ニコラ・ルイゾッティ |
ズザンナ・マルコヴァ |
フランチェスコ・デムーロ |
アルトゥール・ルチンスキー |
「ラ・トラヴィアータ<道を外した女(ひと)>」が映し出す、ヴェルディ・オペラの真髄(ドラマ)
ルイゾッティ率いる伝説のホール・オペラ®を最高の歌手と共に
サントリーホールは2021年10月7日(木)18:30開演、9日(土)17:00開演 大ホールでホール・オペラ® ヴェルディ:ラ・トラヴィアータ(椿姫) (全三幕/イタリア語上演・日本語字幕付)を開催します。
サントリーホールならではの空間と音響を活かし音楽の中のドラマを最大限に楽しむオペラの表現形式として評価を確立したホール・オペラ®。今秋5年ぶりに『ラ・トラヴィアータ』を上演します。2004年から2010年までのホール・オペラ®を指揮し、数々の名演を残したニコラ・ルイゾッティは2018年まで10年以上に亘りサンフランシスコ・オペラの音楽監督を務め、今は主にメトロポリタン・オペラ、ミラノ・スカラ座、ウィーン国立歌劇場、テアトル・レアルなどで活躍。今回の来日直前もウィーン国立歌劇場で『ファルスタッフ』と『ラ・トラヴィアータ』を指揮、ムーティに続くイタリアの生んだ最高の指揮者の一人として、このオペラで満を持してサントリーホールに戻ってきます。
舞台映えする恵まれた長身と品のある艶やかな声を持ち、今、世界の歌劇場で圧倒的な存在感を放つ、チェコの新星、ズザンナ・マルコヴァ(ソプラノ)のヴィオレッタはまさに当たり役。2010年にホール・オペラ®『コジ・ファン・トゥッテ』のフェルランド役で日本デビューしたアルフレード役のフランチェスコ・デムーロ(テノール)は、イタリア人らしい天性のブリリアントなハイトーンの声とその情熱的な歌唱でヴェルディ・オペラには欠かせません。そしてゲルギエフやバレンボイムに抜擢され、ルイゾッティの信頼も厚いアルトゥール・ルチンスキー(バリトン)のジェルモン。今、世界の歌劇場で注目される最高の3傑がホール・オペラ®に揃います。
その他の配役には、サントリーホール オペラ・アカデミーやびわ湖ホール声楽アンサンブル等で研鑽を積み、世界に羽ばたいている日本人若手歌手を抜擢、オーケストラはかつてルイゾッティと共にホール・オペラ®の歴史を刻んだ東京交響楽団が務めます。演出の田口道子はイタリアをはじめ世界各地の歌劇場での豊富な経験を活かし、シンプルな舞台装置ながらも映像や照明を使って、登場人物の心情を細やかに描き出します。
[チケットのお申し込み・お問合せ] サントリーホールチケットセンター TEL 0570-55-0017(10:00~18:00(緊急事態宣言中10~16時)休館日を除く) サントリーホール・メンバーズ・クラブWEB http://suntoryhall.pia.jp/ [写真・資料のご請求、ご取材・お問合せ] サントリーホール 広報部 TEL 03-3505-1002 FAX 03-3505-1007 〒107-8403 東京都港区赤坂1-13-1 http://suntory.jp/HALL/ |
― 記 ―
ホール・オペラ®
ヴェルディ:ラ・トラヴィアータ(椿姫)
(全三幕/イタリア語上演・日本語字幕付)
Hall Opera®
Verdi : La traviata
(Opera in 3 acts / Sung in Italian with Japanese surtitles)
【日時】
2021年10月7日(木) 18:30開演(17:50開場)
2021年10月9日(土) 17:00開演(16:20開場)
【会場】サントリーホール 大ホール
【出演】
ヴィオレッタ:ズザンナ・マルコヴァ(ソプラノ)
Violetta Valéry: Zuzana Marková, Soprano
アルフレード:フランチェスコ・デムーロ(テノール)
Alfredo Germont: Francesco Demuro, Tenor
ジェルモン:アルトゥール・ルチンスキー(バリトン)
Giorgio Germont: Artur Ruciński, Baritone
フローラ(ヴィオレッタの友人):林 眞暎(メゾ・ソプラノ)
Flora Bervoix: Mae Hayashi, Mezzo-Soprano
アンニーナ(ヴィオレッタの小間使い):三戸はるな(ソプラノ)
Annina: Haruna Mito, Soprano
ガストン子爵(アルフレードの友人):小堀勇介(テノール)
Visconte Gastone: Yusuke Kobori, Tenor
ドゥフォール男爵(ヴィオレッタのパトロン):宮城島 康(バリトン)
Barone Douphol: Ko Miyagishima, Baritone
ドビニー侯爵(フローラの友人):的場正剛(バス)
Marchese D’Obigny: Masataka Matoba, Bass
医師グランヴィル:五島真澄(バス)
Dottor Grenvil: Masumi Goto, Bass
指揮:ニコラ・ルイゾッティ Nicola Luisotti, Conductor
管弦楽:東京交響楽団 Tokyo Symphony Orchestra
合唱:
サントリーホール オペラ・アカデミー&新国立劇場合唱団
Suntory Hall Opera Academy & New National Theatre Chorus
演出:田口道子 Michiko Taguchi, Director
舞台装置:大沢佐智子 Sachiko Osawa, Scene Design
照明:西田俊郎(ASG)Toshiro Nishida, Lighting
舞台監督:幸泉浩司 Koji Koizumi, Stage Director
【曲目】
ヴェルディ:『ラ・トラヴィアータ(椿姫)』(全三幕/イタリア語上演・日本語字幕付)
Giuseppe Verdi: La traviata (Opera in 3 Acts / Sung in Italian with Japanese surtitles)
【主催】サントリーホール
【特別協賛】大和ハウス工業株式会社
【後援】イタリア大使館/イタリア文化会館
【チケット料金】
S席28,000円 A席25,000円 B席21,000円 C席10,000円
※C席は、舞台の一部が装置で隠れる可能性があります。
【チケット発売】
サントリーホール・メンバーズ・クラブ先行発売 2021年7月3日(土)10時~7月17日(土)
一般発売 2021年7月18日(日)10時~
サントリーホール・メンバーズ・クラブWEB http://suntoryhall.pia.jp/(24時間受付)
※メンバーズ・クラブは要事前登録(会費無料・WEB会員は即日入会可)
サントリーホールチケットセンター 0570-55-0017(オペレーター対応 10:00~18:00
(緊急事態宣言中10:00~16:00)休館日を除く)
会員専用Pコード予約 0570-02-9595(音声自動応答、24時間受付)[Pコード:197-848]
窓口:10:00~18:00、休館日を除く(緊急事態宣言中10:00~16:00)
※18:00以降開演の公演がある場合は開演時刻まで営業いたします。
チケットぴあ t.pia.jp
イープラス eplus.jp
ローソンチケット l-tike.com
※新型コロナウイルス感染拡大防止の対応上、出演者等に変更がある場合がございますので、あらかじめご了承ください。チケットセンターの営業時間など最新情報は、ホームページでお知らせします。
※就学前のお子様の同伴・入場はご遠慮ください。
※都合により、内容が変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
公演の最新情報はホームページにて発表いたします。(URL=http://suntory.jp/HALL/)
【プロフィール】
■ヴィオレッタ:ズザンナ・マルコヴァ(ソプラノ) Violetta Valéry: Zuzana Marková, Soprano
チェコ、プラハ生まれのコロラトゥーラ・ソプラノ。プラハ音楽院で声楽、ピアノ、指揮を学んだ後、ボローニャのオペラ研修所で研鑽を積む。2003年頃からチェコの声楽コンクールで優勝するなど頭角を現し始め、16歳で早くもチェコのモラヴィア・シレジア国立劇場にソリストとしてデビュー。その後、チューリヒ歌劇場、ボリショイ歌劇場、パレルモ・マッシモ歌劇場、メトロポリタン歌劇場、マルセイユ歌劇場、ボローニャ市立劇場などにプリマドンナとして登場。今、世界中の歌劇場で引っ張りだこのディーヴァである。ドニゼッティ『ランメルモールのルチア』、ベッリーニ『清教徒』、『夢遊病の女』などベルカント・オペラを得意としているが、なかでも『ラ・トラヴィアータ』のヴィオレッタは「当たり役」として各地で高い評価を得ている。また、シャリーノ『アスペルン』、ヘンツェ『若い恋人たちへのエレジー』、トマス・アデスの室内オペラ『パウダー・ハー・フェイス』、マルコ・トゥティーノ『Senso』などの現代オペラのプロダクションにも起用されている。
■アルフレード:フランチェスコ・デムーロ(テノール) Alfredo Germont: Francesco Demuro, Tenor
イタリアのサルデーニャ島出身。2007年、パルマでの『ルイザ・ミラー』のオペラデビューで、評論家、聴衆から熱狂的な称賛を受け、国内外の歌劇場でのキャリアをスタート。パヴァロッティを彷彿とさせる、イタリア的ブリリアントな声とその情熱的な歌唱で、とりわけ『リゴレット』『シモン・ボッカネグラ』『愛の妙薬』『ラ・ボエーム』などヴェルディ、プッチーニを中心としたレパートリーには定評がある。その活躍は、アレーナ・ディ・ヴェローナ、ロイヤル・オペラ・ハウス、ベルリン国立歌劇場、メトロポリタン・オペラ、オペラ・バスティーユ、ウィーン国立歌劇場、テアトロ・レアルなど世界中にわたっている。サントリーホールでは、10年ホール・オペラ®『コジ・ファン・トゥッテ』フェルランド役で大成功を収め、11年「オペラ・ガラ」、13年には東日本大震災追悼公演ヴェルディ『レクイエム』に出演。
■ジェルモン:アルトゥール・ルチンスキー(バリトン) Giorgio Germont: Artur Ruciński, Baritone
ポーランド、ワルシャワ出身。2002年ポーランド国立歌劇場の『エフゲニー・オネーギン』タイトルロールでのデビューが、ゲルギエフの目にとまる。その後、10年にバレンボイムの招きでのベルリン国立歌劇場デビューをきっかけに、ブレゲンツ音楽祭、ハンブルク州立歌劇場、アレーナ・ディ・ヴェローナなど世界中の名だたる歌劇場や音楽祭が次々とオファー。12年にはイギリス、アメリカでもデビュー。14年には、フェニーチェ歌劇場、ペトレンコとのバイエルン州立歌劇場でのプロダクション、ロイヤル・オペラ・ハウス、ザルツブルク音楽祭、そしてミラノ・スカラ座デビューと続いた。最近では、オペラ・バスティーユでの『ドン・ジョヴァンニ』タイトルロール、メトロポリタン・オペラでの『蝶々夫人』シャープレス役、16/17シーズンの新国立歌劇場での『ランメルモールのルチア』エンリーコ役が記憶に新しい。オペラのスケジュールをぬって、ヘンデル『メサイア』、ペンデレツキ『ルカ受難曲』などコンサートへも頻繁に出演している。
■指揮:ニコラ・ルイゾッティ Nicola Luisotti, Conductor
イタリア、ヴィアレッジョ出身。イタリア音楽を色濃く表現できる指揮者として、特にヴェルディとプッチーニの指揮には定評があり、ウィーン国立歌劇場、ミラノ・スカラ座、ボローニャ歌劇場、メトロポリタン・オペラ、バイエルン州立歌劇場など世界中の歌劇場で高い評価を受けている。特にサンフランシスコ・オペラとの関わりは深く、2005年にデビューした後、09年から18年まで音楽監督を務め、その間ドイツ・オペラも含め40演目以上のオペラを指揮してきた。18年にはその功績により同劇場より芸術褒章を授章。現在は、テアトロ・レアルの首席客演指揮者を務める。オーケストラとのコンサートも数多く行っており、フィラデルフィア管、クリーヴランド管、フィルハーモニア管、ローマ・サンタ・チェチーリア国立管、マドリード響、パリ管、ベルリン・フィルなどと共演。サントリーホールのホール・オペラ®では、04年から10年まで毎年指揮を務め、ホール・オペラ®の音楽上の支柱となった。08~10年のモーツァルト「ダ・ポンテ3部作」プロダクションでは、チェンバロやハンマークラヴィーアの弾き振りを行い、多才ぶりを魅せた。
■フローラ(ヴィオレッタの友人):林 眞暎(メゾ・ソプラノ) Flora Bervoix: Mae Hayashi, Mezzo-Soprano
神奈川県横浜市出身。東京藝術大学音楽学部声楽科卒業(アカンサス音楽賞、同声会賞受賞)、同大学大学院修了。2015年サントリーホール オペラ・アカデミー アドバンスト・コース第1期修了。その後文化庁新進芸術家海外研修員としてイタリアに留学し、数多くの国内外コンクールに入賞。16年ヴィルトバート・ロッシーニ音楽祭にて若手歌手のためのアカデミー・オペラの選抜歌手に抜擢。同年4月にスペイン、7月にドイツにてヨーロッパデビューを果たし、ドイツのオペラ雑誌『オーペルンヴェルト』にて「出演者の中で並外れた才能を持った日本人歌手」と評された。現在、イタリア各地の歌劇場を中心にパーセルから新作オペラまで幅広いレパートリーで活躍。ミラノ在住。
■ガストン子爵(アルフレードの友人):小堀勇介(テノール) Visconte Gastone: Yusuke Kobori, Tenor
国立音楽大学声楽専修ならびに同大学院声楽専攻オペラ・コースを首席で修了。新国立劇場オペラ研修所修了。東京音楽コンクール第2位、日本音楽コンクール第1位など多数入賞。文化庁新進芸術家海外研修制度にて留学、アカデミア・ロッシニアーナおよびロッシーニ・オペラ・アカデミーを修了し、指揮者の故 A. ゼッダから薫陶を受ける。チロル祝祭歌劇場『アルジェのイタリア女』リンドーロ役でヨーロッパデビュー。帰国後はびわ湖ホール『連隊の娘』トニオ役、藤原歌劇団公演『ラ・チェネレントラ』ドン・ラミーロ役、日生劇場公演『愛の妙薬』ネモリーノ役などに出演。読響ベートーヴェン:「第九」や、ヴァチカン音楽祭モーツァルト:戴冠式ミサ曲、レクイエムのソリストも務める。日本ロッシーニ協会会員。
■アンニーナ(ヴィオレッタの小間使い):三戸はるな(ソプラノ) Annina: Haruna Mito, Soprano
国立音楽大学声楽専修卒業。東京藝術大学別科修了。二期会オペラ研修所第59期マスタークラス修了。サントリーホール オペラ・アカデミー プリマヴェーラ・コース第5期修了見込 。多摩フレッシュ音楽コンサート2016入選。第8回東京国際声楽コンクール入選。オペラでは、これまでに『ラ・ボエーム』ミミ役、『ルサルカ』外国の王女役、『フィガロの結婚』伯爵夫人役、『イル・トロヴァトーレ』レオノーラ役などを務める。2019年、サントリーホール オペラ・アカデミー公演『フィガロの結婚』ではマルチェッリーナ役を好演。二期会準会員。
■ドゥフォール男爵(ヴィオレッタのパトロン):宮城島 康(バリトン) Barone Douphol: Ko Miyagishima, Baritone
宮城県出身。国立音楽大学声楽専修、オペラ・ソリスト・コース、同大学院修了。声楽を高橋晶、山下浩司、黒田博に師事。『コジ・ファン・トゥッテ』グリエルモ役でデビュー後、『ラ・ボエーム』ショナール役、『愛の妙薬』ドゥルカマーラ役、『こうもり』フロッシュ役、『ヘンゼルとグレーテル』ペーター役、『ドン・ジョヴァンニ』マゼット役など多数のオペラやガラコンサートに出演、コミカルからシリアスまで表情豊かな演技には定評がある。二期会オペラ研修所マスタークラス修了、修了時に優秀賞を受賞。Chor stellaメンバーとしてBS-TBS「日本名曲アルバム」に出演中。びわ湖ホール声楽アンサンブル・ソロ登録メンバー。二期会会員。
■ドビニー侯爵(フローラの友人):的場正剛(バス) Marchese D’Obigny: Masataka Matoba, Bass
兵庫県出身。東京音楽大学大学院修了、同大学院奨学生としてサンタ・チェリーリア音楽院にて声楽を学ぶ。豊中音楽コンクール声楽部門第1位および最優秀賞受賞。平和堂財団芸術奨励賞受賞。オペラには『ドン・ジョヴァンニ』タイトルロール、『ラ・ボエーム』マルチェッロ役など、主要な役で出演。二期会オペラ研修所マスタークラス修了、修了時に奨励賞および優秀賞受賞。『アルチーナ』で二期会デビュー、二期会本公演『天国と地獄』マルス役などを務める。また「第九」などのソロでも高い評価を得る。びわ湖ホール声楽アンサンブル・ソロ登録メンバー。二期会会員。
■医師グランヴィル:五島真澄(バス) Dottor Grenvil: Masumi Goto, Bass
京都市立芸術大学音楽学部卒業、同大学大学院修士課程修了。その後渡露しモスクワ音楽院にて研鑽を積む。全日本学生音楽コンクール大阪大会第1位、宝塚ベガ音楽コンクール第3位、飯塚新人音楽コンクール第3位。青山音楽賞新人賞受賞。オペラでは、びわ湖ホールにて『フィガロの結婚』伯爵役、『ドン・キホーテ』サンチョ・パンサ役、『ヘンゼルとグレーテル』ペーター役、『ドン・ジョヴァンニ』タイトルロールなど、NHK音楽祭にて『エフゲニー・オネーギン』ザレーツキー&中隊長役に出演。ソリストとして佐渡裕指揮「第九」、秋山和慶指揮「第九」などのバス・ソロを務める。びわ湖ホール声楽アンサンブル・ソロ登録メンバー。
■東京交響楽団 Tokyo Symphony Orchestra
1946年創立。音楽監督にジョナサン・ノット、正指揮者に原田慶太楼を擁する。文部大臣賞、毎日芸術賞、サントリー音楽賞などを受賞。サントリーホールで定期演奏会を行うほか、川崎市、新潟市と提携し、定期演奏会やアウトリーチを展開している。サントリーホールとの共催による「こども定期演奏会」も注目されており、サマーフェスティバルでは毎年出演を重ね、高い評価を得ている。新国立劇場ではオペラ・バレエ公演を担当。海外公演も58都市78公演を行う。音楽・動画配信サービスをスタートするなどITへの取組みでもクラシック音楽界をリードしている。
■田口道子 Michiko Taguchi, Director
国立音楽大学声楽科およびミラノ・ヴェルディ音楽院卒業。メゾ・ソプラノ歌手として活動するとともに演出助手として世界各地の歌劇場で経験を積む。以後、再演演出家としてミラノ・スカラ座、ヴェローナ野外劇場、フィレンツェ五月音楽祭などイタリア各地のほかヴァレンシア、テル・アヴィヴでも活躍、新国立劇場では『トスカ』『トロヴァトーレ』『リゴレット』の再演演出を手掛ける。近年は演出家として活動し、サントリーホール オペラ・アカデミー公演では『セビリャの理髪師』『コジ・ファン・トゥッテ』『愛の妙薬』『ラ・ボエーム』『フィガロの結婚』を演出。訳書に『リッカルド・ムーティ自伝:はじめに音楽 それから言葉』『リッカルド・ムーティ、イタリアの心 ヴェルディを語る』(音楽之友社)。字幕翻訳も多数。
以上