演セット視聴券:3,500円(1公演あたり500円)
【視聴券発売・取り扱い】
一般発売:2022年5月10日(火)10時~
デジタルサントリーホール(サントリーホール・メンバーズ・クラブWEB/チケットぴあ)
https://www.suntory.co.jp/suntoryhall/dsh/streaming/
メンバーズTVUチャンネル https://members.tvuch.com/
※「アトリウム弦楽四重奏団 ベートーヴェン・サイクル I」公演
リピート配信視聴期間:2022年6月6日(月)14:00から12日(日)23:00まで
※新型コロナウイルス感染症拡大防止の対応上、出演者・曲目に変更がある場合がございますので、あらかじめご了承ください。最新情報は、ホームページでお知らせします。
※就学前のお子様の同伴・入場はご遠慮ください。
※都合により、内容が変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
公演の最新情報はホームページにて発表いたします。(URL=http://suntory.jp/HALL/)
【プロフィール】
■弦楽四重奏:アトリウム弦楽四重奏団 Atrium String Quartet, String Quartet
2000年結成。03年世界的権威であるロンドン(現ウィグモアホール)国際弦楽四重奏コンクール第1位、聴衆賞を獲得。07年第5回ボルドー国際弦楽四重奏コンクールで優勝、あわせてMMSG賞を受賞。
ウィグモアホールやロイヤル・フェスティバル・ホールをはじめ、アメリカ、フランス、スイス、スペインなど世界の主要都市で演奏。また、世界の主要音楽祭にも多数招待されている。13年ロシアの2大巨匠であるショスタコーヴィチとチャイコフスキーの弦楽四重奏曲全曲演奏という驚異的なプログラムで来日。「ショスタコーヴィチ・マラソン」と名付け、ショスタコーヴィチ全15曲を1日で演奏するという公演を、アイスランド、フランス、日本で開催。17年には、「ブラームスVSチャイコフスキー」という趣向を凝らした斬新な企画で好評を博したのに加え、巨匠、エリソ・ヴィルサラーゼとの共演では、その圧倒的な音楽で観客を魅了した。現在、ベルリンに拠点を置く。
■ヴァイオリン:ニキータ・ボリソグレブスキー Nikita Boriso-Glebsky, Violin
1985年生まれ。チャイコフスキー国際コンクールヴァイオリン部門で2位入賞(2007)したのをはじめ、フリッツ・クライスラー国際コンクール(10)、シベリウス国際ヴァイオリンコンクール(10)、モンテカルロ・ヴァイオリン・マスターズ(13)など、世界の主要国際音楽コンクールで合計11タイトルの最優秀賞を受賞。サンクトペテルブルク・フィル、ミュンヘン響、N響など各国のオーケストラと多数共演、新時代の若い演奏家の一人として確固たる地位を築く。
■ヴァイオリン:アントン・イリューニン Anton Ilyunin, Violin
1979年トルクメニスタンの音楽一家に生まれる。母にヴァイオリンの手ほどきを受け、9歳ですでにオーケストラと共演。96年よりトルクメニスタン国立音楽大学で学ぶ。トルコ国立交響楽団と共演し、トルコの作曲家による現代作品を初演。2000年にサンクトペテルブルク音楽院に入学、奨学生として学ぶ。02年最優秀で卒業。01年から06年まで、テミルカーノフが音楽監督を務めるサンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団で演奏。
■ヴィオラ:ドミトリー・ピツルコ Dmitry Pitulko, Viola
1978年レニングラードの音楽一家に生まれる。5歳でヴァイオリンを始める。94年、サンクトペテルブルク音楽院に入学。96年、ブルガリアのアルベナで行われた若い奏者のための国際コンクールで優勝。ソリストとして、サンクトペテルブルクを拠点に各オーケストラと共演。99年から2004年まで、ゲルギエフ率いるマリインスキー劇場のオーケストラのメンバーとしてアメリカ、ヨーロッパ、アジアなど世界各地のツアーに参加した。
■チェロ:アンナ・ゴレロヴァ Anna Gorelova, Cello
1978年レニングラード生まれ。10歳よりチェロを学ぶ。音楽学校で学びながら、ロシア、ヨーロッパのオーケストラと共演。ロシア国内で開催されるいくつものコンクールに優勝する。2003年サンクトペテルブルク音楽院を最優秀の成績で卒業する。セルゲイ・チェニャディエフ、アレクセイ・マサルスキーに師事。ナターリャ・グートマンからも指導を受ける。オランダ弦楽四重奏アカデミーにて、シュテファン・メッツに師事。
<参考>
サントリーホール チェンバーミュージック・ガーデン ベートーヴェン・サイクル出演団体
2011年 パシフィカ・クァルテット(アメリカ)
2012年 ヘンシェル・クァルテット(ドイツ)
2013年 ボロメーオ・ストリング・クァルテット(アメリカ)
2014年 キュッヒル・クァルテット(オーストリア)
2015年 ミロ・クァルテット(アメリカ)
2016年 クァルテット・エクセルシオ(日本)
2017年 *サントリーホール改修工事(2月~8月)により休止 ※CMG2017は9月開催
2018年 カザルス弦楽四重奏団(スペイン)
2019年 クス・クァルテット(ドイツ)
2020年 アトリウム弦楽四重奏団(ロシア)*新型コロナウイルス感染症拡大防止のため中止
※CMG2020はCMGオンラインとして出演者・内容を変更して無観客・有料ライブ配信により一部開催
2021年 エルサレム弦楽四重奏団(イスラエル)
★サントリーホール チェンバーミュージック・ガーデン2022の概要は、Suntory Hall NEWS RELEASE(No. sh0366) をご覧ください。 また、サントリーホールのホームページでは、チェンバーミュージック・ガーデン(CMG)の特集ページを開設いたしました。CMG公演関連情報など随時更新しています。 https://www.suntory.co.jp/suntoryhall/feature/chamber2022/ |
以上