サントリーホールは、2021年9月5日(日)「東京交響楽団&サントリーホール こども定期演奏会」の公演で、1986年10月の開館以来の来場者2,000万人を達成しました。
当日、約1,400名のお客様の中から2,000万人達成を記念して、抽選で選ばれた都内在住の南谷咲耶子さん(12才)には、堤剛館長より35周年記念事業となるサントリーホール主催公演の招待状(1組2名様)とサントリーホールオリジナルグッズが贈呈されました。「とても嬉しいです。小学1年生の時からお母さんと一緒にこども定期演奏会に来ています。私もピアノを習っていますが、今日のコンサートでは小学生のこどもピアニストが小山実稚恵さんと連弾していてすごいな、と思いました。」と笑顔で感想をいただきました。
サントリーホールは、「世界一美しい響き」をめざして、東京初のコンサートホールとして誕生しました。世界のアーティストたちによる名演奏の数々を繰り広げるとともに、音楽文化の継承と発展を視野に入れたエデュケーション活動や、開かれたホールとしての様々な活動に積極的に取り組み、国内外の多くのクラシック音楽ファンやアーティストから高い評価とご支持をいただいています。コロナ禍に見舞われた昨年2020年の来場者は、例年の30%程度に留まりましたが、現在は自治体からの要請に応じながら「感染拡大防止」と「公演開催」の両立に取り組み、開館以来19,375公演を実施し、ご来場者2,000万人を達成しました。
従来のコンサートホールには見られなかったドリンク・コーナーの設置やレセプショニストの採用など、お客様に心地よく音楽を楽しんでいただくための施設やサービスの導入、そして、創造的で質の高い自主企画の充実にも力を入れてきました。また30周年を機に全面改修工事を行い、響きとその雰囲気を継承し守り続けるとともに、様々なお客様により快適にお過ごしいただけるようダイバーシティデザインへの対応を整備しました。
さらに、今年は35周年の記念事業として、一流アーティストによる多彩な公演を展開しています。6月には室内楽の祭典「チェンバーミュージック・ガーデン」、8月には現代音楽の祭典「サマーフェスティバル」を実施しました。秋には、「35周年記念 ガラ・コンサート」、サントリーホール独自のオペラの表現形式「ホール・オペラ® ヴェルディ:ラ・トラヴィアータ(椿姫)」、80歳の記念イヤーを迎える巨匠リッカルド・ムーティが指揮するウィーン・フィルハーモニー管弦楽団など、豪華な公演を展開します。また、来場者2,000万人を達成した「こども定期演奏会」も20周年の節目を迎え、記念事業のひとつです。このような取り組みを通して、開館以来34年11カ月というコンサート専用ホールとしては異例の早さで2,000万人の来場者を達成することができました。
今後も、サントリーホールならではの本物の音楽を身近に楽しむことができる企画や環境を提供することで、生活の中の楽しみとして音楽を根づかせ、人々が豊かな生活を送ること、また音楽文化の継承と発展に貢献することをめざし、活動していきます。
[お問合せ] サントリーホール 広報部 TEL 03-3505-1002(平日11:00~18:00 休館日を除く) FAX 03-3505-1007 〒107-8403 東京都港区赤坂1-13-1 http://suntory.jp/HALL/ |
〔ご参考資料〕
サントリーホール 2,000万人達成までのデータ
■来場者2,000万人を達成した公演情報
公演名: |
■来場者数の推移 大ホール・ブルーローズ(小ホール)合計
開館 1986年10月12日
100万人達成 1988年 7月12日
500万人達成 1994年 7月20日
1,000万人達成 2003年 1月 3日
1,500万人達成 2011年12月23日
2,000万人達成 2021年 9月 5日 公演数 19,375公演(大ホール 11,439 ブルーローズ 7,936)
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9月5日(日)当日、館内に掲示した記念パネル |
サントリーホール35周年 ロゴ |
以上