諏訪内晶子 |
2016年 ストラディヴァリウス・コンサート より |
山田和樹 |
14名の名手とストラディヴァリウス14挺の華麗なる饗宴
指揮:山田和樹と東京交響楽団を迎えた、初のオーケストラコンサート
サントリーホールで開催するチャレンジド・チルドレンの音楽鑑賞を支援するチャリティ・コンサート
サントリーホールと日本音楽財団は、ストラディヴァリウス・コンサート 2020を2020年9月10日(木)に大ホールで開催します。
日本音楽財団よりストラディヴァリウスを貸与されている世界的な演奏家が出演するストラディヴァリウス・コンサート(英文表記:Encounter with Stradivari)は1998年から始まり、サントリーホールでは10名以上の世界的な演奏家が一堂に会する大規模な演奏会を2008年(日本音楽財団創立35周年記念)、2012年、2016年と開催し、今回で4回目を迎えます。指揮者に山田和樹を迎え、14名のヴィルトゥオーゾたちとオーケストラ(東京交響楽団)との初めての共演が実現します。このコンサートは質の高いクラシック音楽と名器の音色を披露し、音楽芸術の普及と振興を図るもので、入場料収入を開催地の福祉団体や芸術団体に寄付し、社会福祉や芸術振興に寄与しています。
今回は世界で6組のみ存在するストラディヴァリウスの弦楽四重奏セットの一つである「パガニーニ・クァルテット」を携え、新進気鋭の若手弦楽四重奏団としてヨーロッパで注目を集めているゴルトムント・クァルテットが登場します。諏訪内晶子が使用している「ドルフィン」は、かつてハイフェッツも愛用していたもので、世界三大ストラディヴァリウスの一つと言われるなど、それぞれの演奏家と楽器の間には様々なストーリーがあります。良い楽器は良い演奏家を育て、良い演奏家は良い楽器を育て、また『コンサートホールも楽器のひとつである』と表現する演奏家も多くいます。14挺のストラディヴァリウスと14名の名手による演奏は、サントリーホールの主催事業のひとつに相応しい豪華な饗宴となります。この東京公演のほかに、室内楽プログラムとして、福岡(9月6日(日)福岡シンフォニーホール)と大阪(9月8日(火)住友生命いずみホール)での公演が予定されています。
東京公演のチケット売上金の全ては、公益財団法人サントリー芸術財団サントリーホール、特定非営利活動法人マギーズ東京に寄付され、サントリーホールへの寄付金は2021年6月に開催を予定している、チャレンジド・チルドレンの音楽鑑賞を支援するためのコンサートに役立てられます。
[写真・資料のご請求、ご取材・お問合せ] サントリーホール 広報部 TEL03-3505-1002 FAX03-3505-1007 http://suntory.jp/HALL/ 公益財団法人 日本音楽財団 TEL03-6229-5566 FAX03-6229-5570 https://www.nmf.or.jp/ [チケットのお申し込み・お問合せ] サントリーホールチケットセンター TEL0570-55-0017 サントリーホール・メンバーズ・クラブWEB http://suntoryhall.pia.jp/ |
― 記 ―
ストラディヴァリウス・コンサート 2020
Encounter with Stradivari 2020
【日時】2020年9月10日(木)19:00開演(18:00開場)
【出演 / 使用楽器】
弦楽四重奏:
ゴルトムント・クァルテット Goldmund Quartet, String Quartet / ストラディヴァリウス「パガニーニ・クァルテット」
第1ヴァイオリン:フロリアン・シェッツ Florian Schötz, 1st Violin / 1727年製ヴァイオリン「パガニーニ」
第2ヴァイオリン:ピンカス・アット Pinchas Adt, 2nd Violin / 1680年製ヴァイオリン「パガニーニ」
ヴィオラ:クリストフ・ヴァンドーリ Christoph Vandory, Viola / 1731年製ヴィオラ「パガニーニ」
チェロ:ラファエル・パラトーレ Raphael Paratore, Cello / 1736年製チェロ「パガニーニ」
ヴァイオリン:
ヴェロニカ・エーベルレ Veronika Eberle, Violin / 1700年製ヴァイオリン「ドラゴネッティ」
キム・スーヤン Suyoen Kim, Violin / 1702年製ヴァイオリン「ロード・ニューランズ」
ベンジャミン・ベイルマン Benjamin Beilman, Violin / 1709年製ヴァイオリン「エングルマン」
スヴェトリン・ルセフ Svetlin Roussev, Violin / 1710年製ヴァイオリン「カンポセリーチェ」
諏訪内晶子 Akiko Suwanai, Violin / 1714年製ヴァイオリン「ドルフィン」
アラベラ・美歩・シュタインバッハー Arabella Miho Steinbacher, Violin / 1716年製ヴァイオリン「ブース」
イム・ジヨン Ji Young Lim, Violin / 1717年製ヴァイオリン「サセルノ」
レイ・チェン Ray Chen, Violin / 1735年製ヴァイオリン「サマズィユ」
有希・マヌエラ・ヤンケ Yuki Manuela Janke, Violin / 1736年製ヴァイオリン「ムンツ」
チェロ:パブロ・フェランデス Pablo Ferrández, Cello / 1696年製チェロ「ロード・アイレスフォード」
指揮:山田和樹 Kazuki Yamada, Conductor
東京交響楽団 Tokyo Symphony Orchestra
【曲目・演奏者】
ワックスマン:『カルメン幻想曲』 Franz Waxman: Carmen Fantasie
有希・マヌエラ・ヤンケ Yuki Manuela Janke
ヴュータン:『デュオ・ブリランテ』作品39 Henri Vieuxtemps: Duo brillant, Op. 39
レイ・チェン、パブロ・フェランデス Ray Chen, Pablo Ferrández
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリッチョーソ イ短調 作品28
Camille Saint-Saëns: Introduction and Rondo Capriccioso in A Minor, Op. 28
キム・スーヤン Suyoen Kim
ラヴェル:『ツィガーヌ』 Maurice Ravel: Tzigane
アラベラ・美歩・シュタインバッハー Arabella Miho Steinbacher
エルガー:『序奏とアレグロ』作品47 Edward Elgar: Introduction and Allegro, Op. 47(短縮版)
ゴルトムント・クァルテット Goldmund Quartet
サラサーテ:『ツィゴイネルワイゼン』作品20 Pablo de Sarasate: Zigeunerweisen, Op. 20
イム・ジヨン Ji Young Lim
イザイ:『友情』作品26 Eugène Ysaÿe: Amitié, Op. 26
諏訪内晶子、スヴェトリン・ルセフ Akiko Suwanai, Svetlin Roussev
サラサーテ:『ナバーラ』作品33 Pablo de Sarasate: Navarra, Op. 33
ヴェロニカ・エーベルレ、ベンジャミン・ベイルマン Veronika Eberle, Benjamin Beilman
【会場】サントリーホール 大ホール
【チケット料金】S10,000円 A8,000円 B7,000円 C4,000円(消費税込)
【主催】日本音楽財団、サントリーホール
【助成】日本財団
【協力】マギーズ東京
【後援】港区スポーツふれあい文化健康財団、NHK、朝日新聞社
【チケット発売】
サントリーホール・メンバーズ・クラブ先行発売 4月15日(水)10時~4月21日(火)
一般発売 4月22日(水)10時~
サントリーホール・メンバーズ・クラブWEB http://suntoryhall.pia.jp/(24時間受付)
※メンバーズ・クラブは要事前登録(会費無料・WEB会員は即日入会可)
※「緊急事態宣言」を受け、当面の間クレジットカード決済のみ
サントリーホールチケットセンター 0570-55-0017
※「緊急事態宣言」を受け、当面の間電話受付は休止します。
サントリーホール窓口
※「緊急事態宣言」を受け、当面の間窓口の営業を休止します。
※「緊急事態宣言」後の、チケットセンター(電話受付・窓口)の営業時間については、
サントリーホールホームぺージhttp://suntory.jp/HALL/で随時告知します。
チケットぴあ 0570-02-9999 [Pコード:180-226]
イープラス eplus.jp
ローソンチケット 0570-000-407 [Lコード: 35585]
※都合により、内容が変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
公演の最新情報はホームページにて発表いたします。(URL=http://suntory.jp/HALL/)
【プロフィール】
■弦楽四重奏:
ゴルトムント・クァルテット Goldmund Quartet, String Quartet / ストラディヴァリウス「パガニーニ・クァルテット」
2010年結成。新進気鋭の若手弦楽四重奏団としてヨーロッパで注目を集めている。ソフィア王妃高等音楽院にてアルバン・ベルク四重奏団のギュンター・ピヒラー、ベルリンにてアルテミス・カルテットに師事。18年ウィグモアホール国際弦楽四重奏コンクール第2位、同年メルボルン国際室内楽コンクールで優勝。また、新進気鋭の音楽家に贈られるヨーロッパ・コンサートホール協会(ECHO)の19/20年ライジング・スター、ドイツのユルゲン・ポント財団から20年の奨励金受賞者に選ばれた。
■ヴァイオリン:ヴェロニカ・エーベルレ Veronika Eberle, Violin / 1700年製ヴァイオリン「ドラゴネッティ」
1988年ドイツ南部ドナウヴェルトに生まれる。6歳からヴァイオリンを始め、ミュンヘンのリヒャルト・シュトラウス音楽院にてオルガ・ヴォイトヴァに師事した。2001年からミュンヘン音楽大学にてアナ・チュマチェンコのもと研鑽を積む。03年、マインツのイフラ・ニーマン国際コンクールにて優勝。16歳のとき、ザルツブルク・イースター音楽祭でサイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲で共演し、世界の注目を集めた。
■ヴァイオリン:キム・スーヤン Suyoen Kim, Violin / 1702年製ヴァイオリン「ロード・ニューランズ」
1987年ドイツ、ミュンスター生まれ。5歳でヴァイオリンを始め、デトモルト音楽大学ミュンスター校にてヘルゲ・スラートに師事した。その後、ミュンヘン音楽大学でアナ・チュマチェンコのもと2010年に修士課程修了。12年までクロンベルク・アカデミーにおいてさらなる研鑽を積んだ。18年より、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団の首席コンサートマスターを務めている。また、19年よりアルテミス・カルテットのメンバーとしても活動している。
■ヴァイオリン:ベンジャミン・ベイルマン Benjamin Beilman, Violin / 1709年製ヴァイオリン「エングルマン」
1989年生まれ。シカゴ音楽院を経て、カーティス音楽院にてアイダ・カヴァフィアンとパメラ・フランクに師事する。その後、クロンベルク・アカデミーにてクリスティアン・テツラフのもとでさらなる研鑽を積んだ。2010年モントリオール国際音楽コンクール、同年アメリカのヤング・コンサート・アーティスツ国際オーディションでの優勝を機に、数々の著名なオーケストラと共演するなど、ソリストとして国際的なキャリアをスタートさせた。
■ヴァイオリン:スヴェトリン・ルセフ Svetlin Roussev, Violin / 1710年製ヴァイオリン「カンポセリーチェ」
1976年ブルガリアのルセに生まれ、5歳から同市の音楽学校で音楽を学び始める。パリ国立高等音楽院でジェラール・プーレ、ドゥヴィ・エルリー、ジャン=ジャック・カントロフなどに師事。インディアナポリス、ロン=ティボーや、メルボルン国際室内楽コンクールなどで受賞したほか、2001年には第1回仙台国際音楽コンクールで優勝、あわせてバッハ賞、駐日フランス大使賞、聴衆賞も受賞した。現在、スイス・ロマンド管弦楽団のコンサートマスターとソフィア・フィルハーモニー管弦楽団の芸術監督兼アーティスト・イン・レジデンスを務める。
■ヴァイオリン:諏訪内晶子 Akiko Suwanai, Violin / 1714年製ヴァイオリン「ドルフィン」
東京都出身。江藤俊哉に学び、桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマ・コース修了。1990年に史上最年少でチャイコフスキー国際コンクールにて優勝。文化庁芸術家在外派遣研修生として91年からジュリアード音楽院でドロシー・ディレイ、チョーリャン・リンに師事し、同音楽院本科・修士課程修了。同時にコロンビア大学に学び、その後国立ベルリン芸術大学でウーヴェ゠マルティン・ハイベルグにも師事した。2012年より「国際音楽祭NIPPON」を企画制作し、同音楽祭の芸術監督を務めている。
■ヴァイオリン:アラベラ・美歩・シュタインバッハー Arabella Miho Steinbacher, Violin / 1716年製ヴァイオリン「ブース」
ドイツ人の父と日本人の母のもとミュンヘンに生まれる。3歳でヴァイオリンを学び始め、9歳でミュンヘン音楽大学のアナ・チュマチェンコの最年少の生徒となる。さらに、ヴァイオリンの巨匠イヴリー・ギトリスからも薫陶を受ける。2004年パリで、ネヴィル・マリナー指揮フランス放送フィルハーモニー管弦楽団との初共演で成功を収めたことを機に、ソリストとしてのキャリアをスタートさせた。これまでに数多くの録音をリリースし、二度エコー・クラシック賞を受賞している。
■ヴァイオリン:イム・ジヨン Ji Young Lim, Violin / 1717年製ヴァイオリン「サセルノ」
1995年ソウル生まれ。7歳でヴァイオリンを始め、韓国芸術総合学校(国立芸術大学)でキム・ナムユン教授に師事した後、ドイツのクロンベルク・アカデミーで研鑽を積む。2015年ベルギー・エリザベート王妃国際音楽コンクール、および13年ユーロアジア国際コンクールで優勝したほか、インディアナポリス国際ヴァイオリンコンクール、モントリオール国際音楽コンクール、ドイツ・リヒテンベルクのアンリ・マルトー国際ヴァイオリンコンクールなど、数々の国際コンクールに入賞。
■ヴァイオリン:レイ・チェン Ray Chen, Violin / 1735年製ヴァイオリン「サマズィユ」
1989年台湾生まれ、オーストラリア育ち。カーティス音楽院にてアーロン・ロザンドに師事した。2008年ユーディ・メニューイン国際コンクール、09年ベルギー・エリザベート王妃国際音楽コンクールにて優勝を飾る。12年から15年までは、ドルトムント・コンツェルトハウスのレジデントを務め、17/18シーズンは、ベルリン放送交響楽団の「アーティスト・フォーカス」の一人となった。デビューアルバム『ヴィルトゥオーゾ』は、エコー・クラシック賞を受賞した。
■ヴァイオリン:有希・マヌエラ・ヤンケ Yuki Manuela Janke, Violin / 1736年製ヴァイオリン「ムンツ」
1986年ミュンヘンにてドイツ人の父と日本人の母の音楽一家に生まれる。3歳でヴァイオリンを始め、ザルツブルク・モーツァルテウム大学においてイゴール・オジムのもとで研鑽を積む。2004年パガニーニ国際コンクールでは最高位と三つの副賞すべてを受賞、07年チャイコフスキー国際コンクールで第3位、同年のサラサーテ国際ヴァイオリンコンクール(スペイン)では優勝を果たした。12年から2年間、シュターツカペレ・ドレスデンのコンサートマスターを務め、15年からシュターツカペレ・ベルリンのコンサートマスターを務めている。
■チェロ:パブロ・フェランデス Pablo Ferrández, Cello / 1696年製チェロ「ロード・アイレスフォード」
1991年スペインのマドリードに生まれる。3歳で音楽家の両親から音楽を学び、マリア・デ・マセドおよびアシエル・ポロに師事する。マドリードのソフィア王妃高等音楽院でナタリア・シャコフスカヤに学び、その後、ドイツのクロンベルク・アカデミーでフランス・ヘルメルソンに師事した。2013年パウロ国際チェロコンクール、15年チャイコフスキー国際コンクール入賞のほか、新進気鋭の音楽家に贈られるICMA(国際クラシック音楽賞)の“Young Artist of the Year”(16)やヨーロッパ・コンサートホール協会(ECHO)の19/20年ライジング・スターに選ばれている。
■指揮:山田和樹 Kazuki Yamada, Conductor
2009年第51回ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝。ほどなくBBC交響楽団を指揮してヨーロッパ・デビュー。ドレスデン国立歌劇場管、パリ管、フィルハーモニア管、スイス・ロマンド管、ベルリン放送響などに定期的に客演するほか、アメリカ、オセアニアのオーケストラも指揮するなど、活動は世界各地におよぶ。現在、モンテカルロ・フィル芸術監督兼音楽監督、バーミンガム市交響楽団首席客演指揮者、日本フィル正指揮者、読響首席客演指揮者、東京混声合唱団音楽監督兼理事長を務めている。東京藝術大学指揮科で小林研一郎と松尾葉子に師事。
■東京交響楽団 Tokyo Symphony Orchestra
1946年、東宝交響楽団として創立。51年に東京交響楽団に改称し、現在に至る。現代音楽の初演などにより、文部大臣賞、毎日芸術賞、文化庁芸術作品賞、サントリー音楽賞、川崎市文化賞などを受賞。サントリーホール、ミューザ川崎シンフォニーホール、東京オペラシティ コンサートホールで主催公演を行うほか、行政と提携し、コンサートやアウトリーチも積極的に展開している。音楽監督にジョナサン・ノット、桂冠指揮者に秋山和慶、ユベール・スダーン、名誉客演指揮者に大友直人、特別客演指揮者に飯森範親を擁する。
以上